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13話 エルフの里に到着!

 大変遅くなってしまい申し訳ございません。

 いろいろとやることが多くて毎日投稿が難しくなってしまいましてので出来るだけ周1投稿を意識して頑張っていきますので応援してくれると嬉しいです。

 見てくれる人が少なくても完結させれるように頑張ります!



 ペリドットを出発してエルフの里に目指しているが、現在は森の前にいた。昨日はここの前に立った時、薄暗くて不安になったことを思い出す。


「この森って人間にとっては物凄くでかいんだな」


 インドラは森を見上げている。前の大きさでと自身が大きすぎて森も小さく見えていたと思われるが小さくなったのでかなりの大きさに見えるのだろう。


「エルフの里ってどこにあるのですか?」


「この森の中です」


 もっと遠い場所にあると思いきやこの森にあるようだ。エルフの里がここにある話は聞いたことないのだが、マナさんが言うなら本当なのだろう。

 しばらく進んでいくと複数のモンスターが襲撃してきた。


「ポイズンフロッグだ」


 馬車を止め、護衛の人が武器を構えて戦闘態勢に入る。このポイズンフロッグはEランクに相当し、よくなりたての冒険者が戦うモンスターである為そこまで脅威ではない。気をつけなければいけないのはこいつが吐き出す毒だ。


 Eランクとは言え、この毒をまともに喰らってしまうと死に至る可能性があるので油断はできない。ちなみにポイズンフロッグは昨日、モンスターの大群にいた1体だ。


「ここは僕に……」


「いえ、ここは我々に任せてください。レイさんばかりに戦わせるわけにはいきません」


 馬車から飛び出してポイズンフロッグを討伐しに行こうとしたが護衛の1人に止められてしまう。護衛の方々にもプライドがあるみたいでこの場を譲りそうになかった。護衛の戦いを見てみたかったのもあるのでここは引くことにした。


「レイよ、折角モンスターがいるのに何もしないのはもったいないじゃないか。スキルが強くなるかもしれないのによ」


「そうは言っても手を出したら護衛の方々に怒られるよ」


「だからばれないようにとどめを刺すのだ、まぁ見ていろ」


 インドラは指に雷を集中させて狙いを定める。護衛の方が弓矢を引き、放った時にインドラも雷を放つ。インドラの雷が目で追えない程早く、護衛の方に気付かれず、矢がポイズンフロッグ当たる前に雷を当てて先に討伐する。


「凄い、見えなかった……」


「このようにすれば問題ないだろう、次はレイの番だ。早くしないと終わってしまうぞ」


 見てみると護衛達が次々と攻撃をしてポイズンフロッグを倒している。弓を使う人、銃を使う人や地面を操ったり、爆弾をその場で生成したりなどスキルを使って戦っている人もいた。


「そう言われても……」


「スキルをコントロールする修行と思って、やってみるんだ」


 スキルをコントロールできるようにはなりたいので仕方なくインドラに言われたようにしてみる。手を銃のように狙いを定めて指先に雷を集中させて、護衛の攻撃に合わせて放つ。しかしスピードが遅く、先に当てることが出来なかった。しかも威力が強すぎたため、爆音と共に周囲のポイズンフロッグまでもが倒れてしまう。


「威力が強すぎる、溜めすぎだ。これで護衛にバレてしまったな」


「コントロールが難しいんだよ」


「言われてすぐには出来ないか。我も一緒にやるから見ながらやるんだ」


「まだやるの~」


 この後に護衛の方々から怒られそうで嫌だったがインドラはやっているので僕も修行と思ってやることにした。インドラは一度も外さず、しかも見えない速さを維持していた。それに比べて僕は強すぎたり弱すぎたりと全く上手くいかなかった。


 がむしゃらにやっていたらいつの間にかポイズンフロッグは全て討伐されていた。一度も上手くいかなかったので悔やまれる。


「レイさん、手を出さないでと言ったじゃないですか」


「すみません、少しでもスキルを上手く使えるように練習したくて……」


 護衛の方々が馬車に乗り込み、文句を言われたので本当はここで練習はしたくないと思いながら言い訳するようにごまかす。練習するなら落ち着いた場所で邪魔が入らないところでやりたい。その方が集中できるし、やりやすいと思う。


「次、モンスターが現れたらレイにも戦わせてあげてよ、スキルに慣れたいと言っているし」


「マナ王女が言うなら……我々の立場がなくなりますが共に戦いましょう」


「ありがとうございます」


「助かるぞ、実戦の方が修行になるからな」


 マナさんの助言もあり、共に戦わせてくれることになり、ホッとする。インドラのせいでどうなるかと思ったよ、呑気に頷いているがこうゆうのは本当にやめてほしい。護衛の方々と和解した後、馬車を走らせる。


【上限を満たしました。スキル【毒】が【毒耐性】に進化しました】


 いきなり世界の理の声が聞こえてきたのでびっくりして少し飛び跳ねてしまう。それを見て周りは首を傾げている。


「インドラ!」


「あぁ、ポイズンフロッグをかなり倒したから進化したな」


 念のためインドラに確認すると世界の理が聞こえていたみたいで間違いなくスキルが進化した。僕は全身で喜びを表現するように手を上にあげて大声で叫んだ。スキルが進化したと言ってもどこが良くなったのかがわからないので心の中で確認してみる。


