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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第三部番外編 怪異ハンター 十二使徒の造反 前 1

 光の創造主の后神とオリジナルユウキの母親が来たおかげで、オリジナルユウキは許可を貰って、時間の巻き戻しの力を使って、とりあえずは死者だけを生き返らせた。


 ただ、勝小吉はすでに歴史の中に躍り出てしまったので、ここから一気に全部時間を戻すべきか夜に話し合う事になって、とりあえずは今夜は全員で少し壊れた屋敷で泊まる事になった。


 オリジナルユウキが死者を生き返らせたので、ベンさんもローレンスさんも衝撃的過ぎて黙ったままだったし、生き返った方は出来事のショックで固まったままだった。


 彼らにとって神様がこんなのだとは衝撃が凄すぎたらしい。


「ムリエルも暴れてしまったしね。その辺りを考えて、歴史に変化を与えない形で元に戻さないと」


 そうオリジナルユウキの母親がテーブルを集めた場所に着席した皆に話した。


「いや、すんません。ちょっと良いですか? いつも、そうやって考えすぎるからさらに無茶苦茶になってるんで、ここで一気に戻して、とっとと帰った方が良いと思いますが」


 スカーフェイスがそう手を挙げて話した。


「それは凄く同意しますね」


 光の創造主の后神が同意した。


「それは言えてるかも」


 ミクも同じように答えた。


「いや、それはどうかな? 」


「安易にやるのは良くないと思うよ」


 親父とオリジナルユウキが頷いた。


「いやいや、それ、向こうで説教受けたくないだけでしょ。龍女さんも麟女さんもいるし」


 そうミツキがキツイ目で話す。


「いやいや、それは無いけどな」


 そうオリジナルユウキが目を泳がせた。


 親父は俯いて知らないふりをした。


「どうした? 」

 

 光の創造主がオリジナルユウキがさらに少し困った顔をしているので聞いた。


「いや、すでに孔明がいないんだよね」


「ああ、そう言えば。でも、いつも、こんな感じでさっと消えないか? 」


 親父がそう答えた。


「いや、どうも、戦争やりたがってたでしょ。向こうの世界の時に」


「あ……やばいかな? 」


 オリジナルユウキの言葉で親父がなるほどと思い出す。


「あっちの世界での戦いは消化不良だったみたいだし。マッチポンプ孔明は伊達では無いし。どうしょうか……」


「ムラサキさん呼んで、調べて貰ったら? 」


 アイがそう話す。


「え? 」


 オリジナルユウキの顔がさらに歪んだ。


「そういや、前はずっとそばにいたのにな」


 親父がそう苦笑した。


「キレてるよ」


「ブチキレてる」


「全く呼ばれてないもの。二宮金次郎であの捻くれ方なのに。なんで許嫁だったのに呼んでくれないんだろうって、前に泣かれたし」


 ミクとミツキとゼブがさわさわと呟く。


 それでオリジナルユウキの顔が真っ青になった。


「元々、上から2番目の地位で最側近でしかも許嫁までしてたのにねぇ」


「冷たいと言われても仕方ないよね」


 オリジナルユウキの母親と后神の呟きにオリジナルユウキの顔が歪む。


「……ちょっと考えても良いですか? 」


 オリジナルユウキがそう答える。


「どうせ、向こうで待ってるから、早いか遅いかなのに」


 そうミツキが冷やかに呟いた。


「げふっ! 」


 オリジナルユウキが血を吐く。


「他にも一杯ユウキはいるのに、やっぱりオリジナルでないと駄目なのか」


 親父が不思議そうに聞いた。


「いや、そりゃそうでしょ。コピーは全部癖があるもの」


「そうなの? 」


「いらん性格とかを切り離してコピーにして捨ててんだから、当たり前だし」


 ミツキがため息ついた。


「呼んであげた方が少しは怒りが収まるのでは……」


「何しろ、転生してから一度も呼んでないし。まあ、ムラサキも呼んでくれるって、けなげに待ってたみたいですけど」


「げげふっ! 」


 さらにオリジナルユウキが血を吐いた。


「何というか、悩みが減らないよな」


 スカーフェイスがそれを見て苦笑した。

600万PV達成の時に投稿したかったのですが、遅れてすいません。

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