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異世界で宅飲みを ~OLとドワーフのよもやまウイスキーレビュー~  作者: 城内仁志


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28/28

『南国情緒でヒャッハー!』 カバラン ブレンダーズリザーブ No.1/No.2

今日は我らが小町ちゃんとおっちゃんは電車でお出かけの様子。


目指す目的地は…東京国際展示場!?

暑い夏が更に熱く、そして厚くなる物語の行方は如何に!?

 「なんじゃぁ、これぇ…」

声にならない声を漏らすのは、異世界からやって来たドワーフのおっちゃん。

その名を『ヴァイン・ファス』という。

おっちゃんが目の当たりにしているのは巨大な建造物。

「前に連れてってもろうた『美術館』?とやらも面妖な建物じゃったが、

()()は…こんな巨大で異様な建物が作れるもんなんかい…」

「クックック…驚いたでしょぉ? これこそ、わーくにが世界に誇る

巨大国際展示場…その名も『東京ビッグ斉藤記念館』ていうのよぉ。」

…『ビッグ斉藤』さんがどんな人かはしらないけど。

ガイドよろしく滔々(とうとう)とおっちゃんに案内している私は飲酒盃小町(いさはいこまち)

動きやすいお洒落(しゃれ)控えめな服装でも隠し切れない美貌(びぼう)がにじみ出る、

妙齢の美人OLよぉ。

(『地味な腐女子そのものじゃん』て言った奴、()()の過酷さを

知って()(づら)かくなよ、おぅ!?)


 「しかも、見渡す限り人、人、人…一体どれ程の人が集まっとるんじゃ?」

建物もさることながら、これ程の人が集まるのを見るのはおっちゃん初めてよね。

「そうねぇ…1日辺りで10万人以上、12~13万人くらいかしらねぇ。」

「! じゅう…ひょえ、ひょぇぇぇ!?」

らしからぬ、甲高い悲鳴を上げて驚くおっちゃん。

「市場みたいなもんちゅうとったが、まるで(いくさ)でも始まる様な緊張感が

ありよる…」

気合の入ったヲタク達が整然と列を成して進んで行く様子は、事情を知らない

おっちゃんにも、こう、気迫みたいなものが伝わっているんだろう。

「年二回、夏冬のイベントだけど、まぁ()()と言えば()()かもねぇ。」

そう、私がおっちゃんを連れてきたこのイベントは他でもない『夏カトケ』。

ヲタクの祭典、『カトゥーンマーケット』の会場なのであった!


 「あぁ、ここにいたかしら、お早う小町ちゃん、おじさまもお早うかしら!」

私達を見つけて声を掛けてきたのはお友達の酒匂桂華(さかわけいか)ちゃん。

桂華ちゃんは『らが★ぶーりん』というペンネームの漫画家さんで、

今回のカトケにもサークル…出展して本を売る側で参加している。

いつもなら私ともう一人のお友達、御酒本桜子(みきもとさくらこ)ちゃんとでお手伝い

するのだが、今回桜子は直前でどうしても外せない仕事が入ってしまった。

そこでヘルプとしておっちゃんに白羽の矢が立った、立ってしまったんだ。


・・・


 この日の数日前に桜子からチャットに呼ばれた桂華ちゃんと私。

桜『本当に申し訳ないのだわ…どうしても断れない案件がねじ込まれちゃって…』

桂『お仕事なら仕方ないかしら、でもお買い物の方は大丈夫?』

小『5~6件くらいなら私が引き受けるわよぉ?』

桜『ありがたいのだわ、4件だけお願い、新刊のみでOK。

  …以下がリストなのだわ。』

小『それくらいなら大丈夫、見た処『壁』もないし、いいって事よぉ。』

  

『壁』っていうのは行列を(さば)き易い様に、大手のサークルさんが配置される

スペースの事ね。

文字通り壁に沿って配置されるから、『壁』。

桂華ちゃんこと、人気漫画家『らが★ぶーりん』先生も『壁』サークルである。

『壁』までいかないけど人気のサークルさんはサークルの島の四隅に配置される、

通称『お誕生日席』。

そして『壁』でも収まらない超大手ともなると、更に『シャッター前』に進化して、

建物の外に列が形成されるのだ。

今回頼まれた中には混雑しそうなとこはない、よって私も二つ返事で引き受けた。


小『買い物はいいけど、それよりお手伝いの方、どうしましょぉねぇ…?』

桂『それなんだけど…おじさまにお願い出来ないかしら?』

小『え。』

桜『え。』

小『…本人いるから聞いてみるけど、断られても恨まないでよぉ?』


私はテーブルの脇でタブレットをいじってるモジャ公に声を掛ける。

「おっちゃん、今度の日曜だけど、出かける気あるかしらぁ?」

「急じゃな、何ぞあるのんかい?」

「桂華ちゃんのお手伝いで…そうねぇ、市場みたいなとこで売り子するの。

朝早くに出るし、かなり混雑もするけど、行くなら電車に乗れるわよぉ?」

「おぉ、『でんしゃ』に乗れるんか!? 行く、山ほど行くぞい!」

…騙したみたいでちょっと気が引けるな。


小『…本人、OKだそうよぉ。』

桂『やったぁ! それじゃ当日、サークル入場口でチケット渡すかしら!』

桜『おいちゃん、カトケについては予備知識ないのだわ?

