表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
復讐するため今日も生きていく  作者: ゆづにゃん
第二章 2人目の復讐者
12/137

第10話冒険者登録

すいません、投稿が遅くなりました。

本当に申し訳ありません。

ギルドに戻って来ると、ついさっきとは違い冒険者が消えていて、とても物静かで人が数人ほどしかいなかった。

ほとんどの冒険者は、クエストに行ったのだろう。


(さっさと冒険者登録してもらうか)


ギルドの右斜めにあるカウンターに向かう。


「いらっしゃいませ、クエストの受付ですか?それとも冒険者登録ですか?」


屈託のなさそうな笑顔でお姉さんが聞いてきた。こういうやつに限って中身は黒かったりするのだ、まあただの俺の考えに過ぎないけど。


「冒険者登録をお願いできますか?」


「はい、分かりました。少しだけ待っていて下さい」


そう言ってギルドの奥に入って行く。


少しするとお姉さんが赤色のカードと針を持ってきた。


「では、ここに血を少し垂らして下さい」


そう言って針を渡して来る。

俺は、お姉さんに言われるがまま針を手に突き刺す、チクっとした痛みを感じると、血が一滴ポツリとたれた。

するとカードは淡い光を放ち、文字が刻まれていった。



================================

名前 キリア(ユウキ) 13歳


ギルドランク:E

クエスト回数:0

モンスター討伐数:42体

ユニークモンスター討伐数:0体

ステータス総合ランク:C上位

================================



(これやばくないか?)


普通13歳の子供が42体もモンスターを倒すなんてありえないことだ。

お姉さんの反応を心配するが、お姉さんの反応は、俺が考えていたものの斜め横をいった。


「..............」


脅威の無言だった、無言のままカードを見つめている。

さすがに何か言われると思っていたのだが、しばらくの間無言だった。

はっ、と我に返ったお姉さんはオロオロとし始める。


「えーと.......あの、ステータスを見せて貰っても良いですか?最初からステータス総合ランクがCの上の人初めて見たので」


お姉さんがおかしいと思ったのは、モンスター討伐数ではなく、ステータス総合ランクの方だったようだ。


「すいませんが、ステータスを見せる事は、できません」


そりゃそうだ、もしこんなステータスを見せれば異常な化け物として見られるだろう。


「そうですか」


少ししょんぼりしている様に見える。


とりあえず話題を変えようと思う。


「すいませんけど、説明をお願いしてもいいですか?」


それを聞いてお姉さんが


「す、すいません忘れていました」


そう言って恥ずかしそうに笑った。


「では気を取り直して、説明させていただきます」


そう言ってお姉さんは、説明を初めた。


「まず、このカードですがこれは、ギルドカードと言って身分の証明などに使えます。クエストを受ける時も必須です。

そしてギルドカードには、ギルドランクと言うものがあります。これは、クエストをクリアすると上がっていきます。ギルドランクは、SSS、SS、S、A、B、C、D、Eこのようなランク分けになっています。

ちなみにSSSランクの方はこの世界で4人のみです。

あとは、ステータス総合ランクですが

自分のステータスが強い程ランクが上がって行きます、ランクはギルドランクと少しだけ違います、同じランクでも上位、中位、下位と強さが分かれています。最後にクエストの難しさですが、☆のマークが多い程難しくなっています。これで説明は終わりですが、質問はありますか?」

「いえ、ありません」

「そうですか、では、今日からあなたは冒険者です。死んでしまわないよう頑張って下さい」


そう言ってお姉さんは、ギルドカードを俺に渡して来る。

俺は、それを笑顔で受けとり「頑張ります」と言った。




(さて、冒険者登録も出来たしクエストを受けてみるか)


クエストボードの前まで来てみると、そこにはクエスト用紙がいっぱい貼ってある、それを一通り見ていく。


(ゴブリンの討伐クエストか、ゴブリンは何度も倒しているしな、ん.......これは?)


目に留まったのは、下のほうに隠れていたクエスト用紙だった。


================================

ブルベアの森の盗賊団の討伐

☆×5

報酬金貨1枚


盗賊団の情報

ブルベアの森を根城にしている盗賊で数は14人、全員が麻痺、毒などの状態異常を使ってくる。根城には、無数のトラップが仕掛けられている。

このクエストのクリアは、パーティでの挑戦が望ましい。

================================


(これを、やってみるか)


そう考えクエスト用紙をボードから外しカウンターにいる

さっきのお姉さんのところに持って行った。



「クエストの受付をお願いします」

「早速クエストを受けるんですね。 受けるクエストは..........盗賊の討伐!!☆×5のクエストですよ!?普通ギルドランクEの人では、死んでしまいます!Cランク冒険者くらいにならないと無理ですよ!

最初は、ゴブリン討伐とかにしておきましょう?」


(Cランク冒険者ならさっき殺ったしな、あいつらでも行けるなら俺でも余裕だろ)


「いえ、大丈夫です」


それにお姉さんは、少しの間俺の目をジー、と見つめて。


「はぁー、仕方ないですね、分かりましたクエストを受託します、けど死なないで下さいね?」


そう言ってお姉さんは、しぶしぶ受託してくれた。



ギルドから出て、早速ブルベアの森に向かう事にする。

大都の正門から出て、馬車はないかとあたりを見渡すと、そこには大都まで乗せてってくれたおじさんがいた。

おじさんは、俺に気付くと声を掛けてくれる。


「買い物は、終わったのか?」


「はい、終わりました。また、馬車に乗せて貰ってもいいですか?」


そう聞いてみるとおじさんは、ニコッと笑い。


「おう、乗ってけ」


豪快にそう言う。


「ありがとうございます。ブルベアの森までお願いします」


「おう、分かった」


そう言っておじさんは、馬車を走らせた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