平穏
彩葉 … 気比 彩葉 2年1組 バスケ部
仁保 … 仁保 吉継 2年1組 コンピュータ好き 帰宅部
千里 … 松原 千里 2年1組 アニメ好き
和歌 … 野坂 和歌子 2年1組 芸能人好き
京 … 京 東洋 2年4組 奥山の友達
瀬津 … 瀬津 若葉 2年2組生徒 ソフト部
(19)平穏
三中殺人事件が、久しぶりにニュースを騒がせていた。
解決したと思っていた事件が、実はまったく違った結末だったのだから。
京は、本人は手を下していなかったが、教師を脅し、2件の殺人を犯させていたのだ。少年といえど重大犯罪だった。刑罰は今後の裁判で明らかになるだろう。
ようやく敦賀第三中学校に平穏が戻った。
「ねぇ、聞いた?」
彩葉が新しい情報を聞いてきたようだ。
「私も聞いた~。」
千里も聞いてきたようだ。
「えっ? 何、何~?」
和歌も相変わらず興味津々だ。
「新幹線がカッコいいって話?」
オレも一応乗ってみた。
「えっ、何? 新幹線? ちがうわよ。若葉ちゃんのことよ。」
「2組の?」
「そ、ソフト部の。」
「あぁ、瀬津さんね。どうした?」
「別れたんだって!」
「え~~っ!」
「だって、この間付き合ったばっかじゃ~ん!」
「何があったの?」
「それがね…。」
「ふんふん…。」
この3人の日常は相変わらずだ…。
「何よ? 相変わらずって?!」
あ~、また心の声がもれてた~。
オレは、窓から外を眺めた。
開通を待つ北陸新幹線敦賀駅の羽を広げたような駅舎が、朝の光に照らされ遠目に見えていた。開通は来年だったっけ…。
オレは大きく息を吐いた。
オレ達は中学3年生になっていた。
初めて小説を書いてみました
たくさんご覧いただきありがとうございました




