お昼の営業(常連客編、その18)
さてさて仕込みが終わり時計の針は
もうすぐ11時半になろうとしています小料理屋アコは昼営業の
開店準備をしていた
その時には、お客がちらほらと…
相木【こんちは~大将にアコさん!】と
毎度一番乗りで暖簾をくぐって
店のドアをガラガラと開けて
入っていく
浮田【こんにちは~】それに続いて
入っていく
アコ【いらっしゃい!そこで
座って待っててちょうだい】と
調理しながら話している
相木【いつもすいませんね~
ありがとうございます!
あ~腹減った~】といいながら
カウンター席に腰を下ろして
座っていく
アコ【しかし、寒くなってきて
冬到来ね~】と最後の
準備しながら話していると
相木【いや~これくらい涼しくないと
仕事してると冬なのに
未だに汗が吹き出ますから】
浮田【本当ですよ、体型は変化なし】
アコ【羨ましわね~
それだけ代謝が良くて
健康という証拠じゃないの】と
麦茶をコップに
注いで渡している
広志【そう言えばこの前はいきなり
ああいう事になって
悪かったね】と調理しながら
話かけている
相木【本当ですよ~】
浮田【まあ、病院なら
仕方ないですけどね】
広志【身体は無理しないように
気をつけるとするよ
話は変わるけど
恋愛の絶好調の冬に
なりそうかい】
相木【おかげ様で】
浮田【右に同じくで】と
気合いの入った表情を見せる
相木【いやいや今度ばかりは
年貢を納めますよ】
浮田【それに一緒にいても
素のままでいられるってのが
1番安心ですよ】
広志【それでこそよ
前にも話したけどよ
恋愛は寄せては返す
海のさざ波のように、
近づいたと思っては
遠ざかったりだからな】と
調理しながら話している
アコ【そうそう相手のどこが
良いなんて言っている時は
まだまだ本命ではないのよ】
広志【そういうもんだよ
良いも悪いも全てを含めて
この人と一緒になりたいと
感じた時が本命というもの】
相木【何か深いですね~】
浮田【2人はそうなんですね】と
ニヤニヤしながらアコと広志を
交互に見つめている
広志【そりゃあそうだろう】
アコ【そういうものです】
広志【さてと、アコ!そろそろいいぞ~
開店だ~】と声をかける
アコ【はい!じゃあ開店で~す
いらっしゃ~い!】
広志【いらっしゃい!毎度!】
店にはお客さんがぞろぞろと入って、おもむろに席に座る
相木【今日は何だろうな~】
浮田【献立考えなくていいし】
アコ【忘れてたわ
はい、おしぼり】と渡している
相木【ありがとうございます】
浮田【ありがとうございます】
それぞれ受け取り
手を拭いたりしている
榎本【こんにちは~毎度~】と
暖簾をくぐり抜けて店のドアを
ガラガラと開けて、店の中の
様子を伺っている
アコ【えのちゃんいらっしゃい
どうぞ】
榎本【ありがとうございます】
泉澤【こんにちは~大丈夫ですか?】と
後ろから続いて入ってくる
アコ【いらっしゃいませ、
こちらへどうぞ】
榎本と泉澤がそれぞれ
カウンター席に座ると
アコ【はい、みんな麦茶と
おしぼりね~】と
それぞれに渡している
榎本【ありがとうございます】
泉澤【ありがとうございます】
それぞれ受け取り
手を拭いたりしている
広志【アコ!あがったよ‼】と
出来上がった料理を
盛り付けている
アコ【は~い‼よっこらしょ】と
おぼんを持ち上げて運ぶ
アコ【はい、おまちどおさま
めしあがれ】とそれぞれの
カウンターテーブル席に
置いていく
相木【今日は何ですか?】
アコ【今日は“チャプチェ”に
“イカと里芋の煮物”に
“カツオのタタキ”ね】
浮田【チャプチェって…】
相木【聞いた事ないですよ】
広志【韓国の料理でな、
分かりやすく言えば
春雨の炒めものだろうな
向こうだと辛いだろうかや
少しすき焼き風にしてある
こういう方のも
面白いと思ってな
ついでに言えば
カツオのタタキも高知の名物で
高知に行けば香ばしいのが
食べられるよ】
と手を動かしながら話している
相木【へ~】
浮田【相も変わらず、大将って何でも
知ってますよね~】
榎本【確かに凄いですね~】
泉澤【さすが大将ですね~】と
関心していると
広志【色々食べ歩きしていると
その地方の人が教えてくれる
ものだよ】
アコ【はいはい、
早く食べちゃいなさい、
冷めちゃうわよ
お父さんも手を動かして】と
手をパンパンしている
広志【へい】と炒め物を
調理をしながら話している
相木【はい!いただきます】と割り箸を
持って割ってから
一口食べると…
浮田【チャプチェ美味いっす!】
相木【美味いけど…一気に口に
入れると…熱い!】と
言ってから
慌てて麦茶を飲み干している
広志【塊に当たったようだな】
アコ【はいはいゆっくり食べなさい】
と言いながら
相木のコップを
持ち上げてから麦茶を注いで
相木に渡していったのでした
広志【箸休めに煮物もな~】
アコ【カツオのタタキも忘れないで
食べてちょうだいね、
みんなご飯食べてつかの間
休んでお昼からもひたむきに
頑張って行きましょうね】
相木【は~い‼】
浮田【は~い‼】
榎本【しっかり働きます‼】
泉澤【頑張ります‼】と
もりもり食べている
その後の店内では…
高橋【すいませんご飯と味噌汁の
お代わりもらえますか】と
お茶碗をお椀を
持ってアコに手渡す
アコ【は~い、大丈夫ですよ~】
ちなみにごはんのお代わりは
1回まで無料で2回目から100円増し
以前にも紹介したかも知れませんが
大盛りや特盛りよりは、
お腹の具合にもよりますが
お得なのかも知れません
佐橋【カツオのタタキの香ばしい
いつか行ってみたいものだな】
と食べています
アコ【はい、少しお待ちくださいね~】
とバタバタと動き回っている
広志【はい!ちょうどですね、
ありがとうございます
またお待ちしています】と
お会計を終えて
挨拶をしている
〇〇【まだ大丈夫ですか?】と
暖簾をくぐり抜けて店のドアを
ガラガラと開けて、
店の中の様子を伺っている
アコ【いらっしゃ~いませ~
どうぞ空いている席へ】
それから、様々なお客様が
ご来場して、美味しいお昼を食べて
みんなエネルギーチャージをして
昼からの仕事に向かって
いったのでした




