第三十六章~青みぎゃ子・茶髪ボブみぎゃ子とみぎゃー~
その日、みぎゃ子と茶髪ボブみぎゃ子は、またあの最初に出会った
変わったセレクトショップで出会っていた。
みぎゃ子
「あれ、久しぶり!結構ココ、来るんだね?」
茶髪ボブみぎゃ子
「あら、奇遇ですね!そうなんですよ、
休日は結構な頻度で、来ちゃいますね~。」
みぎゃ子
「と、言う事は、"例のアレ"、だよね?」
茶髪ボブみぎゃ子
「ゴクリ・・・。そうです、"例のアレ"です。」
二人が言っている"例のアレ"とは、このセレクトショップ恒例の
[幸運のタヌキ君人形を見つけたら嬉しい何かをプレゼント]イベントだ。
まぁ実際にはタヌキと言いながらレッサーパンダみたいなデザインだ。
二人は店内中を探し周り、他のライバル達が苦戦する中で見事に
それぞれが一体ずつ、幸運のタヌキ君人形を見つけ出した。
二人は喜びのあまり店長を押し倒し、景品をせがむ。
みぎゃ子
「てんちょー!幸運のタヌキ君人形、見つけたよ~?
景品ちょうだい~?」
茶髪ボブみぎゃ子
「あわわ、店長さん、重く、ないですか?えっと、景品くれなきゃ、
逮捕しちゃうぞ!・・・・です。」
店長は一瞬固まってしまった。
茶髪ボブみぎゃ子
「あ~、ホラ~、みぎゃ子ちゃんが言ったからやってみたけど、
店長さん引いてるじゃん~(泣)」
みぎゃ子
「いやいや、もっと自信満々で言わなきゃ。
こういうのはノリが大事なんだよ。ねぇ、てんちょー?」
店長
「とりあえず、重いし皆からの視線も痛いから、そこ退いてくれるかな?」
みぎゃ子
「おっとぉ~、ほいほいっ。さぁ、今回は何かな?
前は高級デパ地下スイーツとか、
流行の韓国キャラぬいぐるみだったね?」
店長
「そうだなぁ、今回は・・・・ホラ、あの彼だ。」
みぎゃ子
「ほぇ?彼って・・・あー!変態男!!」
???
「ん?あー!!」
店長が指さしたそこには、みぎゃーがいた。
みぎゃ子
「いや、てんちょー、いくら何でも、コイツが景品は無いわ。
だってコイツ、変態だよー?」
店長
「んな事言っても、この店は俺がルールなの!
彼が景品と言ったら、彼が景品なんだよ。
さぁ、買い物しないのならサッサと、帰った帰った!!」
茶髪ボブみぎゃ子
「えっと・・・変態って、どういう事なのかな?」
みぎゃ子
「茶みちゃん、聞いてくれるー?」
茶髪ボブみぎゃ子
「あ、私のあだ名、それになったんだ。
何だかチャーミングみたいで可愛いから良いけど。」
ーそれから、約30分ー
みぎゃ子
「でさー、コイツったら、マジであり得なくて~。
この前なんて事務所来たら、急にユキちゃんと良い感じになってて~。
あり得なくない?コイツ、おっさんだよ?」
茶髪ボブみぎゃ子
「何だか、とっても楽しそうだね、みぎゃ子ちゃん。」
みぎゃ子
「え?いや、楽しいって言えば・・・あー、まぁ・・・。
いやでもさぁ、迷惑掛けられっ放しだよ、コイツにはさぁ~。」
茶髪ボブみぎゃ子
「どんな迷惑なの?」
みぎゃ子
「えっとぉ~、ホラ、その、何か、女子達をニヤニヤしながら見てたり、
あと・・・何かあったかな・・・。」
茶髪ボブみぎゃ子
「それは、皆が可愛いから見ちゃうんでしょ?
別に手を出したりしてなかったら、別に良いんじゃない?」
みぎゃ子
「いや、まぁ・・・それは、その・・・・。
とにかく!コイツが来てからアタシは、ペースが乱されっ放しなの!」
茶髪ボブみぎゃ子
「ねぇ、みぎゃーさん。今までみぎゃ子ちゃんは本当の自分を
あんまり出せていなかったと思うんだよね。
何だかんだ、Tさんとは上下関係みたいな、
それで白・黒みぎゃ子ちゃん達も天使と悪魔だし、
ユキちゃんには先輩としてシッカリしなきゃみたいな。
だからね、みぎゃーさんが来てからみぎゃ子ちゃんは、
本当の自分で活き活き出来てると思うんだ。
ありがとうね。私もみぎゃ子の名前を持ってるからには、
何か役割があったら嬉しいな。」
みぎゃー
「うん、ありがとう、茶みちゃん。
別に変態って罵られるのは確かにその通りだし、全然気にしてないよ。」
みぎゃ子
「いや、ちょっとは気にしろよ。」
みぎゃー
「だけど本当にさ、皆がこの世界で活き活きとしてくれているだけで
僕は嬉しいんだ。今は切り離されてココにいるけれど、
元々は僕も創作者だったわけでさ、キミ達がこうして頑張っている姿は
本当にとても嬉しいんだよ。」
茶髪ボブみぎゃ子
「そっかぁ。それ、バニーちゃんとメイドちゃん達にも伝えておくね。
彼女達もそれぞれ、もっと頑張るキッカケになると思うからさ。」
みぎゃー
「うん、ありがとうね。それじゃ。うんこしに行くから、行くわ。」
みぎゃ子
「いや、言うなよ、うんことか。マジキモッ!」
茶髪ボブみぎゃ子
「いや~、アハハ・・・確かにちょっと、変わってるね(汗」
しかし、みぎゃーは別にうんこに行ったのでは無かった。
ただ気恥しくなり、その場を離れる言い訳にうんこを使った。
本当は、ただ屁が出そうだったから離れたかっただけだったのだった。
芝生の公園で靴を脱いで、みぎゃ子と茶みはくつろいでいた。
茶み
「ねぇ、何だかんだで、今結構楽しいでしょ?」
髪を降ろしたみぎゃ子が答える。
「ん~、まぁね。何かアイツには、あるがままで行けるって言うか。
これまでちょっと窮屈だったのが、解放された感じかも。」
茶み
「何だか、不思議な人だよね。さっきはうんちって言ってたけど、
アレ多分、おならだよ、私何となくわかるもん。」
みぎゃ子
「何だそれ、アッハッハッハ(笑)」
その頃、信号待ちをしていたみぎゃーは噂をされて、
くしゃみでは無く屁をしていた。
”ブブッ!!”
みぎゃー
「あれ~、おかしいな。春だって言うのに、風邪ひいたかな?」
どこまでも一般とは感覚がズレている、みぎゃーなのであった。




