【熱烈歓迎】
獣人 鼠族から大歓迎される一行
獣人 鼠族の集落は、獣人 兎族の集落の時より、もっとお祭り状態になってしまった。
持ち込んだお肉との物々交換は、鼠族が物々交換しなくても、何かをくれる勢いで話が進んだ。
彼等にしたら、光一達 【人類村】から来た一行は、英雄なのだろう。
退治した大蛇のお肉は、特に喜んで物々交換してくれた。
当然 その夜は獣人 鼠族の集落で泊めて頂く事になった。
ちなみに、獣人 鼠族の姿は、幼稚園の小さい子くらいの大きさの手足が人間に似たハムスターやモルモットと言う感じ。
当然 メチャクチャ可愛い。
物々交換が終わったら、当たり前の様に、歓迎の宴が始まった。
折角 物々交換したのに、そのお肉を惜しげなく食べろと伝えてくる。
「大蛇のお肉 美味っ!」
コーイチが呟く。
「うん。これは美味しいね」
一暗も同意する。
そして、イアンは鼠族の族長と憑依で繋がり、今回の目的を伝える。
「僕達の目的の一つは、この集落の南西に在る山に、僕達の居住地を、新しく作っても良いのかの確認をしに来ました」
それを伝えられた族長は
[良い 住む 良い 住む 嬉しい 嬉しい]
と、快諾してくれた。
[こわい 大きい 蛇 狩って こわい 大きい 蛇 狩って]
そう付け加えて伝えてきた。
狩りをする【人類村】からの移住者は、鼠族の驚異となる巨大な獣を狩ってくれる、頼もしい存在と受け入れられた様だった。
「喜んで新しい居住地を受け入れてくれたよ」
そうコーイチに伝えるイアン。
「それは良かったね。明日 山まで見に行こう」
明日 候補地を見に行く事にする。
コーイチ達の中の憑依を使える白い髪の子は、鼠族達から、この周辺で採れる食材を教えて貰っていた。
「そうなんだ?こんなのも採れるんだね。タケノコみたいで美味しい」
「これはなに?」
[池 採れる 池 草 草 実]
「へー!池の中の草の実なんだ!?」
獣人 鼠族達は、他の獣人よりも水を嫌がらない。
好む食べ物は、肉より植物なので、水辺の植物の事を、獣人 兎族など他の獣人よりも知っている。
そして、一番 好む食べ物は、木の実なので、その知識は豊富だ。
農耕を主とした白い髪の子達の良い先生になってくれそうだ。
イアンは憑依で繋がっている鼠族の族長から、周辺の事を教えて貰っている。
「そうなんだ?この周辺は、兎族達が言っていた様に、他の種族は居ないんだね?」
[いない 他 いない]
「大蛇はよく出るの?他の危険な生き物はいるの?」
[こわい 出る 出る こわい 大きい 蛇 大きい 蛇 出る]
「大蛇が出やすい地域なんだね」
[狩って 狩って 狩って 狩って 狩って]
「うん。居住地を確保したら狩るよ」
そんな感じで情報収集をしっかりして、それぞれ眠りについた。
翌日 コーイチ達一行は、山を目指して出発する。
「お世話になりました」
コーイチが代表して挨拶して獣人 鼠族と別れる。
「それじゃあの山を目指して行こうか」
遠くに霞んで見える山に向かう。
移動の途中で、獣人 鼠族から教わった植物を採取する白い髪の子達。
特に教わった木の実を集める。
「これ美味しかったよね」
そんな事を話しながら楽しんで採取していた。
山までもう少しだ。
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新版の恵の行った世界のマップです。
旧版と配置は同じで、中央の巨大な立木の在る小山が、恵が現れた場所です。
上部(北)中央の集落が、狼族の集落で、上部左側(北北西)に在るのが猫族の集落。
上部右側(北東)の山際に在るのが、【人類村】(規模拡大で【始祖町】と改名予定)で、五つの区画をまとめて一つになっています。
下部右側(南東)の小山の近くに在るのが、兎族の集落です。
一枚目のマップの南側のマップです。
西側(左側)中央部の集落が、鼠族の集落です。
中央より少し下部に在るのが、目的地の山です。
新しい居住地は見付かるのでしょうか?




