第百十四部 第九章 破壊
が、それよりも早く爆龍王ゴウオウの猛爆攻撃がこちらを襲った。
本当にすんでの所だった。
それをちゃんと見ていたアオイが障壁を張ったので、一瞬にして障壁の外にいたヒルのようなパラサイトは蒸発した。
「は? 」
べリウムがあまりの出来事に唖然としている。
俺達が爆龍王ゴウオウを見るとスリムなドラゴンにやられて、ボコボコにされながらやけくそになって火力で誤魔化そうとしたらしい。
それの流れて来た攻撃がたまたま我々に誤爆したようだ。
「あれは、あんたらの味方じゃ無いの? 」
べリウムが唖然として爆龍王ゴウオウを見た。
実際にアオイが見て無かったら、一瞬でも障壁を張るのを送らせていたら、我々はミツキなどを除いて蒸発していただろう。
恐るべし爆龍王ゴウオウ。
もう爆龍王ゴウオウがやけくそになってるのが、あちこちで炸裂する猛爆攻撃で分かる。
バッタやカマキリが燃えながら飛んでいく。
爆撃したら火災が拡がってえらい事になるので軍曹を使って、バッタなどを殲滅しましたと言ってた我々が猛爆攻撃であちこちを炎上させている結果になりそうだ。
「ちょっと、アオイ。爆龍王ゴウオウを止めれないの? 」
俺がアオイに聞いた。
「いや、それがやけくそになってるもんで、どうしょうも無いですね。こちらから話しかけてもそれどころで無いようです」
アオイが困った顔をした。
そしたら、今度は再度爆炎攻撃で俺達とべリウムをなぎ倒す形で攻撃された。
べリウムは肩に乗せて貰っていた、もう一頭のスリムなドラゴンに身体で庇われて、何とか無事のようだ。
「ちょっと! 止めなさいよ! あんた達ごと攻撃してるじゃない! 」
「馬鹿だから、止まんないと思う」
ミツキがきっぱりと返事した。
「封鎖区域どころか、あんたらの世界まで炎上してるじゃない」
べリウムが必死だ。
「ちょっと止めないとまずくないか? 」
カルロス一世が心配そうに聞いてきた。
「いや、本当にまずいと思うんだが……」
スカーフェイスも同意した。
「仕方ないな。リヴァイアに頼むか」
俺がアオイに頼むように言った。
「いや、それは良くないんじゃないかな」
アポリトが懸念を呟いたが、リヴァイアの方が早かった。
巨大な巨大な火球がしゅんと言う音とともに十キロくらい先にいる爆龍王ゴウオウとスリムなドラゴンに降りかかる。
「「「「「「「「「「ああ、やばいな」」」」」」」」」」」
全員が呟いた。
リヴァイアの攻撃の爆発で爆龍王ゴウオウとスリムなドラゴンが空を飛んでいる。
俺達はアオイとゼブの障壁で何とか守られた。
「あんなでかいドラゴンでも空を飛ぶんだな」
俺が感慨深げに呟いた。
「たまやー! 」
「かぎやー! 」
国王達が嬉しそうに騒いでる。
「いつもの事だが、助けに来たんだか、破壊しに来たんだか分かんないな」
カルロス一世がしみじみと呟いた。




