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プロローグ

 一週間が六日だったら。


 起源は、旧約聖書で神様が六日で世界を創り、七日目に休んだからだっていうけれど。神様がもうひと踏ん張りして五日で世界を創ってくれていたら、一週間は六日だったのか。

 

 二日働いて一日休む。

 それを一週間に二回繰り返す。

 それで一か月に五週で一か月は三十日。あとは月ごとに微修正すれば一年は変わらず365日。五日働いて二日休みは働きすぎだろう。働いて働いて働いていくのは政治家だけでいい。


 アラサーにもなってバカげたことをと自嘲して、月明かりの下、田舎道を歩いていく。桜はもう散ってしまって、アスファルトの上にわずかに花びらが残すのみとなっていた。


 遠くに築五十年にはなる我が家から灯が見えた。あの灯の元で、七人の妹たちが帰りを待っている。


 俺は玄関のガラス戸に手をかけ、ゆっくりと引いた。ガラガラと音が響く。


「ただいま」


「おにーちゃん! お帰りなさい!」

「兄さん、お仕事お疲れ様です」

「お腹空かせて待ってたんやでー!」


 たちまち妹たちのにぎやかな声が出迎えた。

 

 月、火、水、木、金、土、日――。


 もし、一週間が六日だったら、どの曜日が無くなるのだろう。

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