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新しい世界での新しい旅立ち、と思ったら・・・!

 俺の名前は天王寺 サトル。


 さえない男子高校生だった俺はある日、突然異世界に召喚されてしまった。


 そして俺を召喚したここ”トパーズ王国”の代表として、戦ってほしいといわれてしまった。


 国は報酬をたっぷりくれるというし、異世界人だっていうだけで街の人はチヤホヤしてくれる! しかもチート能力まで貰ってしまった! ランクはC! これはラノベでよくある王道異世界ものじゃねえか! 


 そして俺はこの世界で、ラノベみたいにハーレムを作る!


 しかし賢明な皆さんならこう思うだろう、”お前みたいな能力以外何のとりえもない男がモテるわけないだろ、顔洗って目を覚まして現実見ろよ、と”。もちろん心得ているとも。しかし俺には秘策があるのだ。


 ハーレムもので定番の奴隷ヒロイン。奴隷商から助けてくれた主人公にゾッコン、主人公が解放すると言っても”お願いします、貴方の奴隷で居させてください!”なんてことを言い出すとっても主人公に都合の良いキャラだ。俺が狙うのはこの奴隷ヒロインだ!


 しかもただ奴隷商に買いに行くだけではない、”追加でお金払いますんで、奴隷の女の子にめっちゃヒドイことして痛めつけて、絶望のどん底に落としておいて下さい。そこを俺が女の子を買ってカッコよく助け出します”と奴隷商に頼んでおくのだ。絶望から救い出した俺に女の子はべた惚れ間違いなし! これを繰り返してどんどんヒロインを増やすのだ!


「AAカップからGカップまでの女の子をパーティーに揃えてぇなあ。そして下着姿でカップ順に全員に並んでもらったりしてな。そして夜になったら女の子達が俺の取り合いを始めたりして。おいおいお前たち、俺のために喧嘩するな! 仕方ない、全員相手してやるよ。やれやれ、俺は平穏な生活を送りたいだけなのに……なんつってな~! うっひょー! 楽しみだぜぇ!」


 俺が今いるのは、国から支給された一軒家。


 今日ここから、俺の輝かしい冒険が始まるのだ。


 コンコン。


 誰かが玄関のドアをノックしている。


 開けると、なんと2人のめっちゃくちゃ可愛い女の子が立っているではないか!


「初めまして、異世界人の天王寺さんですか?」


 俺に尋ねてきたのは金髪の背の低い女の子。元の世界だと中学生くらいだろうか。上品でおしとやかな雰囲気がある。胸のサイズはAとみた。


 隣に立っているのは黒髪の女の子。歳は女子高生くらいだろうか。紅い瞳。こちらは金髪ちゃんとは逆で快活そうな雰囲気だ。胸はDくらい、ちょうどいいサイズ!


「あ、ハイ俺が天王寺です。よ、よろしく」


 テンパるあまり何故か手を差し出してしまう俺。


「私はコロン・マリエスと申します。クオーツ王国の第三王女です。よろしくお願いします」


「そして私は|綾崎紅葉≪あやさきこうよう≫。……お前を今からぶちのめす異世界人だよ」


「……え?」


 綾崎ちゃんが右手で俺の差し出した手をものすごい力で握り、引っ張る。そして体勢を崩した俺の顔に迫る拳。

 ――顔を殴られた俺が目を覚ましたのは、2日後のことだった。


「そうか、俺、敗退したのか……」


 こうして俺の冒険は、家を出る前に終わったのだった。


 ――――


「「異世界人2人目撃破、いえーい!!」」


 モミジとコロンが喫茶店で乾杯する。


「トパーズ王国に着いて早々、たまたま”遊び気分で参加している浮かれポンチ異世界人がいる”って情報をゲットできてラッキーだったね!」


「きっとモミジ様の日頃の行いが良いからですよ! そして不意打ちとはいえあの異世界人を一撃で倒した技、見事でした!」


 2人はもう一度コップをカツーンとぶつけ合う。


 2人がこの国について宿を取ったのは昨日の夜。そして今朝起きて軽く朝食をとっていたところ、この国の代表異世界人の1人が浮かれていてどうも頼りないという噂を聞きつけた。


 そして様子を見に行ったら思ったより隙だらけだったので、仕留めてきたというわけだ。


「さあ、次は……とりあえずこの、コロンちゃんと最初にあったときに倒したモンスターの素材を売りに行こうか」


お読みいただきありがとうございます!


【読者の皆様へのお願い】


少しでも面白いと思って頂けたら、ブックマークや評価をぜひお願いします!


評価はページ下部の【☆☆☆☆☆】をタップすると付けることができます。


ポイントを頂けるとやる気がモリモリ湧いてくるのです・・・!


これからも面白い物語を提供していきたいと思います、よろしくお願い致します!

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