第17章:おゆき・・・!?
・・・美絵子ちゃんはおぼえてっかなぁ、
クラスメートの、「しゅーちゃん」こと、
『中郷しゅうじくん』を。
美絵子ちゃんとばっかし校庭で追いかけっこやるようになるまでは、ぼくは、
いろんな男子児童とも、よく遊んでいた。
「だるまさんが転んだ」なんかもやったっけなぁ。
それはイイんだけど・・・
しゅーちゃんのセリフがまた、
すんごく「シュール」っちゅうか、
ひょうきんでね。
「だるまさんが怒った」
「だるまさんがしゃべった!」
・・・あたりまでは、まーだ許容範囲だとしても、
しまいにゃー、あーた。
「だるまさんがチンチンぷらぷらさせて、こっちに向かって走ってきた!!」とな(笑)。
ソレって・・・
変態ぢゃん❤️
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
しゅーちゃんには兄貴がいた。
名前は忘れたが、
ぼくよりも一学年、下。
美絵子ちゃんはきっとおぼえているべなー。
ほら、朝礼のとき、
マイクを持った6年生の先輩が、朝礼台の前に整列した全校児童に向けて、
「なにか質問がある人はいませんか・・・?」
と呼びかけると、
毎回、かならず「はい!」といって、
長々と質問をぶつけるお方がいたのを。
・・・しゅーちゃんの兄貴だよ♪
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
中郷家に関しては、
ひとつ、忘れられないエピソードがある。
ソレが、お題目の・・・
『おゆき事件』なんだ。
番組名は忘れたけど、
中郷家の皆さんが、テレビのクイズ番組に出ることになった。
楡木校長先生が放送日を朝礼でみんなに伝えたので、
それぞれが自宅で、
彼らの「晴れの舞台」を楽しみにしていた。
・・・だって、そうでしょう?
身近な知り合いや友人が、
田舎者のぼくたちの仲間が、東京でテレビ出演するんだもんね。
しかも、ゴールデンの人気クイズ番組に。
で・・・
もちろんぼくたち栗原家も、
テレビの前に正座して(← うそ)、
しゅーちゃんらが淡々と正解していくのを見守っていた。
そしたらねぇ、
クイズのお題が何であったかは忘れたけど・・・
だれかの人名を答えるときに、
しゅーちゃんの兄貴ね、
「おゆき!!」って、頓珍漢な回答したんさ。
「え・・・おっ・・・おゆき!?」
司会者は、
目が「点」になってた(笑)。
兄貴はね、
顔が真っ赤になって、
しゅーちゃん含めた家族ともども、
マジで居心地わるそうたっだぜ♪
ふだん、「冷静沈着&クールなキャラ」でとおっていた兄貴さんも、
実は相当「あがってた」ってワケ♪♪
・・・美絵子ちゃん、
そんなエピソードがあったってこと、
君は、
おぼえているか~い❤️
追伸:
たったいま思い出したけど、
しゅーちゃんの兄貴のファーストネームね・・・
「まさひろ」ですた。




