#第一話 推しに認知されたい
初投稿です!
陰キャコミュ障女子高生のVTuber活動を描いた物語です。楽しんでいただけたら嬉しいです! ミスってるところあったら教えてくれると助かります!
『――というわけで、今日はここまで! みんな、遅くまでありがとね!』
画面の中で、淡い紫色の髪の少女が笑った。
大手VTuber事務所 アストレリアプロダクション所属、月城ルナ。
歌も上手くて、話も面白くて、リスナーへの気遣いも忘れない。私の大好きなVTuberだ。
『それじゃあ、みんな! せーのっ!』
『おつルナー!』
私もコメント欄に打ち込む。
【おつルナー!】
……よし。
コメントが読まれたわけじゃないけど、送れただけでちょっと嬉しい。
『また次の配信で会おうね! おやすみー!』
ルナが手を振り、配信が終了した。
「……終わっちゃった」
時計を見ると、もう夜の十一時。
明日も学校なのに、私はしばらく暗くなったモニターを眺めていた。
私、小鳥遊詩乃は人付き合いが苦手だ。
クラスメイトと話すことすら緊張するし、自分から話しかけるなんて無理に近い。
だから、家が好き。ゲームが好き。そして、VTuberが好き。
特に月城ルナが。
「……いいなぁ」
机の隅に置いたアクリルスタンドを見る。
たくさんの人を笑顔にできるって、すごいことだと思う。
画面の向こうにいるだけなのに、誰かの一日を楽しくできる。
私も、そんなふうになれたら。
「…………いや、無理無理」
慌てて首を振った。
人と話すのも苦手なのに、配信なんてできるわけがない。
コメントが来たらどうするの? 返事が思いつかなかったら? 誰も見に来なかったら?
……考えるだけで怖い。
「見る側でいいよね……」
私はそう呟いて、パソコンでいつものオンラインゲームを起動した。
プレイヤー名は、Nox。
フィールドを歩いていると、敵プレイヤーを発見した。
照準を合わせる。
一発。
敵が倒れる。
「……あ、もう一人」
こちらに気づいた敵が撃ってくる。
「うわっ、待って待って!」
遮蔽物に隠れ、反撃。
数秒後、画面に勝利の表示が出た。
「……ふぅ。危なかった……」
私はほっと息を吐いた。
敵がいたから撃った。それだけだ。
自分が特別上手いなんて、考えたこともない。
ゲームを終え、ふと時計を見る。
午前零時二十七分。
「……寝よ」
そう言いながら、なぜかブラウザを開いていた。
検索欄に入力する。
『VTuber 配信 始め方』
「……見るだけ。見るだけだから」
配信に必要な機材。マイク。キャプチャーボード。配信用ソフト。
そして、自分の代わりに画面に映るアバター。
Live2Dモデル。
「……かわいい」
黒い猫耳パーカーを着た女の子のモデルが、画面に表示されていた。
自分がこんな姿で配信できたら。
もちろん、ルナみたいになれるなんて思っていない。
でも。
「……私でも、誰かを笑顔にできるのかな」
ゲームで失敗して笑われてもいい。変なことを言ってしまってもいい。
もし、私の配信を見て、誰かが少しでも楽しい気持ちになってくれたら。
それって、すごく素敵なことなんじゃないだろうか。
「…………」
午前零時四十一分。
私はカートに機材を入れた。
午前零時四十七分。
Live2Dモデルの購入ページを開いた。
午前零時五十二分。
「……よし」
購入ボタンを押した。
――購入が完了しました。
「………………え?」
画面を見つめる。
もう一度見る。
機材一式。マイク。Live2Dモデル。
購入済み。
「………………」
「な、なんで買ったの私ぃぃぃ!?」
深夜テンションは、恐ろしい。
こうして私は、後戻りできない一歩を踏み出してしまった。
……ちなみに、配信者としての名前は、まだ決めていない。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
初投稿作品です。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!
私自身、アイデアは浮かんできたけど書いて残すことが無かったので、今回AIを利用して作ってみました キャラクターに愛着あるのでいつか描いてみたいです!
よろしければ、ブックマークや評価などもよろしくお願いします!




