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フットボールのギフト ~底辺Jリーガーの俺がフットボールの神様からもらったご褒美とは~  作者: 相沢孝
第十一章 飛躍のリバプール2年目編

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vsマクレクターC戦 その9

 俺はとりあえず一番近くにいたので、ゴールのお祝いに駆け寄ると、「喜べ、お前にアシスト一つ付けといてやったぞ」とドヤ顔の司。


「はい、どうもありがとうございます。上司にはいつもお世話になってばっかしです」と最敬礼。


 まあ、あんなゴールをこの状況で決められちまったら、そう言わざるを得ないわな。


 その後、ダンク師匠を始めとするリバプールの面々から手荒い祝福を受けるも、「もう一点取るんだろうが、さっさとポジションにつけー!!」と司の怒声でシュンとなる一同。


 そこら辺は学生時代から慣れているのか、優斗が誰よりも早く反応して、ゴールに入ったボールを取るとスタコラサッサとセンターサークルにセット。


 時計を見ると後半の93分、アディショナルタイムは5分……ってことは実質あと3分ってとこか。


 すると、シティーはこの状況で引き分けならばしょうがないと、ここに来て時間稼ぎに出てきやがった。


 その後、何度かリバプールボールになるも、効果的な攻撃は出来ぬまま、試合終了のホイッスルを聞くこととなった。



 EPLイングランド・プレミアリーグ第32節 リバプールSC vs マクレクター・Cの戦いは2-2の同点で終わった。




 --------------------⚽⚽⚽--------------------





 ――一週間後、ロンドン ウェンブリー・スタジアム




「FA杯準決勝リバプールSC vs マクレクター・シティーは3-2でリバプールSCの勝利ー!!これによりリバプールSCがファイナルに進出することとなりましたー」とスタジアムアナウンサーの絶叫がこだまする。


 チームスタッフと抱擁するクラップ監督とそれを見守るリバプールの選手達。


 本来なら心の底からこの勝利を喜びたいのだが、無邪気にファイナル進出を喜べない俺達がいた。


 というのも、なんとこの試合、シティーの選手達はホーランド、レブライネ、グーリッシュ、ベルモンドなど主力を温存しベンチに置いたままだったのだ。


 一方の俺達はというと、一週間前のリーグ戦と全く同じメンバー。


 試合はリバプールが一方的に攻め続け、前半で3-0となってほぼ決まってしまった。


 確かにミッドウィークのアトランティス戦、シティーは延長120分まで戦う事になったが、ここまであからさまにメンバーを落として来るとは俺達も思ってもみなかった。


 プレミアリーグはリバプールもシティーも残り7試合。(カップ戦の兼ね合いで延期になったカードが互いにあるため)


 

 最終戦を迎える来月の23日まで、勝点を1ポイントも落とせないシティーとのデスマッチが続くこととなる。


 その間、もちろんFA杯のファイナルもそしてCLの試合も戦いながらだ。


 残り二冠、ここに来てシーズン四冠の困難さをこの後俺達はまざまざと思い知らされることとなっていく。

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