 【毒耐性】……あらゆる毒攻撃に耐えることが出来るので喰らっても毒状態にならない。また毒があるモンスターや植物を食べると耐性が強くなる。

 ただし、いきなり強力な毒物を摂取したり、喰らってしまうと毒状態になるので注意。


 なるほど、攻撃的には変わっていないみたいだが忍耐、防御的に強化されたみたいだ。これはこれで有難い。まだ毒を試していないのに威力が増していたらコントロールが更にできなくなりそうだ。


「レイ、話すを進めずに私達にも教えてよ」


 おっと、またインドラと話を進めてしまった。マナさん達には世界の理は聞こえないので詳しくスキルが進化したことを教える。


「毒が効かないってどうなっているんですか!」


「もう人間超えてますよ!」


「もう最強の1人になっていてもおかしくないですよ!」


 護衛の方々が目が飛び出そうな勢いで驚きながら僕に詰問をしてくる。そんなに詰められても困る。毒耐性が付いたからって攻撃面では変わってないので買い被りである。


「レイよ、これでわかったな。モンスターを倒せばスキルが手に入り、強化されることがな」


「うん、これが分かったのは大きいね」


 これで僕のスキル【能力簒奪(スティール)】の使い方が大体把握できた。モンスターを倒してスキルを得て、慣れるために弱いモンスターと戦いながら別のスキルを強化する、これがスキルを強くするのに1番効率がいい使い方だと思う。


「レイさん。恐らく毒耐性になったのはポイズンフロッグの習性だと考えられます」


「習性?」


「はい、ポイズンフロッグは自ら毒が作れないんですよ。毒を持った昆虫、または植物を摂取して毒を体内でため込むのです。なので毒を喰らっても、食べても耐えれるようになったと思います」


 それは知らなかった。体内で毒を作り出していると思っていたがそうではないらしい。モンスターの生態系には詳しくないので知識がある人がいて助かる。


「そんな習性があったなんて、ありがとうございます」


「お役に立ててよかったですよ」


「そろそろエルフの里に到着します」


 1人の護衛の方が笑顔で僕に頭を下げているともう1人が報告してきた。周りを見渡しても集落らしき家が見当たらない。


「いったいどこにエルフの里が……」


「レイ、見ていれば分かるから」


 マナさんに教えてもらえず、ごまかされて首を傾げていると突如として白い霧が現れて辺りが見えなくなってしまう。


「えっ、霧!?」


 いきなりだったので内心慌てていると少しずつ霧が晴れて、周りを見ると広い場所に出て集落が見えた。


「辺りになかったのになんでいきなり……まさか、ここがエルフの里?」


「そうよ、ようこそエルフの里へ」


 森に囲まれており、主に生えている木を家にして生活をしていて奥に巨大な気持ち木が目立つように生えていた。自然と触れ合える場所で空気もきれいで気持ちが何故か落ち着く。馬車を止めて向かおうとした時、武器を持ったエルフに囲まれてしまう。


「動くな!」


「人間がこの地に足を踏み入れるとは活かしておくわけにはいかない」


「待ってください皆さん。彼は他の人間とは違います、なので武器を降ろしてください」


 鬼の形相でにらみつけるエルフにマナさんが説得しようと僕の前にきてくれるが聞く耳を持たない。マナさんはこうなることがわかった上で僕を連れてきて、説得すれば大丈夫と思っていたようだがダメだった。


「マナ王女、あなたは騙されています。人間は平気で噓をつく生き物ですので信じてはいきません」


 エルフは昔に人間に迫害を受けた歴史があるので人間を警戒しているみたいだ。僕がここで何を言おうとも無駄だろう。


「なるほど、人間に入られぬよう結界を張ってたわけか」


「結界?」


「白い霧が現れるまで分からなかっただろ、あれは人間が入らぬよう見えないようにしていたからだ」


 インドラが呑気に解説しているが今はそれどころじゃない。恐らくここから去ればエルフ達は落ち着いてくれるだろうから立ち去ることを伝える。


「僕はただマナさん達をここに連れてきただけですので僕はこれで失礼します」


「おい、逃げるつもりか!」


「エルフの里を知られた以上情報が洩れる前に貴様をここで殺す!」


「くらえ、毒爆弾(ポイズンボム)!」


 エルフがドロッとした紫色の球体を僕に投げつけてきて咄嗟に腕を交差するように前に出し、防ぐ。紫色の球体が直撃し、爆音と共に煙が上がる。その光景を見てマナさんが慌てて駆け付けようとしているが護衛の方に抑えられている。


「よかった……ポイズンフロッグを多く討伐していて、それが無かったら毒で死んでいたよ」


 僕には先程手に入れてスキル【毒耐性】があるので毒が効かないので喰らわない。煙が上がり僕が立っている姿を見てエルフは驚愕している。


「そっちがその気なら、僕も少し抵抗させていただきます」


 向こうが殺す気で攻撃してきたのでにらみつけながら体に少し雷を纏わせ、戦闘態勢に入る。


~【能力強奪(スティール)】で入手したスキル一覧~


 【雷竜】 【嗅覚】 【斬撃】 【毒】 【麻痺】 【操糸】 【飛行】 【翻訳】 【契約(テイム)】 【竜眼】


 隠し能力……サーペントスティール

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