  …くれぐれもお詫びとお礼言っといて欲しいのだわ、ほんとに申し訳ない…』

小『まぁ、『騙しおったなぁ!?』くらい言われるかもしれないけど、

  良いお酒の一本もあれば機嫌も直るでしょうから心配ないわよぉ。

  仕事終わったら、打ち上げには来るんでしょぉ?』

桜『ちょっと遅れるかもだけど、お酒は期待しといていいのだわ、

  凄いの買ってあるから。』

桂『桜子ちゃんが凄いって言うなら期待大かしら。』

小『そうねぇ、楽しみにしてるわぁ。』


以上、おっちゃんが初『カトケ』参戦に至った経緯である。


・・・


 さて、当日の朝、私達はバスで川崎駅へ向かう。

「おぉ、前に映画観たり、お酒買った大店(おおだな)があるとこじゃの!」

「そぉよぉ、ここが『川崎駅』、ここから電車に乗るのよぉ。」

おっちゃんにスマホを用意させて、改札を通る。

交通系カードとリンクさせてあるから便利なもんね。

バスでもそうだったけど、ここでもおっちゃんはおっかなびっくり、

スマホをそぉっと読み取り機に当てると『ピッ』と鳴ってゲートが開く。

「おぅ、通れたぞい!」

通れなかったら困るんだけどね。

ここから新橋へ向かう為に東海道線のホームへ。

「む~ぅ、ドキドキしよるのう。」

程なく電車がやって来た。

「おぉ、でかい、『ばす』よりでかいぞ!」

これが『でんしゃ』か!と喜ぶおっちゃん。

こんなもんで喜んでもらって申し訳ないわねぇ。

中へ乗り込み座席へ。

「…がったんごっとんと、小さな揺れが心地よいのう。」

『ばす』より静かで揺れも少ない、これは気持ち良いと絶賛するおっちゃん。

「専用のレールの上を走るから、バス以上に静かで速いわぁ。

…だけど気を付けないと、居眠りして乗り過ごしちゃうのよぉ?」

「や、それはおっかないの、気をつけよう。」


 私達は新橋で下車し、電車を乗り換える。

「次に乗る電車はもっと凄いわよぉ?」

「何じゃい、もったいぶりよって…じゃが楽しみじゃわい。」

おっちゃんは『でんちゃ、でんちゃ!』と楽しそう。

…『でんしゃ』が『でんちゃ』になってるわよ?

