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超時空の彼方 〜フォロミー〜  作者: 一等神 司
第一章 ◆闇から光へ◆
8/22

【満開】

みんなで楽しい花見とBBQ

あれから2日経った。

真っ直ぐ向かって来たのなら、もうあの超巨大大蛇に、集落(むら)は襲われている筈なので、狙われなかったと、思って良いのかも、知れない。

様子を見に行った狼族(ウェア・ウルフ)達もいるが、超巨大大蛇には遭遇しなかったそうだ。


ちなみに、超巨大大蛇は、呼びやすい様に、オトロチと呼ばれる様になった。

超巨大な大蛇との意味らしい。

そのままだな。


多分 大丈夫だろうとの事で、今日はきれいな花が咲く樹の所に連れて行ってくれるそうだ。

今なら満開で、その樹の下で花を楽しみながら、食事やお酒が楽しめるらしい。

日本のお花見みたいだね。

日本のお花見と違い、お弁当を持っては行かないで、集落(むら)から持って行く食材と、行く途中で食材採りもするそうだ。

現地での調理だから、お花見とBBQの両方になるのかな。

凄く楽しそう。


先ずは、集落(むら)近くの真っ赤なブルーベリーっぽいの(クラーベリと呼ぶらしい)を、みんなで採って食べる。

これは、年中 花を咲かせて、いつでも実が採れるそうだ。

勝手に育って実を付けてくれているけれど、元々は集落(むら)狼族(ウェア・ウルフ)達が植えたものだそうだ。

森の奥の群生地から、一部を移植して、いつでも食べられる様にしているらしい。


ちなみに、季節もある様で、今は春だと教えて貰った。

でも、日本程には、気温の変化は少なく、冬も雪は降るそうだけど、そんなに寒さは厳しくないらしい。


途中で、みんなは色んな食材を採取している。

見ていて「食べられるの!?」と思ってしまった物もあった。

木の新芽を採っていたのだけど、その木はトゲだらけで、その新芽にも少しトゲが見えた。

食べたら口の中に刺さりそうだ。

異世界の植物の食材だけあって、そんな恐ろしい見た目の物まであるんだね。

土から芽を出していた物も採っていた。

凄く薬の様な匂いの強い新芽で、これも「食べられるの!?」と思った一つだった。

他にも色々と採ってたな。キノコとかも採っていた。


のんびり採りながら歩いて1時間ほど経った。

そろそろ目的地に着くそうだ。

あ、見えてきた。

って、えっ!?これって…私 凄く馴染みがある気がする。

樹皮(じゅひ)の特徴が独特で、淡い色のピンク色の花弁。

日本人なら子供でも知っている花……

日本人は、毎年 この花を愛でながら、食事やお酒を楽しむ。

どう見てもそれは、(さくら)にしか見えなかった。

花が日本の桜より、一回り大きい事を除いては、全く同じに見えた。

何と呼んでいるのかと聞いたら、

[チェリクゥラー]

と、教えてくれた。

ほぼ、一緒だよね!どう見ても語呂的にも桜じゃん!

偶然なのかな?凄く地球に似た動植物が多い気がする。これだと、米や大豆や梅も有りそう。

日本食 再現出来るかも知れないのかな?

このチェリクゥラー(さくら)も実をつけるそうで、日本で一般的な観賞用の(さくら)とは違い、その実は美味しく食べられるそうだ。

サクランボが食べられるのかと思うと、採れる時期が楽しみになった。


みんなは、調理の準備を始めた。

焼肉や素揚げの天ぷらっぽい物など、色々と作っている。


私の所に出来たのをフジャーが持って来てくれた。

焼肉のお肉は…カエルさんっぽいが、もう美味しいのはわかっているので、普通に食べた。

天ぷらっぽい物の材料の一つに、先程のトゲだらけの新芽も含まれていた。

恐る恐る食べてみる。

「美味しい!コクが有って、揚げてあるとトゲが全く気にならない!」

本当にビックリした。

流石に異世界だね。


狼族(ウェア・ウルフ)のみんなは、焼肉などと一緒に、お酒の様な物を飲んでたりする。

凄く楽しそうだ。

そうして、みんなで楽しんでいると、狼族(ウェア・ウルフ)より小柄な、雰囲気の似た獣人(ウェア)の群れが来た。

狼族(ウルフ)のみんなより、小柄なだけじゃなく、顔が少し丸っぽい気がする。

身長は、小学校に入学した位から10歳位までの日本人の子供たちと同じくらいだ。

もしかして、猫族(キャット)の方々なのだろうか?フジャーに確認すると、やはり猫族(キャット)のみなさんで合っていた。

フジャー達が紹介してくれた。

猫族(キャット)のみなさんも、モフモフしたくなる、かわいさだ。


その後 兎族(ラビット)のみなさんも花見に来た。

こちらもかわいらしい。

兎族(ラビット)のみなさんは、猫族(キャット)のみなさんより、若干 小柄になって、白い毛並みが多く、もちろん耳が長い。

日本人の子供の小学校低学年くらいだね。

兎族(ラビット)のみなさんもモフモフしたい。

あ、兎族(ラビット)なのに、お肉も食べるんだね。今日 一番の驚きだった。


三種族共に、凄く仲良く飲み食いしている。

私にも、猫族(キャット)兎族(ラビット)の人達が料理や飲み物を持って来てくれる。

どれも美味しい。

猫族(キャット)のみなさんが、三種族の中では、一番 お肉をよく食べている。

兎族(ラビット)のみなさんは、お肉も食べているけれど、お野菜が一番好きな感じに見えた。


そうして花見を楽しんでいると、森から巨大な生き物が現れた。

えっ!?(ドラゴン)!?二本足で歩く、体長4メートルくらいのその姿は…どう見ても(ドラゴン)だ。

とは言え、お伽噺の(ドラゴン)と言うより、地球の古代生物の恐竜の予想再現図の姿に近い。

えっと…カモノハシ竜(ハドロサウルス科)とかって分類の草食恐竜にそっくりな気がする。

やはり草食なのか、三種族のみんなは逃げる様子が無い。


あれ?フジャーが

[捕まえる 食べる]

とか伝えてくる。

えっ?これ食べちゃうの!?

トゲだらけの新芽の植物は、タラの芽と言われる日本の山菜をモデルにしています。

(ドラゴン)が登場しました。

次回は、(ドラゴン)が中心の話になる予定です。

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