第四章 等活地獄
30分後ーー
麗さんが目を覚ましていた
「あれ…」
目を見開く麗さん
咄嗟に起き上がろうとして奈々に止められる
「まだ起きちゃダメ!ごめんね…私が油断したばかりに」
今にも泣き出しそうな顔で言う奈々
「大丈夫…でも私が寝てる間に何かあった?」
少し考える
「特にないかな」
私も頷く
「!お守りは?どうなった?」
とっさに確認する
サッと顔が青くなる一同
「…灰になってる」
麗さんもこればかりは驚いていた
「これでもダメか…実は、結構良いお守りーーー神の力を入れている、少量だけどね」
鞄を漁る麗さん
「少し、良いものを…いや…」
とぼそぼそ何か言っていた
暫く漁ったあと何かを取り出した
「これ、さっきのお守りの形を変えて力を強くした物」
とブレスレットのようなものを差し出した
「きれー」
確かにきれいだな
「!?」
吞気にライトに照らしていると、麗さんが驚く
影が近づいてくる
麗さんがナイフを取り出す
「た…すけ…て」
何と人間だった
奈々、麗さんが近寄る
「外傷は無いね」
麗さんが手をかざす
「中から浸食してるね…でもこの程度なら」
人に手をかざしたまま力を込めているようだ
手が光りだす
「.…あれ?ここは」
私たちがほっとしていると麗さんが
「とりあえず自己紹介、ほら」
と私達の方を見る
「あ、うん、わかった」
自己紹介をしていく
私の番が終わった後、助けた人がしゃべりだす
「僕は、橋本 琉唯、ここに友達と来たんだけど…みんなどっか行っちゃった」
話し終えると、麗さんが聞く
「ここは結界が張っている、少しゆっくりしていくといい」
琉唯くんの顔に少し笑顔が戻る
「うん、じゃあ、お言葉に甘えて」
琉唯くんが一歩踏み出す
これを起点に 物語が大きく進む
五章に続く




