57話 『スイートデイズ』
朝、目が覚めるとベッドの横には生まれたままの姿をしたエルが居た。相変わらず人に抱き着いたまま幸せそうな顔をして寝ている。
昨日は...その...激しかった。
上手く出来るか不安もあったんだが、蓋を開けると呆気なかった。
だが、まさかエルに噛み癖があるとは知らなかったな。
まぁ、俺ならダメージも受けないからいいんだが、多分普通の人間だったら噛みちぎられていたんじゃないだろうか?首と肩に少しだけ違和感がある。でもまぁ、それでも甘噛みくらいにしか感じなかったから良かったし、別に嫌ではないからいいか。
にしても...めちゃくちゃ可愛かったな...
とりあえずその先の思考を放棄した俺は、エルの頭を軽く撫でてから軽くシャワーを浴び、服を着てから目覚めのコーヒーを飲むことにした。
「あー、なんか昔のドラマでこんなシーンがあった気がする。」
あれ?アニメだったか?
まぁ、元ネタなんて大した問題じゃないか。
ネタと言えば誰かが世界が変わって見えるだのって言ってたな。
そう思って外を見た。だが...
「...まぁ、なんてことは無い。ただの風景だな。」
まぁ、ここは異世界なので世界が変わって見えると言うのはあながち間違ってないのだが。
「さて、この後はどうするか。」
と言ってもエルを放置するのも悪いし、このままここにいるか。まぁ、実際は俺がエルの傍に居たいだけだがな。
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それからしばらくエルの寝顔を眺めていたら
「むぅ...」
エルが起きたようだ。
「起きたか?」
「...あと5分...」
「はぁ、仕方ないな。分かった。
飯を作ってくるからその間に起きろよ?」
「うむ...」
多分あれは起きないな。
さてと、今日の朝飯は何にするか...
と言うか朝飯を作るのも久しぶりだな。
ここの所はセアルに任せっきりだったし。
最後に飯を作ったのは水中遊具以来だな。
まぁ、それはさておき朝飯だ。
無難な和食もいいが...
そうだな。今日はエルの好物にしておこう。
と言っても...あいつは何でも食べるからなぁ...
うーむ、困ったな。
これが世の中の主婦の気持ちか...
まぁ、知らんけど。
とりあえずカレーにしよう。
と言っても朝から重たくないように野菜多めのスープカレーだがな。肉は鶏肉にしようか。
確かロックバードの肉があったよな。
よし、あとはルー何だが...生憎とスパイスの種類は分かるがその配合だのルーの作り方については分からない。仕方ないのでイメージ不足による魔力を大量消費して美味しいスープカレーのスパイスを創った。後は調理スキルの出番だな。
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ふむ、我ながらいい出来だと思う。
毒味、もとい試食をしてみたが、悪くない。
と言うかめちゃくちゃ美味しい。
こっちでスパイス系の植物を育てるとしよう。
さて、それじゃあエルを起こすか。
「おーいエル。起きたか?」
「う、うむ。起きたぞ。」
エルは少し顔を赤らめながらベッドから下りてそう言った。
「かわ...」
「ん?」
「あ、いや、なんでもない。」
危ない危ない...口から出る所だった。
「そうか?の、のぅ...主?」
「ん?」
「ん...」
と言ってエルは口を突き出してきた。
「あー、分かった。」
そして俺はエルと唇を重ねた。
「んっ...えへへ...」
何だこの生き物...めちゃくちゃ可愛い。
そこから先はお察しの通り...
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「...さて、そろそろ起きて飯食べるか?」
あれから1時間程経ってしまった。
カレーも温めないとな。
「うむっ!」
そして俺達は、2人で手を繋ぎ、歩き出した。
この日々が続くためならば、俺は何だって出来るだろう。
長い長い苦痛の終わりに俺は初めてそんな風に思えたんだ。
と言う訳で一旦ここで章の区切りとさせて頂きます。
中途半端な終わり方では無いか、本当にこの展開で良いのか。などと悩んだ結果、投稿が遅くなりました。申し訳ありませんm(_ _)m
ここからは余談なのですが
ポイントを貰えるのは非常に嬉しいのです。
ですが、個人的に感想を頂ける方がもっと嬉しいです。
これはあくまでも作者の性分なので、気分を悪くされた方には申し訳ありませんm(_ _)m
ですが、もしこの後書きを見てこの作品に少しでもいいなと思っていただけなら、ご感想をお願いします。
長くなってしまいましたが、これからもこの作品『異世界謳歌』をよろしくお願いしますm(_ _)m