エスカレーターを登り、改札を通ってやって来たのは、ちょっと未来的な

感じがしないでもないホーム。

ガラスで外界と仕切られたホームへ、音もなくスルスルと電車が入って来る。

その電車には…運転士がいない。

「むぅ、運転手さんがおらぬ…嬢ちゃん、これは!?」

「これが大東京新交通…その名も『ゆれかごめ』よぉ!」

自動運転で運転される特殊構造の列車はモノレールとも違い、騒音や振動が少なく

乗り心地が良い…これ以上となったらそれこそ新幹線くらいになるわよね。

しかも都心ならではの近未来的で華やかな景観を楽しめる観光列車でもある。


 幸い先頭車両の窓際の席に座れた私達。

「おぉぉ…何とも良い(なが)めじゃぁ、『ゆれかごめ』、これ凄いのう!」

「景色もいいけど、もうすぐもっと凄いのが見えて来るわよぉ。」

「もっと凄いの、とな?…むむぅ、あれは!?」

私が指差した方を見て、おっちゃんが驚きの声を上げた。

とある商業施設の建物の前には、その高さ18メートルにもなる堂々とした

立ち姿。

そう、おっちゃんも大好きなロボットアニメシリーズ、その主役機の立像である。

「すげぇ…本物じゃぁ…」

おっちゃん、余程感動したのか言葉も少ない。

「すげぇ、ええもん見れた…(わし)ゃ、本物を見たんじゃぁ…」

喜んでもらえて私も嬉しいです。


ただ、恐縮なんだけどね、この後地獄が待ってるのよねぇ。


・・・


 「これがサークルチケットかしら。」

入口で係のスタッフさんに渡すとサークル専用のリストバンドと交換して

くれるかしら、と説明しながら桂華ちゃんがチケットをくれる。

おっちゃんはいつもの夏向きの恰好…麦わら帽子にアロハシャツ、

グルカショーツに、足元はひざ下まで届く靴下とウォーキングシューズ。

流石に()()で素足にサンダルは危険が危ない。

カートとか足にぶっつけられると痛いのよねぇ、爪が割れるかと思うわ。

入口でリストバンドをもらうと、おっちゃんの腕に巻いてあげる。

このリストバンド、何気に一人で巻くのは難しかったりするのよね。


 館内の壁、桂華ちゃんのスペースに到着、両隣のサークルさんと

挨拶しつつ、スペースに入る。

前日に印刷屋さんから直接搬入された同人誌の段ボールがうず高く

積み上げられている。

「壮観ねぇ、今回も1000部?」

「えぇ、新刊1000と、前回の既刊を200部増刷したかしら。」

事も無げに(おっしゃ)る桂華ちゃんだけど、これは凄い事ですよ?

多分今日一日でこれ全部売れちゃうんだから。

荷物を置くとテキパキと設営を始める私達。

テーブルにクロスを敷き、段ボールを幾つか開封して新刊を並べる。

スタンドに大きなポスターを(かか)げ、お釣りと販売数の集計用紙を

出して…

「こんなもんかしら…それじゃ見本誌提出して来るかしら。」

「いてら~。」

「おぅ、行ってらっしゃい、じゃ。」

桂華ちゃんは見本誌を持って準備会のスペースへと向かう。


 一息ついてペットボトルのスポーツドリンクを飲む私達。

「飲み物はこまめに少しずつ、いっぺんに飲んじゃうと大変よぉ。

汗が噴き出るからねぇ…タオルも首に巻いときなさぁい。」

冷感スプレーをシュシュっと吹いて、タオルを渡す。

「時に、おっちゃん、トイレとかは大丈夫?」

「おぅ、冷てぇ…うん、大丈夫じゃぞ?」

「始まっちゃうとトイレも大行列になるわよぉ?

行くなら早めにねぇ。」

おっと、男性はリトルジョーとビッグベンで列が違うらしいから、これも

説明しとかないと、ことにビッグベンはある意味最大手の行列らしいし…。

「『りとるじょぉ』に『びっぐべん』…何じゃそりゃ?」

怪訝(けげん)な顔で聞き返すおっちゃんに、私は真っ赤な顔で

コショコショと耳打ちする。

「…リトルジョーは『しーしー』、ビッグベンは『うんうん』よぉ。」

「おぉ、成程の! 相分かった。」

もう、言わせないでよ、恥ずかしいじゃない!


 「しかし、外もじゃったが、会場の中も大層な人出じゃのう。」

私の顔色などどこ吹く風で、キョロキョロと館内を見渡すおっちゃん。

まぁカトケの人出はベルサイユもびっくり、ではある。

「始まったら、こんなもんじゃないわよぉ?」

「何と。」

「『人津波(ひとつなみ)』が来るわよぉ、覚悟しといてねぇ。」

ゴクリと唾を飲み込むおっちゃん。

「…それ程か、うむ、備えよう。」

そうこうする内に桂華ちゃんが戻って来た。

「桂華ちゃんは買い物、特に行くとこなぁい?」

「大体は共同購入頼んでるけど…あ、1件頼まれてくれないかしら?」

後からカタログを見返していて、気になるサークルがあったそうだ。

「どれどれ…あ、ここ桜子に頼まれたとこだわ、問題ないわよぉ。」

桂華ちゃんは言わずもがな、桜子もこの手の嗅覚は鋭い。

「二人が推すなら気になるわねぇ、私も押さえとこうかしらぁ。」

「…もうすぐ始まるかしら、小町ちゃん、買い物はよろしくかしら。」

「任せといてぇ、1時間程で戻れると思うわぁ。

…おっちゃん、桂華ちゃんの言う事をよく聞いて、しっかり働くのよぉ!」

「うむ、承知した…嬢ちゃんも武運を、な!」

おっちゃん、武者震いしてるぞ。

大袈裟(おおげさ)ねぇ…さぁ、始まるわよぉ!」


会場内にチャイムと、続いてアナウンスが流れる。

『お待たせ致しました、夏のカトゥーンマーケット、只今スタートです!』

そして一斉に響き渡る参加者達の拍手…


私達の『東京・夏の陣』が始まった!


・・・


 人込みを右へ左へと(かわ)しながら、時に恰好いいポーズも決め、

瞬間移動するかの様に最短距離で目的地へ向かう私。

その姿はとあるアニメのアフロヘアが似合うニヒルな宇宙人(CV:山田康雄)

もびっくり。

私の目には進行ルートの最適解(ビクトリーロード)が見えている!

「次は、と…あのサークルねぇ。」

そこは桜子と桂華ちゃん、二人に頼まれたサークルさん。

列はなく…というか、誰も並んでないわね、閑古鳥(かんこどり)が鳴いている。

サークルの席には一人ぽへぇ~っとしているお嬢さん。


 「新刊、見せて頂いていいかしらぁ?」

「…ほへ?…へ、へぇらっしぇ~!! 何、握りやしょ~!?」

お嬢さん、ビクッとして声を上げた…お寿司のサークルなのかしら?

