第9章: 俺の学園祭が試作品と部活メンバーで大混乱になるなんて!
学園に戻り、学園祭の準備
水戸のマンションで試作品作りを終えた翌週、俺、佐藤悠斗は再び学園での部活活動に戻っていた。学園は水戸市内にある普通の公立高校で、校舎は少し古びているが、校庭は広く、秋の陽光がグラウンドを明るく照らしている。校舎の廊下からは、教室で騒ぐ生徒たちの声と、体育館から聞こえる運動部の掛け声が響いてくる。廊下の床からはほのかにワックスの匂いが漂い、秋の風が運ぶ草の香りと混ざり合う。
俺は平凡な高校生そのもの。黒髪短髪で、顔立ちも特に目立つところはない。身長は平均的で、制服の白シャツと紺ズボンが地味な印象。肌は少し日に焼けた健康的な色合いで、部活で走り回ったせいか、腕にはうっすら筋肉のラインと汗のツヤが見える。実家は茨城の田舎にある豪商・佐藤家の本宅で、裕福な家庭に育ったが、田舎すぎて通学が大変だった。そのため両親が水戸市にマンションを建ててくれ、俺と妹の彩花はそこで二人暮らしだ。
放課後、俺は部室に向かう。部室は校舎の裏手にあるボロいプレハブ小屋で、ドアを開けた瞬間、埃っぽい匂いとカビ臭さが鼻をつく。部室の中は古い机と椅子が雑然と置かれ、窓の近くのカーテンからはカビ臭い匂いが漂ってくる。部室に入ると、すでに麗華が仁王立ちで待っていた。彼女の黒髪ロングは高いポニーテールにまとめられ、風紀委員長らしい凛とした雰囲気が漂っている。制服の紺ブレザーをピシッと着こなし、肌は白く、陶器のように滑らかで、頬にはほんのり自然な赤みが差している。彼女のフローラル系のシャンプーの香りが、部室の埃っぽい匂いと混ざり合う。
「佐藤! 遅いぞ! 風紀委員長である私が時間通りに来たのに、遅刻するとは何事だ!」
「いや、時間通りだろ! てか、麗華、いつもより早く来すぎだろ……」
麗華がムッとした顔で俺を睨む。彼女の白い肌が、部室の薄暗い照明でほんのり輝いて見える。そこへ、愛梨がニヤニヤしながら入ってきた。愛梨は金髪をゆるく巻いたロングヘアで、ギャルらしい派手なメイクが特徴。制服のスカートは校則ギリギリの短さで、ネイルやアクセサリーがキラキラしてる。肌は軽く日焼けした小麦色で、ギャル特有のツヤ感がある。首筋には汗が光り、彼女のバニラ系の香水が部室に甘い空気を漂わせる。
「ねえ、麗華ちゃん、佐藤って遅刻魔だよね。あたし、ノーパンだけど、時間通りに来たよ? ねえ、佐藤、偉いよね?」
「ノーパンって言うな! てか、愛梨、普通にパンツ履いてこいよ!」
美咲が恥ずかしそうに入ってくる。美咲は肩まで伸びる黒髪に、優しい雰囲気の癒し系。セーラー服の赤いスカーフが清楚さを引き立てる。肌は色白で、柔らかそうな質感。頬にはほんのりピンクが差していて、彼女の石鹸の清潔な匂いが部室の埃っぽさを和らげる。
「悠斗くん、こんにちは……。今日、学園祭の準備するんだよね。私、頑張るね……」
「美咲、よろしくな。学園祭、楽しみだな」
最後に冥が静かに入ってくる。彼女は黒いロングヘアを無造作に下ろし、暗い目つきが印象的。制服はダメージ加工されたデザインで、袖口や裾が不規則に裂け、ボタンがいくつか取れている。肌は病的なまでに白く、血の気が引いたような質感。目の下にはうっすらクマがあり、彼女のインクと金属臭が微かに漂う。
「……学園祭……。私のパンツを盗んだ犯人がそこにいるなら……切り刻む……」
「冥、落ち着け! 犯人探しはちゃんとやるから! 今日は学園祭の準備だぞ」
彩花は今日は部活に来ていない。彼女は中学生なので、学園祭には参加しないが、「お兄ちゃん、学園祭楽しそう! 彩花も行きたい!」と朝から騒いでいた。俺は「彩花、学園祭が終わったら、写真見せるからな」と約束して学校に来た。
学園祭に向けての試作品展示準備
麗華が部室の机に資料をドンと置く。資料からは紙の匂いとインクの香りがふわっと漂ってくる。彼女が真剣な顔で言う。
「学園祭まであと1週間だ! 下着改革部のブースを出すために、試作品を展示する準備を進める! 前回の試作品(フリルとレースの下着)を改良し、展示用のディスプレイも作る!」
「学園祭で試作品展示って何だよ! めっちゃ恥ずかしいだろ!」
「ふむ、確かに恥ずかしいかもしれないが、下着改革の意義を学園全体に広めるためには必要なことだ! 風紀委員長として、学園の下着ルールを改革する第一歩だ!」
「麗華、風紀委員長がそんなこと言っていいのか!? 試作品、どうやって展示するんだよ!」
