表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
令和のオタク女子大生が西暦2000年に転生したら借金少女だったので歌舞伎町で働きます  作者: 昼夜兼行


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/56

8-1 若きスロプロ集団と美人スロッターをイカせたった

いきなりですが、パチスロ編です。

2001年。パチスロ。

もうわかりますね。アレです。


 ゴールデンウィークに入った。

 カレンダーを見ると今年(2001年)は9連休になっている。


 それでカレンダーを見ていて「?」と思ったのが、4月29日の祝日。

 みどりの日? みどりの日って5月4日だよね? じゃあ5月4日は昭和の日? えっ……国民の休日? わからない。わからないけど、とにかく大型連休なのだ。



「葵ちゃん、ヒマだね~」

「ヒマだよ~」


 ゴールデンウイークってヒマなのよ。

 ウチのような店は、仕事帰りの勤め人に支えられている。ふだんから日曜日は休みにしているくらいだもん、ウチの店。

 だからね、毎日が日曜日みたいな大型連休に、お客さんが来るわけないのよ!


「「「お先に失礼しま~す」」」


 絵里奈さん、舞さん、蘭さん。エロい三連星は早上がり。これからホストだ、間違いない。


 キヨミヤめ、この事態を見越して営業してたな。やっぱ、ホストはウマい。

 なんか今度、おごらせよう。



 気が付けば、もう11時過ぎ。

 バックヤードの待機場に店長が駆けこんできた。


「あ……よかった、5人いた!」

「どうしたんですか、店長?」

「フリーのお客様が5名来られたんだ。ミユさん、みんなを連れてVIP1番。頼むね」

「はい。葵ちゃん、いいかしら?」

「ほ〜い。じゃあ、杏奈っち、聖羅、雛子、行くよ~」

「「「オッケー」」」

「初見の若い子なんで、うまいこと、よろしく」

「りょーかいでーす」


 

 VIP1番。大きいほうのVIPルームだ。

 ドアを開けた途端に「おおぉー!」、「制服だぁ」という声があがった。


 そう! 今日の私らはJKコスだ。

 杏奈っちは年上でキツいけど、私と美由ちゃん、聖羅と雛子は去年までJK!

 まだまだJKでイケるハズ。このまま歌舞伎町に出て補導される自信がある。

 いや、補導されるつもりはないけど!


「本日は『ピンクシャドウ』へのご来店ありがとうございます。ミユと申します」

「杏奈です。よろしくお願いします」

「はじめまして、雛子です」

「聖羅です」。

「アオイで〜す。はじめまして~」


 ざわざわ……ざわざわ……。

 お客さんたちが、ざわついている。


 バギーパンツにダボT、ジャージ、キャップ。ヒップホップ系だけど、いまいちキマってない感じ。なんの集団なの??

 

 うん……? よく見たら、男4人に女の子がひとり混ざっているじゃん!?

 服装がアレだけど、シュッとした雰囲気の美人だと思う。たぶん私と同じくらいの歳じゃないかな?


「沙希は、この子がいい! 激かわゆす~」

 その女子がいきなり駆けよってきた。


 えっ、私? 私に来る? いきなり手を握ってきたよー。なんか、指名されたけど、どうすればいい? 女性客って初めてなんだけど、私。


 困惑する私を置いといて、美由ちゃんが目で差配する。雛子、聖羅、杏奈っちを、それぞれ男性客に振り分けた。


 とりあえず私も基本通り。女性客の左斜め45度に座る。


「あらためまして、アオイです。よろしくお願いします」

「私は沙希。よろしくね」

「沙希さんね。私、女性のお客様は初めてなので、失礼があったらごめんなさい」


 最初に予防線は張っておこう。

 その間にも、お客さんの乾杯用ドリンクを美由ちゃんが作ってくれた。さすが美由ちゃん。仕事ができる。


「よーし、みんな乾杯だー! 俺たちの勝利にカンパーイ!

「「「「カンパーイ」」」」」


 パチパチパチパチ。

 とりあえず拍手。なんの勝利なんだろう? 聞いてみよ~。


「あのぉ……沙希さん、なんの勝利なんですか?」

「パチスロよ。わかる? スロット」 

「ええ、わかります。打ったことはないけど」


 私の好きな『鉄〇』のパチスロがあるからね。打ったことはないけど、動画は見てたよ。


「パチスロで勝ったのよ」

「いくらくらい勝ったんですか?」

「そうだね……今日は5人で100万くらいかな?」



「「「「「な……なんだってー!?」」」」」



 キャスト全員がハモった。

 人類は滅亡する! 違う、違う、そうじゃない! 

