息子のルーツはどこだ
息子のルーツはどこにあるんだろう。
遺伝って、やっぱりあると思う。
環境だけでは、ここまで個性的にはならなかった気がする。
家族や親戚の顔を思い浮かべてみる。
まずお父さん。
本来なら、息子と気が合ってもおかしくない。というのも、よく似ているから。
ただ、お父さんはすぐキレるタイプなので、うまくいかない。
私自身は、息子を「一人の面白い人間」として見るようにしているので、気が合うとはちょっと違う。
息子と仲良くやっていく為に、こういう距離感になったといっても良いかもしれない。
息子が「一緒にいてしんどくない」と感じているのは、おばあちゃん。私の母だ。
たしかに、なかなか個性的な人である。
一方で、おじいちゃんは……違う。あまり共通点を感じない。
ふと思い出すのは、私が若い頃、法事の後にオカリナを吹いていた遠い親戚のおじさん。
そのときはただの変わった人という印象だったけど、母から聞いた話では、かなりの天才肌だったらしい。
あの人には、ちょっとルーツを感じる。
お父さん側の家系にも、それっぽい人はいる。
おばあちゃんは、親戚や家族と縁を切るような人で、小さい頃に買ってもらった植物図鑑を全ページ暗記しているらしい。
うん、これは強烈な個性と知性を感じる。
まあ、どれも私の勝手なルーツ探し。
何の根拠もない、ただの想像。
でも、こうして思いを巡らせるのも、ちょっと面白い。




