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第四章⑦

「おい、アンタ、」ケンタロウはマイコの前を手で遮り、そして肩に触り、強く後ろに押して、一歩階段の方に近づき、シガレロの先を破裂させて、口に咥えて、煙を吐いた。「ちょっと待て」

 サブリナはソフィアに歩み寄る足を止め、振り返り、ケンタロウを見上げた。体もこちらを向け、手を腰に当て、ニッと片方の口角を上げた。サブリナの表情は蒸気機関車のトラブルを直した時とは全く違っていた。丸い目は落ち窪み、それは狂気を感じさせるほどだった。器の中身が違ってしまったような、極端な変化。この推察に過去、例がないわけではない。単純にヒステリックだと指摘するよりも、人格が入れ替わったと認めるほうが、サブリナの過度な変化に対して、ふさわしいのではないかとマイコは思う。

「破壊しがいのありそうな人間がまた一人、」サブリナの声は低い。「桃色の髪の男の魔法使いとは珍しい」

「アンタ、誰だ?」ケンタロウも人格の変化を疑っていたようだ。

「さあ、」サブリナは足元を見て首を横にに振った。「誰だろう、分からない、いや、クラウドと、誰かが名前をつけた、ああ、そうだ、サブリナがそう俺のことを呼んでいた」

「人格の数はいくつ?」

「……なんのことを言っている?」クラウドは剽軽な表情を見せ、首を横に振る。

「……人間か?」

「曖昧だ、」サブリナは両手を手の平を天井に向けた。「比較的、人間的だと思うが、それはお前たちの判断に寄ろう、俺には興味がないことだし、意味もないことだ」

 ケンタロウは煙を吐き、シガレロを指先で回し、灰を床に落とす。「微妙だな」

「しかしやりたいことはハッキリしている」クラウドは階段をゆっくりと登ってくる。

「やりたくないことなのに、やりたいと思い込んでいるだけでは?」ケンタロウは早口で聞く。

「いいや、違う、確かなことだ、確信している、そのために俺はこの世に産まれたし、そう望まれている、祈りや願いに近い、俺の感情は尊く、希少、それゆえに価値がある」

「それは?」

「この天球に存在する圧倒的に巨大なものの破壊、」クラウドはケンタロウの目の前で止まった。「俺は巨大な肝を潰すことを望まれている、そして俺は巨大な肝を潰したい」

「それは、なんて言うか、」ケンタロウは床にシガレロを捨て、火を踏み消した。「どうかしているな」

「そう思うなら、お前の誤解だ」

「……やるの?」

「ああ、いくら抵抗してもらっても構わない、」クラウドは両手を広げた。「準備が必要ならば言ってくれ」

「サブリナのインクのことについて聞きたい」

「サブリナのことはサブリナに聞いてくれ」

「どうすれば、サブリナに会える?」

「俺の色を消せば」

 クラウドの髪の色は、その根本から変化した。

 その色は、紅。

 金色から、ゆっくり、それを飲み込むように、紅色に変化している。

 毛先まで、完全に紅色に変わり、マイコはクラウドから漂う熱を感じて、疼く。

 インクに隠された、髪が疼く。

「これが俺の色だ、」クラウドは自分の紅色の髪を触った。「そう、この色が本来の俺の色、この炎で作り上げた雲に隠れ、誰も考えられない場所から躍り出て、肝を潰す、それが俺だ」

 クラウドは両手を広げた。

 その瞬間。

 フロアの周囲にあって明かりを灯していたロウソクの炎が大きくなり、壁を燃やし始めた。

 炎が熱い。

 しかし、私の炎の方がもっと熱いことを。

 私は知っている。

 その炎を飲み込めるほどの、炎を私は持っているのに。

 歯痒い。

「火を消せ!」

 叫んで階段を駆け上がってきたのはピアニストのミケだった。木製の椅子を持ち、クラウドにそれを叩きつけようとした。

 クラウドは振り返らない。

 ミケの持つ木製の椅子は、燃え出す。

 ミケは慌てて椅子を手放した。クラウドを恐れているような表情だがしかし、それよりも怒りの感情の方が優っている、という風な表情でクラウドの背中を睨み、怒鳴った。「火を消せ! 早く消せ! 滅茶苦茶にしやがって!」

