表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
脇役ですが、放っておきません!!  作者: ぱいんあっぷる
3/5

人生の終わり

いつも通り、すごい人ごみだ。


よけることはとてもできないので、せめて体をねじる。


だが、今はそんなことはどうでもいいと思ってしまう。


あの小説のことが、頭を離れない。


マレリリア・・・。マティオ・・・。


今すぐ彼らの幸せをなくしてやりたい・・・!!


もしあの世界に入れたとしたら、とびっきりの美少女になって、マレリリアからマティオを奪ってやるんだ。


それからマレリリアに想いを寄せていた男たちも・・・。


美奈はカバンをぐっと握りしめた。




と、周りに人がいなくなったのに気付いた。


ハッと顔を上げると、美奈は横断歩道に踏み出していた。


赤信号だ!しまった!!


息をのんで真横を見る。


目の前がぼやけた。


黒い物体が、猛スピードで迫り来ていた。


「きゃあああああああああ!!!!!!!」


誰かの悲鳴が聞こえた。


全てがスローモーションで進んでいく。


美奈は、膝から崩れ落ちた。



これで・・・・・・・・・・・・・終わりだ・・・・・・。


キキィィィィッッッ!!!!!!


            

              

神崎美奈、24歳。飛び出しにより、出勤中の時速80kmのトラックに轢かれ、死亡。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