↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転移ママの異世界奮闘記  作者: 平館 あや
第5章 『冒険者活動』
37/298

【間話】獣人 とは

一旦、この世界の獣人がどんなものか触れておきます。

森の手前で野営をすることになった。


「森の中は死角が多い。森か平原か選べるなら、出来るだけ周りを見渡せて逃げやすい平原が良い。」

「見渡しが良いと逆に見つかりやすいんじゃないの?」

「魔物は嗅覚も敏感だし、夜目もきく。森の中でも探索力は人間の数段上だ。向こうが見えていて、こっちが見つけられない可能性の方が高い。」

「まぁ私達は獣人だから、ブルースは臭いに敏感だし、私は夜目もきくけどね。」


獣人、便利だ。



夕食は昼にとった牡丹肉のグリルだ。

もちろんファイアーウルフが出るのも覚悟の上で。だ。


テントとは離れた場所で肉を焼き、

ファイアーウルフを倒しながらご飯を食べる。

デンジャーなバーベキュー。


ちなみに食事中の討伐はブルースの担当らしい。

ブルースはバーベキューが終わるまでに弓で5匹のファイアーウルフを倒していた。

このパーティのブルースのポジションが今日だけで良く分かった。


ーーーー


ほぼ初対面の獣人夫婦のララとブルース。

夕食後、2人に、獣人について聞いてみた。


「獣の耳と尻尾があって少し毛深い。」

「まんまね。他は?」

「んー、獣人は、人より身体能力が高いわよ。大半の獣人は人より速く走れるわ。」


「ほう。ララは夜目が効くし、ブルースは鼻が良いんだっけ?」

「ブルースは特にって意味ね。大半の獣人は人より臭いに敏感よ。」

「なんだか、獣人って良いことずくめね。」

「いや、鼻に関しては良いことでは無いかもしれねぇな。」

「そうなの?」

「結構キツイのよ。ゴブリンの臭いとか。いくら沢山いて、お金になるとしても、私たちはあいつらだけは絶対狙わないわ。」

「臭いといえば、商業区の飲食店でも結構臭いのキツイ店あるよな。」

「ええ。あと、庭でハーブとか育ててる家とか、怒鳴り込みたくなるわ。」

「結構大変なのね、、」


家を建てても、育てる植物には気をつけよう。


「動物と会話できたりは?」

「会話はできないが、多少の意思疎通はできるぞ。」

「言葉の無い念話みたいなものね。触れて気持ちを感じるのよ。」


「じゃあ、その動物とか魔物を倒すことに抵抗は?」

「無いわね。」

「無いな。これも生きるためだ。遠慮してたら野菜しか食えない。ただ、いつも感謝はしてるぞ。俺たちを生かしてくれてありがとうってな。」

「なるほど。大事なことね。」



「あ、そうだ。ブルースはサモンドの子孫よ。」

「「「えーーーーー!???」」」


さらっとぶっちゃけられた。

エマもアルクも知らなかったらしい。


「ああ。千年以上も前の話だが、獣人からサモンドが出てな。遠い祖先はサモンドだ。王都に住んでる狼の獣人はまず、サモンドの子孫だろう。他の獣人も異種混血なら血が混じってる奴がいるんじゃないか?」


「、、ブルースって、狼の獣人なの?」

「エマ、、、何度もパーティ組んでて、俺の種族知らなかったのかよ、、」

「ごめん、犬だと思ってたわ、、」

「犬の獣人は王都にいない。」

ブルースが言い切った。


「へー。王都以外にはいるの?獣人はどれくらい種族がいるのかしら?」

「あーーー。獣人の種族は10種くらいか?獣人は、王都か、獣人の森にしかいないだろうな。いたとしてもごく僅かだろう。少なくとも俺は他の街にいる獣人の話を聞いたことがない。」

「私も無いわね。」

「俺も見たことないな。」

「言われてみればそうね。」


「何で獣人はその二箇所にしかいないの?」

「知りたいか?長い話になるぞ。」

ブルースは言いにくそうな顔をした。


「嫌なら大丈夫よ。」

「ああ。今日は辞めておこう。満月だ。」

ブルースが月を見ながら言った。


「満月は何かあるの?」

「興奮する。話してるうちに怒り出すかもしれねぇ。」


さすがは狼だ。


「、、、、酷い話なの?」

「過去を辿ればな。まぁ、何千年も昔の話だ。子孫の俺たちにもう恨みは無いけどな。」

「恨み、、誰に対して?」


「、、、人族だ。」


重い!!!

慌てて話を変える。


「えっと、、じゃあ先祖がサモンドってことは、ブルースは貴族なの??」

「いや、その狼のサモンドは、魔王討伐から帰ってこなかった。」

「え、、つまり、、」

「死んじまったんだとさ。その代のサモンドの生き残りは勇者ただ一人だったらしい。」


超重い!!!!


「この話は辞めにしましょ!もう寝る時間。」

ララがパンパンと手を叩きながら、話を中断させた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。