43 双子LOVE
今日の2話目です
さて、どうしましょ?可愛らしい2人はこっちを向いてはいるんですけど離れて隠れてるし。僕から行くのもなー。ええーい。男は勇気だろ。嫌われたらその時はその時だ。僕が2人に近づくと2人の方から僕に話しかけてきた。
「おとーさんが話してた人?」
「人?」
おとーさんとは王子?の事だろうな。僕の事は聞いていたのらだろうな。
「その通りだよ。よろしくね」
「よろしくです」
「ですっ」
何か心が落ち着くな。
「にーは、どんな悪いことしたの?」
「したの?」
ん?何か、おかしな勘違いをされているぞ。
「にーちゃんは何も悪い事なんてしてないぞ。悪い事なんてしてたら、2人に会えてないぞ」
「そ〜なんだ」
「なんだ」
「どうして、僕が悪い事なんて僕がしたと思ったの?」
「だって、私たちに近寄ってくる大人の人は大体悪い事して捕まってるからそうなのかなって?」
「かなって?」
それもそれでどうなんだよ。もう少し、2人に対しての警備をしっかりした方がいいんじゃないのか。こんな風に大人の人がこうだってイメージが付いてるから警戒されてるんじゃないか。
「心配ないよ。僕は悪い事をするほど勇気が無いからね。僕は2人と仲良くしたいんだよ」
「そうだったんだ。疑ってゴメンなさい」
「なさい」
「全然気にしてないからね。それで、2人の名前を教えてくれる?僕の名前はアランだよ」
「私はラーニャです。双子の姉です」
「ルーレです。ラー姉ちゃんの妹です」
「ラーニャちゃんにルーレちゃんだね。よろしくね」
さて、あらぬ誤解を解いてお互いの名前も知ることは出来た。次は何をすべきか……。そうだ。王子?から2人は獣魔が欲しいって言ってたからレッドウルフを見せてあげるか。
「ラーニャちゃんにルーレちゃんは、獣魔が欲しいんだよね」
「大人になったら」
「なったら」
妹のルーレちゃんのラーニャちゃんの言葉の最後らへんだけ言うのは癖なのかな?まぁ、それは今はいいか。
「じゃあ、僕が持っている獣魔を見せてあげるね。レッドウルフだけど、あんまり恐がらないでね」
僕がレッドウルフを10匹ほど出すと2人共狂喜乱舞って言う感じなぐらいに喜んでいた。レッドウルフも楽しいのか顔ですぐ分かってしまう。
僕はレッドウルフと遊んでいるラーニャちゃんとルーレちゃんと色々とお喋りをしていた。ルーレちゃんがラーニャちゃんの言った言葉の語尾を言うのは前々かららしいので気にしなくていいそうです。
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2人と会って、遊んだり喋ったりしていて3時間ほど経っていた。すると、王子?がやって来た。
「ラーニャ、ルーレ。アラン君は優しかったかい?」
「とっても優しかったよ」
「よ」
「レッドウルフもみんな可愛くて最高だったの」
「だったの」
「それなら、良かったよ」
優しいなんて言われると照れるんだよな。
「アラン君。今日はありがとう。娘たちのこんな笑顔を見たのは久々だ。それで、1週間に1回ほど娘たちと会ってはくれないか。勿論、来るのはアラン君の自由で構わないから」
「別に良いですよ。僕も楽しかっですし」
僕が帰ろうとしてドアの方に向かうとラーニャとルーレに足を捕まれてしまった。
「帰っちゃうの?」
「の?」
こんな、可愛い顔を見せられたら帰りたくなくなるじゃないか。イヤイヤイヤ。ミーハさんにそんな事したら殺されかねないよ。
「ごめんね。今日は帰っちゃうけどまた来るからね。それまで、いい子にしてるんだよ。それから、大人の人をあんまり警戒しない事。この、王宮にいる中に悪い事をする人なんかいないんだから」
「にーにがそう言うならこれからは皆と仲良くするよ」
「するよ」
「またね!」
余談ではあるが、アランの言った通りラーニャとルーレは王宮にいる人を警戒しなくなったそうです。メイドさんも執事さんも王宮にいる人は皆日々が楽しくなったそうです。そして、その原因を作ったアランは王宮にいるすべての人から感謝されまくっていたのはまた別のお話。