「まずい」ケンタロウは小さく呟き、髪の毛の色を煌めかせた。

 マイコもそう思った。

 咄嗟に体が動く。

 サブリナがミケの方に振り返り、彼女の方に手を伸ばした。

 そして引き下がるミケの手を掴んで。

 強引に体を引き寄せて言う。「邪魔だ」

 クラウドの髪が紅く発光。

 ミケの悲鳴。苦悶の表情。

 肉が焼ける匂い。

 マイコは自分の反応の遅さを悔やみながら、前傾姿勢のまま、クラウドとの間合いを取り、腰を低くした。

 マイコの着物の裾は短い。託し上げる必要がない分、速さがある。

 ケンタロウが魔法を編む。

 クラウドの顔の近くの空気に漂う僅かな可燃性のものを炸裂させる。

 一回、

 二回とクラウドのこめかみを襲う。

 マイコはバランスが崩れたタイミングを見て、クラウドの側頭部に蹴りを叩き込んだ。

 回転軸はブレていない。

 確かな回転から繰り出された回し蹴り。

 ブーツの先の硬い鉄の部分はクラウドのこめかみに食い込み。

 骨を響かせた。

 そういった感触を、手応えを確かに感じた。

 クラウドはミケから手を離し、階段を転げ堕ちた。

 ソフィアの目の前でクラウドは止まる。うつ伏せに倒れて動かない。

 ソフィアは一度悲鳴を上げて身を引いたが、「マリエ?」とクラウドの横に跪き、様子を伺っている。クラウドの体に力はない。

 マイコは視線をミケに移す。

 思わず耳を塞ぎたくなる、呻き声、泣き声、叫び声がミケの口から出ている。

 彼女の右手は、クラウドに掴まれた右手が、紅く発火していた。

 彼女は右手を振り回し、その炎をどうにかしようとしている。

 暴れている。

 叫び、暴れる彼女の足を払い、仰向けにしてケンタロウはミケに馬乗りになって、その右手を押さえつけた。

「放して!」ミケは頭を振り乱している。「痛い、熱い、消して、消してよ、早く消して!」

「ミケ!」黒い服を来た、まだ少年の風貌の男が階段の下から駆け上がってきて、上着を脱ぎ、それで右手の炎を消そうとする。「ミケ、今消してやるからな!」

 彼の努力むなしく、上着に炎が燃え移り、すぐに灰と化した。

「マイコ様!」

 ケンタロウに呼び止められて、マイコは振り返る。マイコは急いで階段を降りていた。客席の脇にボトルの並んだカウンタがあり、奥に水があると思ったのだ。「何!?」

「水なんかじゃ消えません、」ケンタロウは冷静に淡々と口にする。「そういう性質の炎じゃない」

「分かってるわよ!」マイコは冷静で、この炎に取り囲まれた熱さの中で涼しい顔をしているケンタロウに苛ついていた。「私は火の魔女よ!」

「こっちに戻ってきて、早く!」ケンタロウは声を強くして言う。

「言われなくても急ぐわよ!」マイコはすぐにカウンタの奥に水の入った樽を見つけた。重かったが、とても重かったが、歯を食いしばって持ち上げて、階段を駆け上がって、その勢いのまま、ミケの右手に、ケンタロウも、傍にいる黒服の男もまとめて、樽の水をぶち撒けた。「これでどうだぁ!」

 ミケの右手の炎は小さくなった。

 しかし、それは一時的なものに過ぎなかった。

 水はすぐに蒸発し、それこそ雲のような靄になり、煩わしい。

 分かっていたことだが。

 ミケの右手の炎を消すのは難しい。

 優秀な水の魔女でも苦労する炎だ。

 絶望的な状況だ。

 ピアニストの右手が焼かれている。

 ミケはすでに泣き叫んでもいない。

 あまりの激痛に気を失ってしまったようだ。

 絶望的だ。

 本当に、もう。

 どうしようもない。

 彼女の右手を守れなかった。失うことが、悔しくて、怒りたくなる。

 マイコは樽を乱暴に投げ捨てた。

 重いものを持って急いで階段を登ったから息が切れていた。

 熱さにめまいがする。

 こんなことは今までなかった。

 魔女だったマイコが、こんな風に弱い気持ちになったことなんてなかった。

 ふらつく。

 ケンタロウがふらついたマイコの腕を掴んで引っ張った。

 顔が近い。

「まだです、」ケンタロウはずっと冷静だ。「まだ手はあります」

「え?」

「リンプ、」ケンタロウは後ろで傭兵風の男の治療を続けるリンプの方を見て言う。「スイッチはどれだ?」

「話しかけるな、もう少し、あと十秒だから!」リンプはがなる。彼女の瞳と指先は早い速度で動いている。その作業に集中しきっている。「よし、よし、よし、よし、よし、はい、おっけ、」リンプは糸を八重歯で切った。そして男の傷口に酒を不利、自分の服の袖を引きちぎって包帯にして巻く。そしてこっちを見てがなる。「終わったよ、なぁに!?」