「マネキンに履かせて展示する! ディスプレイには『下着改革部~快適さと可愛さの融合~』と書かれた看板を掲げる!」
愛梨がニヤニヤしながら絡む。
「ねえ、麗華ちゃん、マネキンに履かせるって可愛いね! あたし、ノーパンだけど、試作品履いて展示してもいいよ? ねえ、佐藤、どう思う?」
「ノーパンって言うな! てか、愛梨、マネキンに履かせるんだから、お前が履く必要ねえだろ!」
「ふーん、でもさ、佐藤、あたしがノーパンなの見て、顔赤くしてたよね? あたしが履いた方が、みんな注目すると思うよ?」
「注目とか関係ねえ! ちゃんとマネキンに履かせろ!」
美咲がそっと言う。
「悠斗くん……マネキンに履かせるなら、試作品をもう少し可愛く飾り付けようよ。リボンとか付けたら、もっと目立つかも……」
「美咲、いいアイデアだな。リボンなら、彩花の部屋に余ってるのがあるから、明日持ってくるよ」
冥が静かに呟く。
「……リボン……。私のパンツを盗んだ犯人がこんなものを……切り刻む……」
「冥、落ち着け! 犯人探しはちゃんとやるから! 今日はディスプレイの準備に集中してくれ」
俺たちは部室でディスプレイの準備を始める。麗華が看板用の画用紙に「下着改革部~快適さと可愛さの融合~」とマジックで書き、インクの匂いが部室に漂う。美咲が試作品に小さなリボンを縫い付け、布の洗剤の匂いがほのかに漂ってくる。愛梨は「ノーパンだから履くの簡単だよ!」と試作品を手に持つが、俺が「履くな!」と止める。冥はハサミを手に持ったまま、じっと俺たちを見つめる。
試作品展示の準備とドタバタ
試作品をマネキンに履かせる作業が始まった。マネキンは部室の隅に置いてあった古いもので、プラスチックの匂いが微かに漂う。美咲が丁寧に試作品をマネキンに履かせ、リボンを調整する。試作品は白いコットン生地にピンクのフリルとレースがたっぷりあしらわれた可愛いデザインで、マネキンに履かせると確かに目立つ。
麗華が満足そうに頷く。
「ふむ、素晴らしい出来だ! 学園祭でこのディスプレイを展示すれば、下着改革部の意義が広まる! だが、問題は耐久性だ! 美咲、試作品を引っ張って耐久性を試してみろ!」
「耐久性って何だよ! 麗華、普通に展示すればいいだろ!」
「黙れ、佐藤! 風紀を守るためには、耐久性の検証が必要だ!」
美咲が試作品のフリルをそっと引っ張るが、力加減を間違えたのか、フリルがビリッと破れてしまった。
「う、うぅ……ごめんね、悠斗くん……。フリル、破れちゃった……」
「美咲、大丈夫だ! 俺が直すから! 麗華、検証とかやめてくれ!」
愛梨がニヤニヤしながら言う。
「ねえ、佐藤、フリル破れたなら、あたしが履いて展示するよ? あたし、ノーパンだから、フリルなくてもセクシーだと思うよ?」
「ノーパンって言うな! てか、愛梨、履くな! マネキンに履かせるんだ!」
麗華が顔を真っ赤にして叫ぶ。
「風紀が乱れる! 美咲、すぐに直せ! 佐藤、なんとかしろ!」
「なんとかって何だよ! 俺にどうしろって言うんだ!」
冥がハサミを手に持つ。
「……フリルが破れた……。私のパンツを盗んだ犯人がこんなものを……切り刻む……!」
「冥も落ち着け! 犯人探しはちゃんとやるから!」
部室は一瞬にしてカオスに。美咲が試作品のフリルを直そうと裁縫道具を取り出し、愛梨が「ノーパンだから履くの簡単だよ!」と試作品を手に持つ。麗華は「風紀が乱れる!」と叫び、冥はハサミを振り回す。俺は汗だくになりながら、なんとか試作品を直そうと美咲を手伝う。部室の埃っぽい匂い、愛梨のバニラ系の香水、麗華のフローラルな香水、美咲の石鹸の匂い、冥のインクと金属臭が混ざり合い、頭がクラクラしてくる。
ドタバタの後の絆
試作品のフリルを直し、なんとかマネキンに履かせ直した。美咲が「これで大丈夫かな……」と優しく微笑む。麗華は「風紀は乱れたが、試作品の展示準備は整ったな」と満足そう。愛梨は「あたし、ノーパンだけど、学園祭楽しみだよ!」とニヤニヤ。冥は「犯人探し、期待してるからな……」と少しだけ心を開く。
俺は思う。確かにこの部活、カオスすぎるけど、こんなドタバタの中で笑い合える仲間ができたのは、青春って呼べるんじゃないか? ノーパンギャル、闇落ちヒロイン、完璧主義風紀委員長、癒し系幼馴染……。こんな変な仲間たちと学園祭の準備をする時間、悪くない。
「俺の青春、これでいいのか? ……いや、意外と悪くないな」