見本をパラパラとめくる。

絵は…正直荒いわねぇ、そりゃ桂華ちゃんとかと較べる方が悪いんだけど。

でも話作りはなかなか、フックやギミックも効いていて、まぁ読ませるわ。

何より、妙に後を引く味というか、変な魅力がある。

これはあの二人も気になるのが分かった。

「…これ、三冊頂けるかしらぁ?」

「へ?…三冊ですか!? 新しいの三冊欲しいですかぁ!?

三冊…この、イヤしんぼめッ!!」

…お嬢さん、それは嬉しいのか(けな)してるのか、どっちなんだイ?

「それじゃ、お代はこちらねぇ、ありがとうございましたぁ。」

「あ、ありゃりゃっした~! またのご利用お待ちしてやがりますぅ~!」

イベント慣れしてないんでしょうねぇ、初々しいと言うか、テンパり過ぎと

言うか、まぁ作品以上に本人が面白い()だったわねぇ。


…さぁ、次行くわよ次!


・・・


 買い出しは予告通り一時間程で終え、サークルのスペースへ戻った私。

桂華ちゃんのサークルには案の定、行列が出来ている。

「たっだいま~、戻ったわよぉ!」

「待ってたかしら! 早速だけど、トイレタイムお願いかしら~!!」

「はい、任されたわぁ! おっちゃんは大丈夫ぅ?」

「儂はおといれはまだ平気じゃが、人が、人の波が、ゴゴゴォって!!」

あらぁ、なかなかのカルチャーショックだったみたいねぇ。

「もうちょっと頑張りなさいねぇ!

桂華ちゃん、戻りにお昼買って来るだろうから。」

そしたら交代でお昼にするから、と元気づける。

「うむぅ、頑張るしかないのう!

しかし、凄い数のお客さんじゃわい。」

「『お客さん』じゃなくてねぇ、売り手も買い手も皆『参加者』なのよぉ。」

だから、この本も『販売』ではなく『頒布(はんぷ)』。

桂華ちゃんみたいな作り手さんは趣味で作ったものをほとんど実費で売る、

それを趣味として楽しみたい、応援したい人が買い手さんとして買う。

皆でルールを守って皆で作るイベントだから、と軽く訂正する。

そこはヲタクの祭典である『カトゥーンマーケット』の理念だからね。

「成程のう、趣味にここまで全力になれる世界か…」

大変じゃが、こういうのもええもんじゃのう、とおっちゃんは納得する。

「さぁ、もうひと頑張りよぉ、手を動かしましょう、手を!」

「ほいきた、頑張るぞい!」


私達は気合を入れ直し、荒野を疾走(はし)る死神の列…ならぬ、押し寄せる

買い手さんの列への頒布対応に一心不乱(いっしんふらん)で立ち向かうのだった。


・・・


 「…一通り()けたわねぇ。」

13時を回り、頒布対応も何時(いつ)しかまったりモードに移行中。

桂華ちゃんのサークルはお昼過ぎまでは頒布に注力、挨拶や献本は混雑次第で

13時か14時以降、15時までにお願いします、と告知・掲示している。

「いや、大層驚きもしたし、大変じゃったが面白い経験じゃった。」

それに苦労した分は桜子の嬢ちゃんが埋め合わせもしてくれるんじゃろ?と

おっちゃんは桜子の持ってくるお酒が今から気になる様子。

桜子ちゃん(彼女)のお酒の目利きは確かだから、私も楽しみかしら。

私は車で来てるから、帰りにはこないだみたいに晩御飯買い出しするかしら。」

と桂華ちゃんも打ち上げが楽しみな様だ。

勿論、私も。


 そんな時、通路側から()頓狂(とんきょう)な声が上がった。

「あのぅ、『らが★ぶーりん』先生にご挨拶と献本させて…

アイエェェェ! ドワーフ!? ドワーフノオジサン、ナンデ!?」

何事かと私達も、通路を行く人達や周囲のサークルの人達も思わず注目する。

「おんや? 八千代(やちよ)の嬢ちゃんじゃったか、こないだ振りじゃの。」

飄々(ひょうひょう)と答えるおっちゃん。

「ヒィィィ! 本名は出しちゃいかんですぅ、身バレするですぅ!!」

献本に来たお嬢さんが再び叫ぶ。

「おっちゃん、こういうとこでは軽々しく名前出しちゃダメ!

…てかあんた何で『ドワバレ』してんのよぉ!?」

「おんや? 言うとらんかったかの? ほれ、こないだ『わいるどたぁきぃ』

()うて来た時に『こうえん』で()うた…おう、言うとらんかった。」

「『言うとらんかった』じゃないわよぉぉ!」


 皆がパニックになる中、一人冷静なのか、それとも脳が麻痺してるのか、

桂華ちゃんが淡々と声を掛けた。

「まぁまぁ…で、お嬢さん、献本に来てくれたかしら?