「スイッチは!?」ケンタロウはなぜかマイコの蒼い着物のあらゆる部分を触ったり、引っ張ったりしている。「スイッチはどこだ?」

 リンプはケンタロウを睨み、ピンク色の瞳を輝かせた。

 リンプも破裂する魔女。

 ケンタロウの顔の近くの空気が破裂。

 不意をつかれたケンタロウは仰け反り、背中から倒れた。

「マイコ様に触り過ぎだわ!」ヒステリックになったリンプは倒れたケンタロウの首元を掴んで言い聞かせるように怒鳴る。「マイコ様に触っていいのは私だけなの!」

「この野郎!」ケンタロウは珍しく頭に血が昇っているようだった。頬を押さえながらリンプを睨みつけがなる。「そういうこと言ってる場合じゃねぇ! ピアニストの右手が大変なんだ! 早く消さなきゃならねぇんだ! だから、スイッチの場所を教えろって言ってんだよ! このバカ野朗!」

 リンプは表情を変えた。やっとミケの右手を焼く炎に気づいたようだ。そして再びケンタロウを睨み、怒鳴り返した。「そ、それを早く言いなさいよ、バカ!」

「スイッチは!?」

 リンプはマイコの背後に移動した。「ここよ」

「そこはもう触った、」ケンタロウもマイコの背後に移動する。「もう押したし、もう引っ張った、でも、何も、」

「当たり前よ、私にしか反応しないもの」

「はあ!?」ケンタロウはさらに声を荒げた。「どういうことだ!?」

「だから私にしか、反応しないスイッチなのよ!」リンプはケンタロウに怒鳴り、マイコに背後から優しく早口で囁く。「マイコ様、今まで黙っていてごめんなさい、この蒼い着物は、実は「蒼葉」と言って」

「蒼葉?」

「はい、いえ、説明は後にしましょう、とにかくマイコ様、少し不愉快なご気分になられるかもしれません、しかし、ええ、マイコ様なら、大丈夫です」

「え?」マイコは訳が分からない。

「一度空っぽになるまで蒼葉に魔力を注いだのは俺だ、俺にしか反応しないスイッチを作るとお前は言ったよな!」

「煩い! 少し黙ってろ! この蒼葉を作ったのは私よ! アンタじゃない、私なの!」

「マイコ様とずっと一緒にいる気か?」

「当たり前よ!」

「俺達は日本に帰るんだ、そこにお前はいない」

「私はずっとマイコ様と一緒にいる、そう決めたんだ! どこにだってついていくわ!」

「バカなことを言うな!」

「バカじゃないわよ、バカ!」

「ああ、もう! 二人とも止めて!」

 マイコが叫ぶと、二人とも黙り込んだ。「なんだかよく分からないけど、二人とも、こんなときに止めてよ、お願いだから、よく分からないけど、手段があるのなら、スイッチ? なんのスイッチ? とにかく、早く押して! 早くしないとミケの右手が!」

「すいません」ケンタロウが早口で謝る。

「ごめんなさい、マイコ様、」リンプも謝り、蒼い着物の背中の膨らみの中心を押した。そしてマイコに説明を始めた。「この「蒼葉」は冷却装置です、「紅華」の最大の設計ミスは、それが発する高温の熱から自身を守る術がないということでした、マイコ様のように素敵な火の魔女でも、自分を守れないほどの熱を「紅華」は生み出してしまいます、「紅華」自体ですら焼きつくすほどの熱を発するのです、だから冷却装置が、この素敵な蒼い色が必要なのです、マイコ様、蒼葉は今確実に、起動を始めました」

 マイコの蒼い着物、蒼葉はその色を輝かせ始めた。

 脳ミソに流れ込んでくる、蒼い色。

 とても冷たく、清らかで、暴力的な勢いを感じさせる、蒼い色。

 その蒼い色は海になり。

 波を作り。

 マイコの止まっていた脳ミソのセクションを回転させる。

 回転し。

 そうだ。

 この回転が。

 懐かしい。

 この回転の速度が魔女。

 マイコの髪の色は群青色に染まる。

 そして蒼く発光。

 炎の中で。

 マイコは蒼く映える。

 この煌めきは新鮮で。

 まさに生まれ変わったと表現するのがふさわしい。

 輪廻転生とは、コレか。

「マイコ様、気分はいかがです?」リンプは不安そうに聞く。

「悪くない、ううん、」マイコは笑顔で首を振った。「素晴らしい気分だわ」

「本当に?」ケンタロウも不安そうにマイコを見つめる。

「ええ、何も心配はいらないわ」

 マイコはミケの右手に手をかざした。

 そして。

 魔法を編む。

 群青色の魔法。

 水の魔法。

 私に編めるだろうか?

