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第55話 解体

第55話 解体


「宗也様、今後はどうするおつもりですか?」

ユーリは宗也の隣でにこやかに聞く。

「そうだなぁ。Graveを解体しようと思う。」

ゆっくりと話す宗也。

「え!?……んっん!(咳払い)失礼しました。

ですが、解…体する…というのは、本当

ですか?」

ユーリは驚きつつ、冷静を取り戻す。

「ああ、もうGraveの必要はない。むしろ

Graveのような暴力集団はすぐにでも解体

すべきだ。」

宗也が説明する。

「それは…そうですが、構成員の今後はどうする

のでしょうか?」

ユーリは焦りながら質問する。

「解体とは言ったが、正確には"改名"かな。

活動のメインを"過ごしやすい地球の支配"

から"地球を平和にする"に変更する。だから

"墓"を意味する[Grave]は改名すべき。という

事だ。」

宗也はゆっくり正確に説明する。

「なるほど…。正直、焦りました。良い

提案だと思います。それで、どんな

名前にするんですか?」

ユーリが聞く。

「[Consonance]、"協和"を意味する言葉。

世界中と協和していくための架け橋になる

という意思を込めたんだ。」

宗也がゆっくりと話す。

「なるほど…。良い名前ですね!すぐに

構成員に通知します!」

ユーリは慌てて通信を始めた。


ー数ヶ月後ー


ゾルディックは復興が落ち着いたので王宮横に

置いてあった宇宙船に乗って火星に行き、家を

整理して宗也の家に住む事にした。宗也は

ハルス王宮に住み、Grave改めConsonanceの

リーダーとして活動している。元Graveとの

戦闘で残った上藤と鷹斗はConsonanceに

所属して宗也の補佐、復興の手伝いを

している。

「リーダー、キュフィリムの調子が良いみたい

です。」

鷹斗が報告する。

「そ、そうか。鷹斗、その…リーダーってのは

まだ慣れないし今まで通り宗也で構わないん

だが。」

宗也は照れつつ反応する。

「リーダーなんだから、良いじゃないか。」

鷹斗は悪い笑顔で話す。

「そかそか。わかったよ。」

宗也は半分諦めた。

「リーダー、ベルクショウギは調子を取り戻し

将棋産業も上手く軌道に乗ってきたようです。」

上藤が資料を見つつ説明する。

「上藤さん、報告はありがたいんですが敬語は

慣れないっすね。」

宗也は上藤の対応に少し困っている。

「そうですか、しかし今はリーダーが上司なので

今までのように馴れ馴れしく対応は

出来ません。」

上藤は淡々と話す。

「まあ、それはそうなんだけどね…。」

宗也は唸りつつ対応する。


第55話 完

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