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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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さあ、打ち上げでのやり取りです

皆おもむろに一杯を飲み干すと…


八百【あ~この為に生きてるな~】と 

   ジョッキに入っているビールを

   一気に飲み干している


鈴村【本当です!酒こそ活力ですよ】


丸井【さんぴん茶も

   おいしいですね~】


アコ【ダイエット効果も

   あるらしいですよ?】


丸井【いっぱいはちょっと…】


鈴村【癖がある感じかい】


丸井【そうですね~】


アコ【さあさあ大した物は

   ありませんが】


的山【何言っているんすか~】


片桐【この為に頑張ってる

   もんですから】


広志【といっても、モツ煮に唐揚げの 

   残りに鰆の刺身と揚げ出し豆腐 

   くらいしか用意

   出来なかったよ!】


哲男【それに今宵もご相伴に

   なれましたし大将!十分っすよ!】  


洋之【僕らも助かりましたから】


和邦【そうそう、今日は手を焼く

   仕事でしたから】


そう言って各々うなずきながら、

飲み食いを進めている


哲男【大将!ご飯ないっすよね…】


広志【塩むすびでいいなら】


哲男【ありがとうございます!

   ご飯欲するんすよ~】


洋之【僕もお願いします】

和邦【僕もお願いします】と

   二人共に手を挙げて頼んでくる


広志【はいよ~】と

   海苔を巻いた塩むすびを渡す


三人共に【ありがとうございます】と塩むすびを受け取って一口食べて

思わず【日本人はやっぱり

米だよな~】と唸っていた


アコ【仕事はきちんと

   やりましょうね~】と

   話しながら、

   少し目が座ってきている


哲男【アコさん、仕事はきちんと

   やりますよ~やらないと

   飯食えませんから】


八百【しかし、結局運動会に

   駆り出されてやる事に

   なるとは】


丸井【そうですね~変な予感が

   当たってしまうのもですね~】


八百【そういえば夕刊に校長先生の事

   書かれているぞ~】と

   夕刊の新聞の紙面を見せてくる


それを見る面々…


アコ【やはりね】


広志【そんなこったろうと思ったよ】


八百【どういう事だい】


広志【運動会の時の敷地内での

   食べ物販売は入札じゃあない

   けど似たような感じで

   決めるんだよ!敷地外の二人も

   毎年参加していてね】


的山【そうそう】


片桐【あの雰囲気や緊張感たるや

   苦手で…】


広志【ここ3年はこの3人で

   審査通過して決まってたん

   だけど、今年はもう

   決まりましたからの

   電話1本だったからな~】


的山【ウチらも電話でしたよ、

   よろしくお願いします!

   後で挨拶行きましたけど

   手続きとか色々で】


片桐【僕も電話で連絡いただいて

   手続きしているその場で

   申し訳ありませんが、

   今回限りでと言われました

   から】


八百【しかし、何が理由なのかね~】


的山【不思議っすよね~】


アコ【公私混同も度が過ぎると

   漬けがくるのよ!

   今から乗り込みに

   行こうかしらケケケケ…】を

   少し目が座って

   酔いが回ってきている


哲男【大将!大将!アコさん酔いが】


広志【今日はよかろう!あの校長が

   ここにいたら、どうなるか

   想像つくだろう】と

   日本酒の“峰の聖”を

   飲みながら話している


八百【でも校長先生これから

   どうなるんかい】


丸井【確かに気になりますね~】


アコ【とりあえず校長は代わる事は

   やむを得ないでしょう、

   あれだけ好き勝手

   やらかしたんやから~】


広志【まぁ小学校の事は

   これからだろう】


丸井【話変わりますけど、

   中学校の体育祭の出店は

   どうなられているんですか?】


広志【中学は審査通過しているし

   手続きも進めてますよ!

   もしかしたらバザーの時に

   役員から依頼があるかな…】


鈴村【中学はもう決まったのかい】


的山【いつも通りだよな】と

   片桐に同意を求める感じで

   視線を送ると


片桐【そうですね~中学はすんなりと 

   決まりますよね】


丸井【そうなんですか?】


広志【中学校の体育祭は

   ほとんど日時が一緒だからな】


的山【それにやる業者は少ないから

   ほとんど決まった感じっすよね 

   幼稚園と保育園は提供するだけ 

   っすから】


片桐【確かに作るだけですから】


アコ【さすが手広くやるわね~】と

   少し酔いが冷めてきている


哲男【アコさん、大丈夫っすか】


アコ【大丈夫よ】と峰の聖を

   クビクビっと一気に飲み干して


アコ【か~】とビールジョッキを

   置いていく


八百【峰の聖をビールジョッキで…】


広志【ビールだと飲んだ気が

   しないんだとさ】


アコ【そうそう】といいながら

   峰の聖をビールジョッキに

   注いでいる


広志【アコ~ほどほどに

   しておきなよ】


アコ【はいはい】といいながら

   グビッグビッと

   飲み干していく


広志【さてと、ぼちぼち

   焼酎のさんぴん茶割りと

   やらを飲んでみるかい】


八百【そうだな~飲んでみると

   するか~】


丸井【飲み過ぎには注意して

   下さいね】


そこから各々たわいもない

話をしながら夜は更けて

いったのでしたが…

外からお店を眺めている人が一人…

そして、店には寄らず後にする

果たして何者なのだろうか…




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