 十一歳の時。

 魔女に開花したばかりの私は。

 凄い魔女になりたくて。

 そう、誰からも、世界からも認められたくて。

 強引に、無理をして、巨大な炎を編み続けていた。

 静かな研究作業の価値を知るのはずっと後のこと。

 もっと早く気づけばよかったと、その時は後悔したものだがでも。

 十一歳の時の何も知らない純粋な私が見ていた未来は、今は見ることの出来ない、とても煌めく、錦な景色。

 なんだって出来るって思えた、何も知らないあの頃の気持は、私を魔女として成り立たせる、最大の要素だ。

 その要素が今。

 胸に膨らみ。

 錦な景色の片鱗を。

 今。

 見た気がした。

 編めるだろう。

 十一歳の私が巨大な炎を編んだ時のように。

 見よう見まねで。

 そう。

 私は見たことがある。

 何度も、何度も。

 彼女は何度も、私の炎を消すために。

 見せてくれた。

 暴力的な目をして彼女は何度も編んだ。

 それを手本にして。

 編んで見る。「フィル・ズィ・リイアル・シィ」

 マイコの発声に呼応して。

 水が弾け、流れ込む。

 フロアが水で満たされるまで流れ込む。

 火は水に飲まれ、悶え、しかし、その水の量に消えた。

 ミケの右手の炎も消える。

 その火傷の後は直視できないけれど。

 確かに消えた。

 黒い服を来た男は自分の服で、彼女の右手を包もうとした。

「駄目、」リンプが男の行動を止める。「そのまま、何もせずに医者に見せた方がいいわ」

「は、はい、」彼はぎこちなく頷き、ミケを抱えた。「分かりました、あの、あの、なんて言ったらいいか、その」

「早く行きなさい、」黒い髪の色に戻ったマイコは床に座り込み、大きく息を吐いた。「何も言わなくていいから、早く行って!」

 男は体をビクッとさせて、マイコに頷き、フロアから出て行く。

「大丈夫ですか?」ケンタロウがマイコの顔を覗き込む。「顔色が悪いです」

「髪の毛の色も?」マイコは大きく呼吸をしながら、水に濡れた前髪を掻き上げた。「やっぱり一時的なものなのね、着物の色も、蒼いけどくすんじゃったみたいね」

「また魔力を注ぎ込めば戻ります、」ケンタロウが答える。「あの、本当に大丈夫ですか?」

「ええ、」頷いたものの、少し頭がぼうっとしていた。「ええ、問題ないわ、うん、あ、じゃあ、また魔力を注いでおいて頂戴ね、少し疲れるけど、ええ、気に入ったわ、凄いわね、リンプ、……って、どうしたの?」

 リンプは少しマイコから離れたところに立っていた。なんだか静かで、困っている様子。もじもじしているそんな感じ。

「マイコ様が怒ったからですよ」

「え、怒った?」マイコはとぼけた。「怒るわけないじゃない、私は姫よ」

「意味分かんないこと言わないでくださいよ、とにかく、マイコ様、怒ったじゃないですか、」ケンタロウは珍しく微笑んだ。「僕はマイコ様に何をされても平気ですけれど、まだリンプはマイコ様の細かいところまで知らないので、怒ったら、ああなるんですよ、その点を考えると、僕の方がマイコ様に距離が近いということが分かりますね」

「意味分かんないこと言わないでよ、」マイコはケンタロウの戯言をあしらって、リンプを手で招いた。まだ立ち上がる気力はなかった。「リンプ、ほら、こっちにいらっしゃい」

 リンプは少し、迷っていたがしかし、とことことマイコの目の前に来て、床に膝をついて座って、両手の人差し指を擦り合わせている。意味の分からない仕草だ。「……あの、その、ごめんなさい、マイコ様、私、マイコ様を困らせてしまったみたいで、その、えっと」

「怒ってないから、」マイコはリンプの体を抱き締めた。「怒ってないから、気にしないの、リンプらしくないわよ、リンプはリンプらしく、笑っていなさい」

「えっと、でも」

「はい、はい、もう忘れるの」

「はい、分かりました、えっと、あの、」リンプの声は明るくなった。マイコの背中に腕を回し、ギュウと抱きしめて、耳元で囁く。「……蒼いマイコ様もとても素敵でした」

「ありがとっ」マイコはリンプの頬にキスをした。

 そのとき。

 ミラーボールの下。

 金色の強い光が見えた。

 マイコの身は強張る。

 マイコが蹴ったこめかみを押さえ、クラウドが立ち上がる。

 いや、違う。

「……いたたた、」声色はクラウドではない。「なんでこんなに痛いのでしょう? えっと、ここは、どこ? どうして濡れているんだろう? 全くもって意味不明なんだけれど、」彼女はソフィアを見て言った「あなた、この理由を知っていて?」

「……あなたは、誰?」ソフィアは震える声で言う。水に濡れたせいで震えているのか、恐怖で震えているのか、そのどちらかを選択することの意味は微妙。

「私はサブリナ、」彼女はスカートの裾を摘んでソフィアに向かって傅いた。「サブリナ・シインズ、一応、この体の主人格なんだけれど」


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