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三頭と二十三人への転生記  作者: 水渡
第二章 人類登場
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第35話 再接触

すみません、だいぶ間が開きました。

次から少しペースを速めます。

 現在俺たちは、前回来た時と同様に丘の上から人間達の国を眺めていた。


 「う~~、緊張する~~」

 「確かにね。……思えばこの世界に来てから今回が初めて人間と話すことになるんだな~」

 「もう二人ともやめてよ。こっちまで緊張するじゃない……」

 「しょうがないじゃん、勝手に緊張しちゃうんだもん!」

 「……はあ~。それならさっさとやっちゃいましょう。どうせ作戦は実行するんだから早く終わらせた方が楽になるわよ」

 「ゴメン。緊張してやること忘れちゃった……」

 「ハア~~~~~~~~」

 「だからゴメンって……」

 「ならもう一度言うからよく聞いてね。まずは本来の姿で人間に接触。中でも彼らの話に出てくる女王とは接触したいんだけど、まあこれは出来たら、ね。それで人間達と接触した際に素直に会話が出来ればOK。もし出来なかったら軽く威嚇。これは私がやる。あ、直接危害加える気はないから大丈夫よ。次に魔法の伝授。……まあ、これに関しては接触時に成功しなくても良いわ。魔法という存在を彼らが知り、操る方法を教えれたなら目的は達成ね。たぶん自分の身を守るためにも彼らは必死になって覚えるだろうから習得も早そうだし。……ここまでが決めてある作戦の内容ね。後は臨機応変に対応。分かった?」

 「うんオッケーだよ」

 「なら分かった所で、また緊張で忘れないうちにちゃちゃっと行きましょう」

 「「了解」」


~~~

 人間視点

 

 俺……ドルは、その時防壁の守護任務についていた。

 本来なら今日は当番ではないのだが、先日起こった魔物襲来により現在は警戒のレベルが上がっていて、それにより守護の人員の増強がなされている。そして俺もその一人ってわけだ。

 ただ今の俺は、あまり任務に積極的になれないでいる。理由はやっぱりあの時の……

 

 「お~い、ドル~。そっちは異常ね~か~」

 「……お~う、大丈夫だ~」


 そんな考えに耽っているときに、かけられた同僚からの声は俺を急速に意識を現実へと戻した。


 ……そうだ、今は任務中だ。これを怠れば皆が危なくなっちまう。

 そう考え俺が気合を入れなおそうとしている時だった。


 「ん? ……おい、なんだあれは!!」


 そんな叫び声を聞いた俺は、そっちを振り向いた。

 

 その先にはーー三体の化け物がいた。


~~~

 俺達は、ついに作戦を実行した。


 お互いの体が当たらないようにある程度の距離を離れた俺達はそれぞれ本来の姿に戻った。

 夏葉とあずさは、それぞれ飛んでいき、俺は地面を歩き近づいていく。


 あまり急ぎすぎれば人間がパニックを起こしてしまうだろうから、出来るだけゆっくりと移動する。 

 が……


 「敵襲、敵襲だ~~」 「なんだ、なんなんだよ!! あの化け物共は!!」


 お~~、何を話してるか分かる。じゃなくて……あんまり効果はなさそうだ。

 まあ、ゆっくりだろうと速かろうと怖いもんは怖いっていうのは、良く分かるが俺達的にはもうちょっと落ち着いて欲しい。……無理か。だよね。


 そんなことを考えながら進んでいるともうだいぶ近づいていた。

 すると、やはり人間達は襲われると思ったのか圧縮弾をこっちに向けて放ち始めた。

 だが、

 

 (……全然痛くない)


 ほんとに何も感じないレベルだった。漫画とかでよく攻撃されてもケロッとした顔で「なにかしたか?」みたいなのを見かけたことがあるが、まさしくそんな感じだった。


 『まあ、こういう抵抗が来るのは予想通りね。……二人ともちょっと威嚇するから衝撃注意ね』

 『『了解』』


 とはいっても人間達が攻撃してきているのには変わらないため、当初の予定通りあずさは威嚇に移ることを俺達に伝えてきた。……そういえば、何するんだ? あずさは、自分がやるとしか言ってなかったk


 ドオオオオオ~~~~~ンンンンン


 ……何が起こった?


 爆音が響いた方を見てみれば、人間達の国から横にズレた方に直径数十メートルのクレーターが出来ていた。 

 

 『……あずさ何したの?』

 『ん? 別に、ただ重力を圧縮したものを放っただけよ。魔力もほんの少ししか使ってないわ』 

 『……あ、そう……』


 内心あきれながら人間達の方へと視線を向けると、一切の攻撃が来なくなっており、よく見れば防壁にいる兵士たちは皆同様に青い顔をしていた。


 (……これ、大丈夫かな……)


 俺は、少し心配になりながらも歩を進めた。


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