折角だし、拝見させて頂くかしら。」

あら、その本…

「…その本、桂華ちゃん(あなた)と桜子に頼まれた奴だわぁ。」

私のバッグから三冊、同じ本を取り出して見せる。

「あ、良く見たら午前中に三冊買って頂いたお姉さんですぅ…」

その節は(ろく)にお構いもしませんで失礼こきやがったですぅ、と

良く分かんないお礼を言われる。


 と、パラパラと本に目を通していた桂華ちゃんが再び声を掛ける。

「…八千代ちゃんと言ったかしら?

おじさまと公園で会ったなら、その近くに住んでるのよね?」

「はい、ですぅ…それが何か?」

お嬢さん…八千代ちゃん(仮)は怪訝な顔。

「私達は15時に撤収するけど、ここに来れるかしら?

車で来てるから、お家の近くまで乗せてあげるかしら。」

「有難いですけど、何か申し訳ないですぅ…」

「カタログでサークルのカットを見て、知り合いになりたいと思ってたかしら。

献本に来てくれたのも嬉しいし、小町ちゃん(こっちのお姉さん)とも家が近い様だから、

もし良かったら、一緒に打ち上げ、いかがかしら?」

「ひぇ、あたしなんぞが『らが★ぶーりん』先生と打ち上げ…ひぇ、ひぇぇぇ!」


そういう事になった。


・・・


 15時を過ぎて、私達は両隣のサークルさんへご挨拶して撤収。

「今日はお疲れ様でしたぁ、お先に失礼しまぁす!」

さぁ、王者の帰還じゃい!

待ち合わせていたお嬢さん…杜氏八千代(とうじやちよ)ちゃんと合流し、桂華ちゃんの車に

乗り込む。

帰り道、レストランの持ち帰りメニューなんぞを注文しながら、八千代ちゃんと

ラインの交換、私の住所も教える。

「…おじさんが初めて会った人間、お姉さんみたいないい人で良かったですぅ。

それにしてもお姉さん()、ほんとに近くですぅ。」

八千代ちゃんは荷物置いて、シャワー浴びたら着替えて向かうですぅ、との事。

「もう一人合流するから、多少ゆっくりでも大丈夫よぉ?」

安心して寝ちゃわない様にねぇ、と声を掛け、八千代ちゃんを降ろした。

家に帰ると、私達も交代でシャワーを使いつつ、手の空いた人からご馳走を

並べ始める。

程なく、階下の駐車場の方から『バルルルン…ドフドフドフドフ…』と

特徴的なツインエンジンの排気音。

桜子、着いたみたいねぇ。


 と、数分後、玄関先で奇声が上がった。

「アイエェェェ! サクラヒメオネエサマ!? オネエサマ、ナンデ!?」

あっちゃぁ、バッティングしたのか。

「…『ナンデ』はこっちなのだわ。」

何、この頓狂な娘は?と怪訝な顔で入って来る桜子。

「会場で知り合ってねぇ、桂華ちゃんが打ち上げに誘ったのよぉ。」

因みに、桜子(あなた)や桂華ちゃんを知ってるのは勿論、何でかおっちゃんとも

顔見知りなのよぉ、と私も苦笑いしながら伝える。

「? ますます訳が分からないのだわ。」

「まぁ二人共奥へどうぞぉ。」

「お、お邪魔するですぅ…」

『らが★ぶーりん』先生にドワーフのおじさんばかりか『桜姫』お姉さままで

いらっしゃる…分かった、あたしは今日死ぬです、今日があたしの命日ですぅ~!

と騒がしい八千代ちゃん…会場で会った時以上のテンパり具合ね、これは。


まぁ、さておき。

これで役者は揃ったわね、いよいよ待ちに待った打ち上げパーティよぉ!


・・・


 「「「「「それでは皆様グラスを掲げて…かんぱ~い!」」」」」

スタートは軽めのビール、コロナビールにライムか塩をお好みで。

「あ~、塩っ気が身体に沁み込んでく感じがするかしら!」

軽くても疲れてると決まるかしら~、と桂華ちゃんはご満悦。

「儂も塩じゃのう、何せ今日は暑かった!」

「私はそこまで汗かいてないからライムがいいのだわ。」

こっちは仕事先でゲリラ豪雨にやられて散々だったけど、と桜子ちゃんも

グイッと一杯。

だけど…


 「むぅ~…」

(うな)る八千代ちゃん、会場暑かったでしょうに、喉乾いてないのかしら?

