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第三章 廃屋の中

廃屋の玄関をガラガラと開ける

中は意外と綺麗だ

「おじゃましまーす」

反射的に言ってしまった

『いらっしゃい』

!?

振り返ると、玄関がなくなってる

「…駄目か」

麗さんが謎のお札?の様な物を玄関があったであろう場所にかざす

奈々の方を見ると

「くぁwせdrftgyふじこlp 」

と謎の呪文のようなものを唱えていた

私はというとケータイを見ながら

電波の確認をする

「電波がない?さっきまであったのに」

麗さんが応える

「それは当然、多分ここは異界つながるはずがない」

呪文の様なものを唱えていた奈々も落ち着き始めていた

「えっじゃあ、みんなはここにーー」

麗さんがうなずく

「でしょう、生きてるかはともかく、ここに来てしまったのは確か」

少し考えてから口を開く

「…でも、何人かは生きてるみたい」

奈々が目を見開く

「え!本当!」

麗さんが何かに気付く

「…駄目、伏せろ!」

麗さんが叫ぶ

驚き咄嗟に伏せる

しかし、奈々が

「キャ」

っと短い叫びが聞えた

見るとツルのようなものが奈々をさらっていく

麗さんがナイフのようなものを取り出す

「闇より光、北より南ーーー」

何かを唱えて

ナイフのようなものを振りかざすと

刃渡りが伸びて刀になった

「おっと」

切れたツルの中から奈々を助け出す

しかし、

「ゴホッゴホッ」

麗さんが血を吐き始めた

「「!?」」

状況が吞み込めずあわわしてると

「脈はある、きれいなハンカチ…これでいいか」

奈々が手当をし始めた

…⁉そう言えば、奈々の親は医者、本人も医者を目指してるんだっけ

焦りながらも手当の手伝いをする

「麗さんは大丈夫なの?」

少し黙る

「多分大丈夫、少し寝かせれば大丈夫…だと思う」

その言葉を信じて手当の手伝いをする

四章に続く

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