55話 『客観的に』
短めです。あ、あと活動報告を更新しました。
その後、エルは泣き疲れてそのまま寝てしまった。なので今は俺がエルを膝枕をしている。
それにしてもエルが泣くほど不安だったとは思わなかったな...
何だかんだ言って長生きをしているから精神的に強いと思っていた。だが、意外と見た目通りだったのかも知れない。
いや、ようやく終わった孤独がまた繰り返すと考えてしまったのかも知れない。
それは...正直俺には計り知れない物だろう。
だが、それでも辛いと言うことだけは分かる。
さてと、今夜か...
あれは...まぁ、アレだよな。そう言う意味だよな?
...捕まらないか...?あ、法律無い世界だった。
と言うか成人してるし。あっちでも一応合法だよな。
まぁ、そんなものはどうでもいい。
問題は...俺だろう。
悲しい事に経験は無い。と言うかクラスから浮いてるようなやつにそんな経験ある訳無いだろう。
それに、最近...と言うかここ2年ほど...
その...欲が...無い。
いや、多分あるにはあるんだが、我慢出来る。
出来てしまう。
常人には耐え難いであろう2年の耐久を特に意識せずに楽々とこなしてしまった。
と言う事はだ。俺...もしかして枯れてね?
まずい、これは非常にまずい。
あ、でも前の風呂の時とかエルが積極的な時とかはアレだったし...って
もしかして俺...ロリコンか?
い、いや、そんな筈は無い。と思う。
でも高校の時から結構守備範囲が広かったしな...
...この話は止めておこう。
そんな事より、この後はどうするか。
エルは人の膝の上で寝てるから動かす訳には行かないし、今日はこのままここに居るか。
でも暇だな。何か創るか。
んー、と言っても今必要な物って大抵創ったしなぁ。衣食住だったら衣の服は魔法で好きに創れる。食はセアルとかカオルとかが何か色々と魔物の素材だの森の植物だので改善しながら頑張ってるらしい。住は家。これはまぁ、言わずとも足りてるよな。
じゃあ足りない物って他には何かあるか?
娯楽施設...温泉、水上アスレチック、水中車、スポーツセンターとこんなものか。
うーむ、少ないな。なら後は遊園地に映画館とゲームセンターでも創るか。あ、ちびっ子達のために公園も必要だな。
でもこれって手元で創れないよな。
あ、なら小さなモデルでも創ってみるか。
これなら後から設計で悩まないで済むから楽になるだろう。
決してエルの話を聞いて落ち着かないからものづくりで気を紛らわせようとしている訳では無い。
そんな事をして時間を潰していった。
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それからしばらくものづくりに耽っていた。
すると
「もうこんな時間か...」
時計を見るともう5時30分になっていた。
エルはまだ寝ている。
あと30分程で飯の時間だが、特にする事もないのでエルの頭を撫で回していた。ちなみにセクハラはしていない。
にしても、本当に軽いよな...
もう結構な時間が経っているのだが、全く足が痺れない。
もしかして、ステータスも関係ある...のか?
俺としては関係ないと思いたいが。
そんな事を考えていたからだろうか。
「うぅん...」
エルの目が覚めたみたいだな。
「あー、起きたか?」
「う、うむ...」
顔が赤いな。もしかして照れてるのか?
止めてくれ、こっちまで恥ずかしくなってくる。
でも可愛いな、ちくしょう。
「とりあえず、飯食うか?」
「う、うむ...」
その後、セアルに生暖かい目で見られながら食事を取った。ちなみに今夜は何故か精のつくものばかりで冷や汗が出た。
いつの間にセアルにバレたんだ...?
あ、もしかしてエルが泣いていた時か?
何か少しだけ扉が開いていたよな。
そんな感じで色々と考えてしまった俺は味を楽しめる余裕が無かった。
「今夜はカオルさんの所でお泊まり会をしてきますね。」
とニコニコしながらセアルに言われた。
まずいな、いよいよ逃げ道を封じられた。
作品のポイントも欲しいけど、それ以上に感想が欲しい...。