「八千代ちゃん、お酒は苦手かしらぁ?」

「飲めなくはないですぅ…ただ、あんまり美味しいと思った事がないですぅ。」

コンパなんかで数回飲んだけど、ピールはお米っぽい臭いが気になる、

ウイスキーの水割りはアルコール臭しかしなかった、カクテルはベタッとした

人工的な甘さが気になって…と、あぁ、この娘、あんまり良いお酒の経験が

なかったのね。

「これは『コロナビール』っていう銘柄でねぇ、そうねぇ、人によっては

トウモロコシ感が気になるかもだけど、ライトで飲みやすいと思うわよぉ?」

無理なら残して大丈夫よぉ、とグラスにライムを絞ってあげる。

「どうですかねぇ…あ、お米の臭いはしないですぅ…」

八千代ちゃん、言いながら恐る恐る一口。

「…あれ? 爽やかですぅ! ライムの甘酸っぱさとほのかな麦っぽさが

合わさって、ごくごくイケるですぅ!!」

失われた水分が身体に染み渡るですぅ!とニマニマする八千代ちゃん。

うん、飲めない訳じゃないわね、これなら…


 「…ねぇ桜子、今日は凄いの持ってきたんでしょぉ?」

早く見せてよ、おっちゃんも楽しみにしてるわよぉ、と桜子に水を向ける。

勿論私も楽しみなのだ。

「そう、それよ! 前に飲んだ『しょうちゅう』は大層美味かった!!」

また『しょうちゅう』かの?の?とおっちゃんもワクワクが止まらない様子。

「今日はウイスキー…()()なのだわ!」

桜子がカバンからボトルを取り出し、テーブルに置く。

それも二本!


 「『カバラン ブレンダーズリザーブ No.1/No.2』なのだわ。」

うわぁ、これ飲みたかった奴!

ディスカウントストア『デ・ラマンチャ』専売品で、発売日の仕事明けに

バイクですっ飛ばしたんだけど、買えなかったのよ!

それがどっちも飲めるなんて、でかしたわ、桜子!!

「あらステキ! カバランが飲めるなんて、流石桜子かしら。」

「おぉ、『かばらん』! あの旨酒がまた飲めるとは!!」

「うわぁ、高そうなお酒ですぅ…ウイスキーですかぁ?」

「いいかい学生さん…カバランをね、カバランをたまに飲めるくらいになる

のだわ。

それが人間(えら)過ぎも貧乏過ぎもしない、丁度いいくらいってとこなのだわ。」

ククク…とどこかの料理漫画で見た様な台詞(セリフ)(のたま)う桜子。

今日はそのドヤ顔も許してあげるわ、カバランにはそれだけの価値がある!

「嬢ちゃん、『ぐらす』を、『ぐらす』を(はよ)う!」

「はいはい、皆楽しみにしてたもんねぇ。」

人数分のグラスにジョッキ、氷と炭酸水も用意して、第二ラウンドの始まりよ!


 皆にテイスティンググラスを2つずつ配る。

中身は勿論No.1とNo.2のストレートで飲み比べ。

どちらも色はアンバーだけど、微妙に濃さや深みが異なる。

お酒に慣れてない八千代ちゃんにはお試しで皆の半分くらいで注いだ。

「う~、ストレートのウイスキーなんて飲んだ事ねーですよぉ…」

「良いお酒ってどんなものか、まずはグラスを軽く回して香ってみなさぁい?」

「無理だったら残すですよぉ…」

八千代ちゃん、まずはNo.1のグラスをクンカクンカ。

「?…お酒の香りはするけど、お花に南国の果物?葡萄?それに蜂蜜の香りですぅ!?」

そしてそっと一口。

「! 甘い! あんめぇですよ、これ!

南国っぽい果物の酸味と蜂蜜の甘みがあるですぅ!

あ、じわっと舌と喉に胡椒?シナモン?が来て、それがすぅっと溶けてく

ですよぉ!?」

「No.1はトロピカルなフルーツ感が持ち味なのだわ。」

桜子がククク…と笑う。

「そしたら、No.2と較べてみると良いかしら。」

桂華ちゃんが(うなが)す。

「女は度胸、いってみるですよ! どれどれ…」

八千代ちゃん、今度はNo.2のグラスをクンカクンカ。

「…桃? 桃とバターにバニラ? やんわりシナモンっぽさも香るですぅ!

味も試してみるですよ…桃と…カラメル? 黒砂糖に…クッキー…焼き菓子?

あ、最後はやっぱりシナモンっぽい後味が残ってすぅ~っと消えてくですぅ!」

この娘も鼻と舌は確かみたいねぇ、それにアルコールが苦手って事もなさそう。


 「良いお酒ってこういう感じなんだけど、どうだったかしらぁ?」

甘ぁいカバランにうっとりしてる八千代ちゃんに、私は感想を聞いてみた。

「複雑なのに作り物っぽくない自然な香りと味わいで、しかも美味しくて…

良いお酒ってこんなに美味しいんだって思い知ったですよ!

