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僕の下着革命は友達が少ない  作者: 常陸之介寛浩


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第10章: 俺の部活が美人アラサー先生に怒られて勝負下着を作ることになるなんて!

 学園祭準備中に先生登場

 学園祭まであと数日。俺、佐藤悠斗は部室で下着改革部のメンバーたちと試作品の展示準備を進めていた。部室は校舎の裏手にあるボロいプレハブ小屋で、埃っぽい匂いとカビ臭さが鼻をつく。部室の中は古い机と椅子が雑然と置かれ、窓の近くのカーテンからはカビ臭い匂いが漂ってくる。マネキンに履かせた試作品(白いコットン生地にピンクのフリルとレースがたっぷりの下着)が部室の中央に置かれ、ディスプレイ用の看板「下着改革部~快適さと可愛さの融合~」が壁に貼られている。

 俺は平凡な高校生そのもの。黒髪短髪で、顔立ちも特に目立つところはない。身長は平均的で、制服の白シャツと紺ズボンが地味な印象。肌は少し日に焼けた健康的な色合いで、部活で走り回ったせいか、腕にはうっすら筋肉のラインと汗のツヤが見える。実家は茨城の田舎にある豪商・佐藤家の本宅で、裕福な家庭に育ったが、田舎すぎて通学が大変だった。そのため両親が水戸市にマンションを建ててくれ、俺と妹の彩花はそこで二人暮らしだ。部室の暑さで汗ばみ、俺の汗臭い匂いが部室の埃っぽさと混ざる。

 麗華がディスプレイの位置を調整している。彼女の黒髪ロングは高いポニーテールにまとめられ、風紀委員長らしい凛とした雰囲気が漂っている。制服の紺ブレザーをピシッと着こなし、肌は白く、陶器のように滑らかで、頬にはほんのり自然な赤みが差している。彼女のフローラル系のシャンプーの香りが、部室の埃っぽい匂いと混ざり合う。

「佐藤! 看板の位置がズレている! もっと右に寄せろ!」

「麗華、細かすぎだろ! これで十分だろ!」

 愛梨がニヤニヤしながら絡む。愛梨は金髪をゆるく巻いたロングヘアで、ギャルらしい派手なメイクが特徴。制服のスカートは校則ギリギリの短さで、ネイルやアクセサリーがキラキラしてる。肌は軽く日焼けした小麦色で、ギャル特有のツヤ感がある。首筋には汗が光り、彼女のバニラ系の香水が部室に甘い空気を漂わせる。

「ねえ、佐藤、この試作品、めっちゃ可愛いね! あたし、ノーパンだけど、学園祭でこれ履いて展示してもいいよ?」

「ノーパンって言うな! てか、愛梨、マネキンに履かせてるんだから、お前が履く必要ねえだろ!」

 美咲がそっと言う。美咲は肩まで伸びる黒髪に、優しい雰囲気の癒し系。セーラー服の赤いスカーフが清楚さを引き立てる。肌は色白で、柔らかそうな質感。頬にはほんのりピンクが差していて、彼女の石鹸の清潔な匂いが部室の埃っぽさを和らげる。

「悠斗くん……この試作品、学園祭で展示するの、ちょっと恥ずかしいけど……みんなに見てもらえるなら、頑張れるよ……」

「美咲、ありがとう。俺も、ちょっと恥ずかしいけど、頑張るよ」

 冥が静かに呟く。彼女は黒いロングヘアを無造作に下ろし、暗い目つきが印象的。制服はダメージ加工されたデザインで、袖口や裾が不規則に裂け、ボタンがいくつか取れている。肌は病的なまでに白く、血の気が引いたような質感。目の下にはうっすらクマがあり、彼女のインクと金属臭が微かに漂う。

「……学園祭……。私のパンツを盗んだ犯人がそこにいるなら……切り刻む……」

「冥、落ち着け! 犯人探しはちゃんとやるから! 今日は学園祭の準備に集中してくれ」

 その時、部室のドアがガチャリと開いた。そこに現れたのは、担任で家庭科担当の美人アラサー先生、藤原彩乃ふじわらあやのだ。藤原先生は30代前半で、ショートカットの黒髪に知的な眼鏡が似合う美人。今日は白いブラウスとタイトな黒のスカートで、スタイルの良さが際立っている。肌は白く、滑らかで、大人の女性らしい艶やかさがある。彼女が近づくと、ほのかにローズ系の香水の華やかな匂いが漂ってくる。先生は部室に入るなり、マネキンに履かせた試作品を見て顔をしかめた。

「佐藤くん! これは何!? 下着を部室で展示するなんて、校則違反もいいところよ!」

「うわっ、藤原先生! これは、その、学園祭の展示用で……」

 麗華が慌てて説明する。

「藤原先生! 私は風紀委員長の神崎麗華です! これは下着改革部の活動の一環で、学園の下着ルールを改革するための試作品です! 風紀を守るためのものです!」

「風紀を守る!? 下着をマネキンに履かせて展示するなんて、風紀が乱れるわ! あなたたち、すぐに片付けなさい!」

 愛梨がニヤニヤしながら絡む。

「ねえ、先生、めっちゃ可愛い下着ですよね? あたし、ノーパンだけど、先生も履いてみたらどうですか?」

「ノーパンって言うな! てか、愛梨、先生に絡むな!」

 藤原先生が顔を真っ赤にして愛梨を睨む。

「ノーパン!? あなた、校則違反よ! 即刻パンツを履きなさい! 佐藤くん、あなたが部長なの!? 責任を取りなさい!」

「俺、部長じゃねえです! 麗華が部長です! 俺、下僕です!」

「下僕!? 何を言ってるの! とにかく、この下着を片付けなさい!」

 美人アラサー先生の依頼

 先生が怒りを抑えながら試作品を手に持つ。彼女の白い肌が、部室の薄暗い照明でほんのり輝いて見える。ローズ系の香水が、部室の埃っぽい匂いと混ざり合い、妙な緊張感を作り出す。先生が試作品をじっと見つめ、しばらく黙った後、急に声を潜めて言う。

