目次 次へ 1/21 プロローグ なんでもない一日が、今日も終わろうとしている。 朝の家族との会話、少し眠い授業、一番の楽しみの部活、親友との帰り道。全てがなんでもない、明日になったら忘れるような、ありふれた日常…… ――ブォン 一瞬の衝撃に意識が暗転する。何が起きたのか理解する暇もない。 わずかに親友の声を聞く。次第に声が遠ざかり、一人暗闇に落ちていく。 聞き慣れた電子音に目を開けたとき――なんでもない十月二十一日のくり返しが始まっていた。