転生するまで
【キャラクター】
☆戸塚 玲 (とつか れい) 女・高2(17)
性格:喧嘩は強く、死ぬまで負けたことは無かった。死んだら地獄行きだと思ってた。
私はある日、自分が“日常”だと思っていたものが終わって“非日常”へと変わった。
あの日は・・・自分でも命の危機を覚える様な喧嘩だった。私は傍から見れば«ヤンキー»という類の人間だと思う。いや、自分からその道に進んでしまったのかもしれない。見た目は金髪にポニーテール、耳ピアスは両耳1つはしている。服装は制服だが、リボンやセーターなどは着ていない、しかもボタンは胸元が見える位置まで開いていて、制服のチェックがあれば即は引っかかるだろう。もちろん、スカート丈も膝上だ。そんな«THE ヤンキー»な私は喧嘩に明け暮れていた。私は常に1人だった。仲間なんてものはいなかったし、信用出来ないから作りもしなかった。あの日の喧嘩は隣町からのヤンキー達だった。学校にも行かず、土手の当たりで暇してれば誰か喧嘩をいつもの様にふっかけて来るだろうという思惑が的中し今回は隣町からの相手が来た。それが、自分の人生を終わらせる相手だとも思わずに・・・。
「はー・・・はぁー・・・げほっ・・・」
いつもはある程度暴れれば相手が山積みになっているか、逃げているかのどちらかなのに、今日はそのどちらでも無くむしろ私が追い込まれていた。
「はっはっぁぁっ!!何々?隣町のボスはそんなに弱いのかよォ!!退屈させんじゃねェよ!!」
ある1人の幹部らしき人が吠えた。癪に障るから早く殴り飛ばしたかった・・・が、身体が言う事を聞かなかった。
「ぐ・・・一体どんな汚い手・・・を・・・げほ、あと、私ボスじゃないし・・・」
すると、突然胸ぐらを掴まれ男はいい放った。
「汚ェ手ェ使ってんのは手前ェらだろ?」
「なっ・・・」
怒りが込み上げてくる。元々喧嘩なんてしたくてした訳じゃない。ヤンキーなんてなりたくてなった訳じゃない。そんな思いが駆け巡った。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!!!!!!」
渾身の叫びで、私の胸ぐらを掴んでいた男を地面へねじ伏せ、それに伴い、かかってきたヤツらを片っ端から蹴散らし、殴り飛ばし・・・気付けば人が散乱していた。
「はぁ、はぁ・・・あ・・・」
自分の今の状態を触って確認すると、服は切れていたり、返り血が付いていたりと散々だった。それと同時に久しぶりの強敵を倒した達成感と安堵感に包まれていた私は背後からの殺意に気付かなかった。
ザシュッ・・・っと嫌な音を立てて私の背中にナイフが刺さった。何が起きたか数秒間分からなかった。だが、じんわりと血が腹の方へ滲み、口からツーと垂れてきた。そして、どさりと音を立てて倒れた。
「・・・ぐぅ、あ・・・てめ・・・こ・・・やろぉ・・・」
ナイフを私に刺した男と、男達はそれを見ていたのか私が付けた傷なんて大したことのなかったかのように一目散に逃げていった。それを見届けてから、私──戸塚 玲 は目を閉じ、2度と開けることは“この世界では”無かった。
このサイトでは初めて小説を書きますが、自分も読み手も飽きない様な内容にしようと頑張っていきたいと思います!