「……でも、この試作品、デザインは悪くないわね。フリルとレースの使い方が可愛い……。実は、私、ちょっとお願いがあるの」

「お願い? 何ですか、先生?」

 先生が顔を赤らめながら、恥ずかしそうに言う。

「私、来週、久しぶりにデートに行くのよ。相手は大学の先輩で、最近再会して……。その、勝負下着が欲しいの。エッチな感じの、オリジナルデザインで作ってくれないかしら?」

「……は? 勝負下着!? エッチな感じ!? 先生、何言ってるんですか!?」

 麗華が目を丸くして叫ぶ。

「藤原先生! 風紀委員長として、そんな依頼は認められません! エッチな下着なんて、風紀が乱れます!」

 愛梨がニヤニヤしながら絡む。

「ねえ、先生、エッチな勝負下着って最高ですね! あたし、ノーパンだけど、先生のために作るの賛成だよ? ねえ、佐藤、どう思う?」

「ノーパンって言うな! てか、愛梨、賛成とか言うな! 先生、俺たち高校生ですよ! そんな依頼、無理です!」

 美咲が恥ずかしそうに言う。

「う、うぅ……先生、エッチな下着って、私、恥ずかしいけど……先生が喜んでくれるなら、頑張れるかも……」

「美咲、無理しなくていいぞ! 先生、俺たちにそんなの作れるわけないですよ!」

 冥が静かに呟く。

「……エッチな勝負下着……。私のパンツを盗んだ犯人がこんなものを……切り刻む……」

「冥、落ち着け! 犯人探しはちゃんとやるから!」

 藤原先生が顔を赤らめながら続ける。

「お願い、佐藤くん。あなたたちの試作品、デザインが本当に素敵なのよ。私、こういう可愛い下着、なかなか見つけられなくて……。エッチな感じで、でも上品なデザインでお願い。学園祭の展示は許可するから、その代わりに作ってくれないかしら?」

「先生、そんな交換条件出されても……」

 麗華が渋々言う。

「ふむ、藤原先生がそこまで言うなら、風紀委員長として許可しよう。だが、エッチな下着は風紀が乱れる! 上品さを保つデザインにしろ!」

 勝負下着作りとドタバタ

 俺たちは渋々、先生の依頼を引き受けることになった。部室で勝負下着のデザインを考える。麗華が「上品さを保つために、黒のレースを使う!」と提案し、美咲が「透け感のある素材で、でも上品に仕上げられるように頑張るね……」と裁縫を始める。俺は「俺、裁縫できないから、素材選び手伝うだけだぞ」とサポートに回る。

 愛梨が試作品の黒いレースを手に持つ。彼女の小麦色の肌が、黒いレースと対照的で、ギャルっぽさが際立つ。彼女のバニラ系の香水が、部室の埃っぽい匂いと混ざり合う。

「ねえ、佐藤、この黒いレース、めっちゃセクシーだね! あたし、ノーパンだけど、先生のために試着してみようかな?」

「ノーパンって言うな! てか、愛梨、試着やめてくれ! 先生に渡すんだから!」

 美咲がレースを裁断しながら、恥ずかしそうに言う。

「う、うぅ……エッチな下着って、初めて作るから、恥ずかしいけど……先生が喜んでくれるなら、頑張るね……」

「美咲、無理しなくていいぞ。俺も、デザイン考えるの手伝うから」

 数時間後、試作品が完成した。黒いレースをベースに、透け感のある素材で仕上げた上品でエッチな勝負下着だ。麗華が満足そうに頷く。

「ふむ、素晴らしい出来だ! 風紀委員長として、この試作品を認めよう! 藤原先生に渡そう!」

 先生が試作品を受け取り、顔を赤らめながら言う。

「ありがとう、佐藤くん、みんな。素敵なデザインね。学園祭の展示、許可するわ。楽しんでね」

 愛梨がニヤニヤしながら言う。

「ねえ、先生、この勝負下着でデート楽しんでくださいね! あたし、ノーパンだけど、先生のデート応援してるよ?」

「ノーパンって言うな! てか、愛梨、先生に絡むな!」

 先生が顔を真っ赤にして部室を出ていく。俺たちは学園祭の準備を再開するが、先生の依頼で作った勝負下着のことが頭から離れない。部室の埃っぽい匂い、愛梨のバニラ系の香水、麗華のフローラルな香水、美咲の石鹸の匂い、冥のインクと金属臭が混ざり合い、頭がクラクラしてくる。

「俺の青春、これでいいのか? ……いや、意外と悪くないな」



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