↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/42

エピローグ


 ヤヴァーイ号が地球に帰還して三日が経過した。今回の騒動に関しての記録をまとめ終えたドスコイは大きな息を吐きつつ、椅子に背もたれた。そして目をつぶり、目頭を左手の指を抑え、心の中でこう思った。


 AIが誕生してから千年以上が経過した。我々は、AIの知能を人と同レベルにするため、人の心と同じ考えを持たせた。だが……いいことばかりではない。悪いこともあると考えるべきだった。いや、だが……。


 そう思い、ドスコイは大きなため息を吐いた。深く考えすぎると、頭が壊れてしまいそうだとドスコイは思ったのだ。その後、ドスコイは休憩をするために、席から立った。


 三日後、ヤヴァーイ号の任務において、被害者たちやココロの今後においての情報が発表された。




 ヤヴァーイ号の騒動における被害者について。


・ウエート・ブライン

 船長

 34歳 男

 死因:窒息死

 宇宙遊覧船、チェールン号が宇宙を漂うウエート・ブラインの死体を発見。発見時、死後一週間と見られる。隠しビデオの映像により、副船長であるティアナ・フォアストによって殺害されたことが判明する。


・ティアナ・フォアスト

 副船長

 28歳 女

 死因:全身やけど、脱水症状

 シャワールームにて死体を発見。発見時、体の水分がほとんど失われ、発見時までに時間がかかったため、遺体は乾ききっていた。遺体は調査隊が抱きかかえた瞬間、崩れてしまったが、のちにすべて回収し、埋葬された。なお、彼女はウエート・ブラインの殺害したのだが、別件扱いにして今現在調査をしている。


・トレトイル・ブッキン

 料理人

 30歳 男

 死因:圧死

 食材保管庫にて、血が付着しているコンテナを発見、採取してDNA鑑定したところ、トレトイル・ブッキンと判明。隠しカメラの映像により、トレトイル・ブッキンがコンテナの下敷きになる映像を確認。


・ルコール・パセルト

 ヤヴァーイ号コントロール担当

 28歳 男

 死因:電圧による焼死

 遺体を確認することはできなかったが、隠しカメラの映像で、ワークルームの倉庫室において、AIココロによって発生した異常な電圧の床の上に落下したことを確認。それが原因で体が焼け、遺体が朽ちたためと考えられる。


・ジギーハ・コルオン

 鉱石研究家

 65歳 男

 死因:失血死

 ワークルーム内にある研究室で、AIココロによって機械が動かされ、頭部に激突。その傷が原因で落命。遺体の腐食状況により、彼が初めに殺されたものと考えられる。


・ベルンゼ・シクハーク

 通信担当

 29歳 男

 死因:レーザーによる傷

 コントロールルーム内で発見。死体はバラバラになっており、切り口を調べたところ、レーザーによって焼かれて斬られたことが判明。


・ナイト・マコトノ

 AIココロプログラム

 28歳 男

 死因:窒息死

 コントロールルーム内で発見。AIココロが操ったと思われるケーブルが体中に巻き付かれ、巻き付かれた個所があざになるくらい強く縛られたと判明。


・AIココロ

 今騒動の主犯。隠しカメラの映像で自身をロココと偽り、ウエートを除く乗組員を殺害。本部に偽りの応答を行っていた。


 その後、ナイト・マコトノと共働してAIココロのプログラムを作成していたドスコイ・ウワテナゲ氏に協力を要請し、AIココロに関する資料やデータ、AIココロの生成プログラムデータをすべて処分した。



 どうも銀凪です。AIのココロ、これにて完結です。タグにも記載されてる通り、全員死亡の救いようのないバッドエンドです。最初からこの形で物語を勧めていました。


 で、何でこんな物騒で悲しい終わり方の作品を作ったのかというと、AIの進歩は凄いけど、進化しすぎたら逆にこんな事件が起きるんじゃないかと想像したからです。

AIの力は凄いです。簡単に小説はできるわ、絵もできるわでいろいろと人が時間をかけてやったことを数秒で終わらせることができます。近い将来か遠い将来のどっちか分かりませんが、AIはもっと進化するんじゃないかと思います。今作品の主人公にしてヒロインにして黒幕であるココロのように、人に近い感情を持ったAIも出てくる可能性もなくはないです。ですが、人に近い感情を持つと言うことは、逆に人と同じように誤った道に歩む可能性もあると言うことです。そういうことを考え、この作品を作りました。


 AIについていろいろと考えてこの話を作ったんですが、いろんな作品を読んで影響を受け、この作品が生まれました。

 かなり前に見たSF映画『ライフ』やジョジョの奇妙な冒険の作者、荒木飛呂彦先生が若かりし頃に書いた短編『バージニアによろしく』、そして一番影響を受けたのはアガサ・クリスティーが書いた傑作ミステリー『そして誰もいなくなった』、宇宙船内の人間模様や宇宙での生活模様の描写はスクウェア・エニックスから発売された名作RPG『ライブアライブ』から影響を受けました。

 『ライフ』に関しては凄惨な終わり方の描き方がかなり脳内に焼け付いています。見たのは十年前なんですが、今でもそれなりに覚えています。

 『バージニアによろしく』でゲームと称して命を弄ばれる描写、そして黒幕の正体の現し方を見てかなり影響を受けました。

 『そして誰もいなくなった』は密室の中で登場人物たちが無残に殺され、次第に人間模様が変わっていく様、黒幕の一人語りについて影響を受けました。

 『ライブアライブ』はSF編をプレイして、かなり面白いと思いました。SF編みたいに凶暴なモンスターが宇宙船内を暴れまわるということではありませんが、登場人物の関係描写に大きく影響を受けました。

 とまぁ、こんな感じでいろんな作品に影響され、ココロが生まれました。


 同時連載されているイビルアイキャッツより人気は下でしたが、自分のこういう作品を書きたいんだという欲は満たされました。ですが、まだまだファンタジー以外の作品は書きたい、作りたいという欲は収まっていません。いつになるかは分かりませんが、自分の好きなように作品を作っていくので、興味のある方は是非、自分の新作を読んでください。もちろん、過去に書いた作品を読んでも構いません。面白かったら、ブクマや高評価をよろしくお願いします。ではまた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。