今まであたしが飲んだお酒って一体何だったんですかねぇ…」

美味しいの半分、疑問半分で複雑な表情をしながら八千代ちゃんが答えた。

「大衆居酒屋は安いお酒で回転率上げてなんぼな処があるのだわ。」

それが悪いとは言わないけど、私達もそういうのは苦手だから宅飲みが

メインになってるのだわ、と桜子が言う。

「安いお酒を悪く言う気はないけど、若い人が最初に飲むお酒は

ちょっと頑張って、良いのを飲んでみて欲しいかしら。」

それが基準になるから、と桂華ちゃんが後を引き取る。

「そうねぇ、いきなりカバランとは言わないけど、国産ならクリア以外の

ブラックニッカとか、洋物ならバランタインのファイネストやジョニ赤辺り

かしらねぇ?」

そこから、甘いのが良ければバーボン、すっきりした飲み口ならアイリッシュや

カナディアン、癖が強いのもいけるならスコッチにアイラの沼へようこそ!よ。

「そうですねぇ…調べてみて、良さげな奴を一本試してみるですぅ。」

「まぁ、お財布も肝臓も無理しない程度にねぇ。」


 カバランがこれだけ口に合うなら、この娘もきっとお酒好きになるだろうなぁ。

などと考えている間に、おっちゃんはグイグイとストレートを飲み干し、手酌(てじゃく)

ハイボールに移行していた。

まったく、このモジャ公は…

「ガハハハッ! やはり『かばらん』はうんまい! うんまいのう!!」

「あ、おじさんズルいですぅ! あたしにもそれ下さいですぅ!!」

「よっしゃよっしゃ、今儂が手ずから作っちゃるからの…ほれ!」

「! 瑞々(みずみず)しいですぅ! これ、まるでフルーツフレーバーの無糖炭酸水

みたいじゃねーですか!?

いや、甘味とちょっとお酒っぽさもしっかりあって、うんまいですよ~ぅ!」


…やれやれ、『きっとお酒好きになるだろう』じゃなかったわ、この娘も

立派な『吞兵衛(のんべえ)』ね。


・・・


  「…八千代ちゃんもバイクに乗るのねぇ。」

お料理を摘まみながらそれぞれ思い思いにストレートやハイボールを(たの)しむ。

まったりとした第三ラウンドはガールズトークのお時間。

一人モジャ公がいるけど気にしない。

「『桜姫』お姉さまに憧れて、大学入ってすぐ普通二輪の免許取ったですぅ。

『らが★ぶーりん』先生もバイク乗るのは知ってたですが、小町お姉さんも

乗るですねぇ…1000CCのスポーツツアラー、恰好いいですぅ。」

私のは350CCのスポーツシングルですぅ、と八千代ちゃん。

小町お姉さんステキですぅ、有料道路の女豹(めひょう)ですぅ、とか()めそやす。

うんうん、もっと言っていいのよ? …って有料道路かよ!?

「何に乗っても楽しければいいのだわ、シングルでトコトコとツーリングも

楽しいのだわ?」

「儂も桜子の嬢ちゃんの後ろに乗っけてもらってな、慣れるとなかなか楽しい

もんじゃった。」

「私や小町ちゃんのバイクはシートが高過ぎて、おじさまは怖くて乗って

くれないかしら。」

桂華ちゃんはちょっと悔しそう、余程おっちゃんを乗っけて走りたいんだな。

八千代ちゃん、休日にはのんびりツーリングを楽しんでるとの事。

私達と趣味も合いそう。


 「…そう言や、儂もええもん()うて来たんよ。」

おっちゃんがいそいそとカバンを開ける。

「なぁにぃ? エッチぃ本でも買ってきたのぉ?」

「んな訳あるかい! そもそもドワーフの娘の艶本(つやぼん)など無かろうて。」

ドワーフ娘かぁ…無いとは言い切れないのが『カトケ』の魔境なんだけど。

カバンから取り出したのは…

「あら…ステキかしら。」

「綺麗ですぅ…」

「…いい趣味なのだわ。」

おっちゃんが取り出して見せたのは、江戸切子のロックグラス。

上は薄く下へ向かって色が濃くなるグラデーションに、繊細に切り欠いたライン。

そしてワンポイントで刻まれたキャラクターは、よくよく見れば、桂華ちゃんの

漫画のキャラクター。

「『きりこ』の器、欲しかったからのう…なかなかの技術にデザインも良い。

良い値段だったが、ついつい買い求めてしもうた。」

おっちゃんはホクホク顔で続ける。

「『さぁくる』さんは儂の『あくせさりぃしょっぷ』も知っとったぞ?