 

「俺たちはチーム『是空(ぜくう)』」

「新宿ナンバーワンのスロッター集団さ!」


 厨二だ! 香ばしいまでの厨二病を感じる。

 でも、100万? パチスロって、そんなに勝てるの??


「沙希が、すごい攻略法を発見してね。それで俺たち大勝したんだ」

「僕、こういう店に来てみたかったんだ、ありがとう沙希」

 

 かわいい系男子がチラっと沙希のほうを見る。

 沙希はニコニコ……というか、ニヤニヤ?

 

「え~と、大勝したんでウチみたいな、エッチな店で豪遊なんですね?」

「そうなの〜。ねえ、みんなぁ!?」


 ほかの男たちを見まわす沙希。


「そうなんだが、よかったのか? あの打法を見つけたのは沙希だ。一番の殊勲者を放っておいて俺たちだけ楽しむわけには……」


 リーダーらしき男が、申し訳なさそうにしている。


「えーっ、かまわないよ。私も楽しむから! ねえ、この店って、おっぱいさわったり、キスしたりできるんでしょう? 女の私がしてもいいの?」

「えっ……あっ、もちろんOKですよ」


 そう聞かれたら脱ぐでしょ、私っ!


 スカーフをスル〜と抜いて、胸元からファスナーを引き下げる。

 セーラー服を観音開き。ウルトラスーパーデラックスなBカップを御開帳だよ、おっぱいポロ〜ン。



「…………あっ、かわいいですね」

 

 微妙な空気になってしまった。

 

 こういう時は……え〜い、踊ってしまえーっ!


「ミユちゃん、久々にコンビで踊ろう?」

「よくてよ、アオイちゃん……。アレの準備はいいかしら?」

「雛子、このCDをセット。機材わかるね、使い方? 聖羅と杏奈っち、ゴクアツ用意、着けさせて!」


 指示された女の子たちが慌ただしく動き出した。

 いきなりパンツを下ろされて男性陣が慌てるが、かまわずゴクアツを装着していく。

 私と美由ちゃんは、手早くテーブルを片付けた。


 さあ、ダンスの時間だ!


 ♪ないとんふぁいあ……


 戸惑い気味な男たちの手を取り立たせていく。

 腰でリズムをとりながら、ボディとボディをねっとり絡ませた。

 後ろから前から全身を、まさぐるように、密着したり、離れたり……。


 いいよ、こいよ!

 久々だけど腕は落ちてない。 


 美由ちゃんと目が合う。アイコンタクトだ。

 手と手を取り合ってクルリと回転、ポジションチェンジ。相手の男を取り換えた。

 男の股間ホットホット! すでにビンビン、伝わってくる。

 

 お尻を密着、前かがみ。フリフリ、スリスリ……フィニッシュさせちゃえー、ズンズンズン!

 まずは一人。「あひゃー」と情けない声。股間がピックン跳ねちゃった。

 少し遅れて美由ちゃんも一人を仕留める。これで二人だ。


 美由ちゃんはシャイボーイ、私はリーダー格に狙いを定めた。男の背後から張り付いて、密着しながら前へとまわる。

 

 今度は美由ちゃんが早かった。早すぎるよシャイボーイ。私も負けずに動きを速める。太股すりすりフィニッシュムーブ。感じたよ、ほとばしる熱いパトス!


 これで、残るは沙希ひとり。私と美由ちゃんでサンドイッチだ。


「あぅっ、あ、あぁ……っ!? ひっ、んんんぅッ!!  あっ、ああっ、あっ、あぁッ!!」


 ソッコーでイカせたった。

 私と美由ちゃん、女性相手だとガチだからね。

  

 ♪ないとんふぁいあ……



 VIPルームでは杏奈っちが男たちの戦後処理をしてくれていた。さすが肉食お姉さん方の弟子だ。きれいに拭き拭きしている。今度やり方を教えてもらおう~。


「ふふ……っ、あは〜。世界が、ぐるぐる〜まわってる。あぁ、だめ……頭が、全然、動かない。私、なに? どうなっちゃったの??」   


 沙希はフラついている。絶頂の余韻で脳が完全にオーバーヒートした感じ? 

 私らにかかれば、この程度はちょちょいのチョイ。RPGなら最初の村だよ。


「えーと、気持ちよかった?」

「んぁ……ぁ、そうかも。これ、クセになる……っていうか、ヤバいっ」

「また来てくれたら、サービスしますよ」


 沙希の耳たぶをパクっとくわえた。

「あうっ……」

 ピクっと反応する。


 フッフッフッ……いい子、見つけちゃったかも?

筆者からの、お願い


みなさんのご意見、ご感想、いいね、評価、ブックマークなどが力になります。続きを書くためにも、どうか評価をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