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動物園大脱走  作者: しろくろ
第1章 動物園からの脱出
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5/13

第5話 「動物園大発見(2)」

まだ読んでない人は第1話から4話を読んでね!

お世話係が僕たちを檻から出し、

広い空間に開放された。

でも、僕たちは喜びよりも驚きの方が勝っていた。


(僕たちの他にも、動物が、いる…!?)


キツネ、猿、パンダ、…。


「ねぇ、お兄ちゃん!僕たち以外にも、動物がたくさん居るよ!?」


「あぁ、ここに閉じ込められて辛い思いをしているのは俺たちだけでは無かったようだ…」


他の動物達は、「見ない顔だな」というふうにこちらを見てくる。


(でも、あいつらは人間が嫌いなのか…?)


もし、人間に恨みを持っていなかったら、脱走する時に何の役にも立たない。


(どうやって人間に恨みを持っているのか判断する…?どうやって作戦を伝える…?)


問題は山積みだった。


(目の前に同じ動物がいるのに…何も…出来ない…)


     * *



10:00


さて、そろそろ戻る時間だ。


「おーい、レオ君、サン君、戻るよー!」


そうやって2匹に近づいて行った瞬間……

レオ君のキックが飛んでくる。


「うわっ!」


僕は思わず悲鳴を上げる。

さらにサン君も頭突きしてくる。


(に,逃げないと!殺される!)


僕は必死の思いで引き返した。










時は遡り、9:30


(どうすれば僕たちが人間に恨みを持っていることを伝えられる…?)


「ねぇ、お兄ちゃん、次にお世話係の人が来たら、その人をぶっ叩けばいいんじゃない?」


(!)


「それだ!」


僕は早速他の動物達に「見ててね」と指を指して目の前で、手で丸を二つ作って見せる。


そして時を待つ。





10:00


「おーい、レオ君、サン君、戻るよー!」


(来た!)


(いくぞ!)


僕は力を振り絞って渾身のキックを繰り出した。


「うわっ!」


それに続き、ラーッツも頭突きをする。

そうして、お世話係は逃げていった。

後ろを振り返ると、僕たちを見ていた動物達がとても喜んでいる。

どうやらみんなも人間が嫌いらしい。


(よし、それなら、脱出する計画を本格的に立てるぞ!)


僕はみんなに向かって話し始めた。


「みんな、聞いてくれ!僕たちは今からここから脱出する!同じ様に脱出したいと思うものは手を挙げろ!」








読んで下さりありがとうございました!

第6話は16:00に投稿します!

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