買うてくれたお客さんの一人じゃった様で、身に着けとったからすぐ分かった。

お気に入りの『勝負あくせ』になったそうな。

『らが★ぶーりん』先生のとこで売り子しとる、ちゅうたら驚いとったぞい。」

「いいご縁があったわねぇ、良かったじゃなぁい?」

「おじさんのお客様だったですか、世の中(せめ)ぇもんですねぇ…」

「…急にヘルプ頼んで申し訳なかったし、心配でもあったんだけど、

おいちゃんも楽しめたなら何よりだったのだわ。」

正直売り子させるだけだと申し訳なかったから、おっちゃんも楽しみがあったのは

本当に幸いだった。


 「…シャベッターも荒ぶってるわねぇ。」

この日のシャベッターはカトケ関連の書き込みでいっぱい。

『らが★ぶーりん先生のサークルにドワーフいた! 嘘じゃねぇ!!』

『怪しいポーズを決めながらまるで瞬間移動みたいに人込みを擦り抜ける

 歴戦の女戦士を見たinカトケ』

『謎のモデラ―にしてアクセサリー職人、あの『ワイン樽』さんが

 私のサークルに来てくれました!

 切子のグラスをご購入頂いたけど、喜んでもらえてるといいなぁ…』

『桜姫の(ねえ)さんが叫びながらバイクでゲリラ豪雨に突っ込んでった。

 「てっぺん獲ったるのだわ~ッ!!」てw

  あの突撃取材はヤラセじゃないと確信したわ。』

等々…

「皆やらかしてるわねぇ…」

「…小町ちゃん、これ貴女じゃないかしら?」

「ちくせう、見られてやがったのだわ…」

「儂ゃ、悪くねぇ!」

「皆、有名人ですぅ…」

まぁ、カトケは夏の祭典だからね…無礼講よ、無礼講!


 そして…

唐突に桂華ちゃんが言った。

「処で八千代ちゃん、次のカトケは私と合体サークルで申し込まないかしら?」

「えぇぇ! あたしなんかピコ手の弱小サークルですよぉ!?」

恐れ入る八千代ちゃん。

「いいと思うのだわ。」

光るものがあると思うし、桂華ちゃんと組んでも見劣りはしないのだわ、と

ストレートの入ったグラスを香りながら桜子は事も無げに賛成する。

「1サークルだとちょっとスペースが手狭だし、いずれは誰かと組んで

出たかったのかしら。」

八千代ちゃんと合同本が出せたらもっといいかしら、と桂華ちゃん。

成程、今日この娘を打ち上げに誘ったのはそういう思惑もあったのか。

桂華ちゃんもなかなか豪胆(ごうたん)だな。

「これは考え(どころ)よぉ、チャンスの神様は前髪しかないって言うわよねぇ。」

おっちゃんも(なつ)いてるみたいだし、悪い子じゃないだろうから

私も賛成。

「何じゃ、()()()のチャンスの神様は前髪だけの丸っぱげかの?」

皆一斉に『ブフゥ』と吹き出す。

そうだけど、そうじゃない…もっと言い様があるだろ、おっちゃん。

「分かったですぅ…不肖(ふしょう)、杜氏八千代、このお話に乗らせてもらうですぅ!」

「お話がまとまったわねぇ…それじゃ、改めて、かんぱ~い!」

「「「「お~ぅ!」」」」


後に『らが★ぶーりん』先生の盟友にしてライバルとなる鬼才、

漫画家『まっか❤らん』先生こと杜氏八千代ちゃん。

これが二人の出会いだったのはここだけの秘密。


…クラスの皆には、内緒よぉ!?(テヘペロッ)

『コミックマーケット』ならぬ『カトゥーンマーケット』。

ヲタクの夏が暑くなる、冬も勿論暑くなる祭典です。

筆が乗って1万2千字超えって…馬鹿か、私は!

これ、ほぼコミケの話ですね。

ああいうイベントに参加すると、刺激を受けると言うか、

熱量に当てられると言うか、創作意欲が跳ね上がります。

次回からは適正な火加減で、5~6000字前後の平常運転に

戻ると思いますが…戻るよね?


何せ城内も今は買うのがメインの『買い専』ですが結構な古参ヲタで、

夏コミが終わらないと夏が越せないのです。

そして冬コミが終わらないと年が越せません。


今回は『カバラン ブレンダーズリザーブ No.1/No.2』でした。

『ドン・キホーテ』の専売品で、ここでもドンキモチーフのディスカウント

ストア、『デ・ラマンチャ』の専売品としました。

あちこちで売り切れ情報が上がっていたので、無理かな、どっちかだけでも、

と思ってダッシュしましたが、運よく2本とも押さえる事が出来ました。


そして飲み比べたカバラン…控えめに言って最高だ!


城内は『ドン・キホーテ』の方角に向かって五体投地して絶大なる感謝の意を

示そうと思います。

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― 新着の感想 ―
そうか、夏の戦場があったのですね。毎度参加される方々の情熱とエネルギーには敬服いたします。 最初に飲むお酒は重要ですよね。私も最初に飲んだ安物テキーラが不味すぎて10年間ほどアンチテキーラでしたから…
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