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私と川と動物と  作者: ゆめしょー
まえがき
7/19

バイト

「昨日はありがとな」

「ううん。楽しかったわ。

 叔父さん達から頂いた野菜美味しかったわ。

 親からも宜しくお伝え下さいって。

 ありがとうね。」


今日も休日で2人はいつもの喫茶店で待ち待ち合わせた。


昨日の帰りの電車では2人とも気が抜けたように

なってろくに会話のせず別れたので今日

改めて待ち合わせしたのだ。


「昨日のあれ、カラスが教えてくれたのか?」

「ええ。そうなの。」

「やっぱり木野原さんに来てもらえて

 良かったよ。

 そのおかげでああしておじいちゃんと

 おばあちゃんに会えたんだもの」

「風間君自身が持ってる力で

 見えたのよ」

「そう言ってもらえるとこの力を持ってて

 いい事もあるんだなぁと思えるよ」

「もちろん、そうなのよ!」


風間は今まで自分を否定してきたので

こうやって言ってもらったことで何かを振り切って

前に進める勇気がでた。


お待たせしました。と飲み物がきた。

もちろん爽子はクリームソーダ

風間は、コーヒーだ。

2人は飲みを飲んで落ちついた。


「今日はね、もう1つ話したいことがあったんだ。

 バイト探してたろ?

 すぐそこにパン屋があるの知ってるかい?

 この道を真っ直ぐ行って右に曲がったた所。

 ''ハッピーパン''っていう」

と言って窓の方を指さした。


「知ってる!

 あそこのクロワッサン美味しいわよね」


「そうそう、そこ俺も行きつけで母さんの

 知り合いがやってる店なんだけど

 今ちょうどバイト募集してるんだって。

 どうかな?やってみたいかい?」


「そうなの!

 パン大好きだし、ぜひやりたいわ!」

「じゃあこれ飲んだら行ってみよう。

 木野原さんのこと少し話しておいたんだ。」

「うん!」


会計をすまし2人は店を出て歩きだした。

キンチョーするわ。

大丈夫かしら?

爽子は歩きながらドキドキしてきた。

察して「大丈夫だよ。いい人だから」

と風間が声をかけてくれた。


「行くよ」

自動ドアが開きこんにちは、入る。

「あっ、風間さんとこの。

 いらっしゃい」

「今日はこの間バイトしたいっていう女の子を

 連れて来ました。」

「初めまして。

 木野原 爽子と申します。」

「あーはいはい。初めまして。

 宜しくね。

 私は篠原です。奥で作ってるのが主人です」


60代ぐらいのご夫婦だけでやっている

小さな店だ。

爽子も何度か買ったことがあって

好きな味だった。

ここで働けたらありがたい。


「いつから来れる?」

「えっ、今日は履歴書とかないんですけど

 大丈夫ですか?

 私は働かせて頂けるならいつからでも

 大丈夫です」

「じゃあ来週の土曜日からで

 いいかしら?

 10時に来れる?

 履歴書はその時でいいわよ」

「あっ、ありがとうございます!

 宜しくお願いします」


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