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リトウキオ-境界美術館-  作者: 葛の葉
第六章

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死を選ぶということ

「別に君のフォローをするわけじゃないが」


 呆然としている僕に向けて口を開いたのは意外なことに赤西だった。


「高尾 灯の自死が全て君だけのせいだとは限らない。

人間が自分で死を選ぶとき、そこには必ず反発が生まれる。人間の生来備わっている本能というものは常に『生きる』ということを選択するからだ。

本能に抗ってまで自死を遂げた人間のほとんどは様々な問題や葛藤を複合的に抱えているケースが多い」


 僕の目を見て話していた赤西が、少し眉根を寄せて一口水を飲む。そして嫌そうな声音でゆっくりと次の言葉を紡いだ。


「どこを向いても逃げ場がないと感じた時に初めて自死という最後のトリガーを引く。

君からの愛情を感じられなくなったということは、彼女にとって問題や葛藤の一つではあったかもしれないが、それが直接の原因ではないだろうということだ。

まぁ、高尾灯がすでにこの世にいないのだから真実なんてまさに闇の中だが」

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