gokudouー極道編③
ー桂 康太ー
ー年齢37歳 体重70キロ 身長175CMー
ー煉獄組 若頭ー
「はぁ~~、新宿に言ったらクスリをしないとかーいやだなー」
ー桂は後部座席に頭をこすりつけながら言った。運転手の男はミラー越しに男を見たー
「え?なんでですか~、良いじゃないですか~、゛クスリ゛を無料でやれるって」
「え~~、お前、もしかしてプライベートでもやってる系男子か~?」
「ほどよく、たしなんでますね~」
「カ~~~!、お前やめとけよ、゛アレ゛何で出来てるか知ってるか?ふんだんの科学物質の集合体だぞ~~、気持ちわり~、マジで肉が溶けるぞ」
ー桂はマジで引いた顔をしながらそう言うと運転手の男は少しすねた顔をしたー
「はいはい、分かりましたよー」
ー桂は一息つくと運転手の男に対して慰めの言葉をかけたー
「いや、俺も悪かったよ、だからちゃんと目的地まで行けよ」
「分かれば――」
「だけどな、考えてもみろ、タバコは何百箱吸って肺がんになるんだ、吸っただけでなるヤツもいるがな、酒も何百リットル飲んで肝臓がダメになるんだ、だが、覚せい剤・薬物は数回の摂取でおかしくなる、依存する・・・それでも柳原~、お前はするのか?」
「いや・・・・・あ・・・・辞めます」
ー運転手の男、柳原は何も言い返せなかった。桂はそれを分かって言ったのだー
「柳原よ~、クスリのはバカがするもんだ。バカに買わすもんだ。お前の親とかな」
「ちょっと嫌な事思い出せないでくださいよ」
「結局な、「教養がない」、「家庭環境が悪い」、「貧乏」、こんな理由でクスリする奴は悪だ、もれなく悪だ。「こういう理由があるから大目に見てください」とかクソみたいな言い訳をする奴が大勢いるが、それコイツ等がバカだからだ、バカって言ってもアレだぞ、教養がないとかじゃなくてだな、「弱い」んだよ。「逃げ」てるだけ、そうだなぁ~分かりやすく例えれば、「二本の道があるとするだろう。その片方はベトベトの泥がある、もう片方の道は普通の道、そして行きつく場所は同じ、それでも泥の方選ぶヤツがクスリをする奴だ」」
「?」
「つまりだ・・・・バカなんだよ!!!ハハハハハハハハハハ!!!!ダメだ、涙で前で見えね~~ww」
「ハハハハハハハハハハ、止めてくださいよ、桂さんの笑い方つられるんですよ!!ハハハwww」
ー新宿を通り過ぎてしまったー
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~10分後~
~新宿・路地裏~
カツ カツ カツ カツ
ー革靴の音が路地裏に響く、その音は少し早歩きだー
「おいおい、柳原、お前のせいで遅れたんだからな!、その時は頼むぞ!あっちは武器禁止なんだ!」
「分かってますよ~~、桂さんもしかしてビビってます~~??」
「・・・・・なんか、お前たのしんでね?」
「え~~なんでですか?」
「お前、スキップしてるじゃん・・・・もしかしてわざと遅れた?」
ー桂は歩きを止め柳原に聞いたー
てへぺろ
「テヘペロ!」
「柳原~~!!!お前!!!撃ち殺してやる!!」
ー桂は柳原を鬼ごっこをしている小学生のように追いかけた、その時、大声でガラガラ声の者が桂に声をかけたー
「煉獄組!若頭!桂康太とお見受けするが・・・定時の時間をすぎるとはどういうことだ!!」
ー桂は声を聞こえる方を見ると、路地裏にある階段の上に首から紋々が見えている手足が長い大きな男が怒りの表情を魅せていた。桂は鬼ごっこを止め、柳原の体を寄せ耳打ちをしたー
「おい、アイツ誰だ」
「え!知らないんですか?。あの人は寅銅鑼組の二代目、いや?三代目~若頭です」
「あ、俺と同じ役職かよ!、なんだよ、タメ口で来たから組長かな~って思ったぜ~」
ー桂は柳原を押しのけ寅銅鑼組若頭に喋りかけたー
「遅れたのはすまん!でも来たから許してくれ!」
「・・・・いいぞ」
ー顔に似合わず意外にも許してくれた、桂は一瞬真顔になったが笑顔にもどし「ありがとう!今いく!」と言った後、寅銅鑼組の若頭はドアを開けたまま室内に戻った。桂をソレを見た後に柳原に耳打ちをしたー
「柳原、今のうちにスイッチ入れとけ、お前好みの展開になりそうだ」
ー柳原はニヤッと笑い桂よりも先に階段を登り室内に入っていったー
「おしゃ!気合注入!!」
ー桂はそう言い柳原の後ろを追ったー
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~5分後~
「今回のはどうだ」
ーひどくしゃがれた声をした老人がタバコを吸いながら桂に聞いたー
「へっくちょん・・・ズーー!!・・あああ、そうですね、前の時よりも上等ですね~、単価は?」
ー桂は鼻に白い粉を付けながら老人に質問した、老人はタバコを深く吸ったー
「スーーハーー・・・・そうだなぁ~一グラム、20~40円って感じだな」
「ほぉ!!、それまた安い、30グラムで最高1500円ですかぁ~、いいですね~!、バカな奴らが買いますよ、ではそうですね・・・・1000万ほど貰いましょうか」
ー桂が笑顔でそう言うと老人はタバコをふかす吸いながら桂の顔を見た、その目は焦点があっていなかったー
「かつらよ~・・・金だけおいてとっとどっかいけ、煉獄組の組長と話したらよぉ~・・・クスリの事は何一つしらなかったぜ~~~?、お前、ヤクザの世界のご法度をしてんだよ・・・分かったらささっといね」
ー老人は桂をしっしつと手を動かしそう言った、桂はそれを笑顔で聞いた、そして口を開いたー
「そうですか・・・・・じゃあ寅銅鑼組は今日で店じまいだ、柳原!!!」
ーそう言った、桂の頭には周りに立っていた寅銅鑼組の組員の銃口を向けられていたー
「ハハッ!!ハッスル!!!」
ー柳原はそう言い大量の十円玉をポケットから取り出したー
バン!!!バン!!バン!!
ー柳原の手から銃以上の爆音がなったと思った時、辺りは血だらけになったー
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




