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84リベンジ

ん〜まだ頭がすっきりしない…いつの間にか寝てたのか?まだ外は暗そうだしもう一度寝るとするか?どうやらあのまま三日月亭の中な様だし、みんなの寝息も規則正しく問題なさそうだ。暗い中ながら辺りに横たわる人の気配を確認しつつ、ケントは再び横になり目を閉じようとすると目の前にあるふさふさしたのが触れてきて気持ち良い手触りなのでこのまま触って抱き枕にさせて貰い瞬間的に再び眠りの世界の住人の仲間入りを果たしたのだった。


サワサワ。オウッフ!何とも心地よい肌触りを夢の中で感じた気がした。これが太腿の辺りでサワサワしてこっこれはマズイ!!

夢の中のはずであるが敏感な部分のトリガーが引かれどうやら暴発する様な夢だった様だ。しかし再び深い眠りに引き込まれ心地よい開放感を味わいながら再び意識は落ちて、再び意識が覚醒して思考が働き出した時にはなぜか股間が冷たい…その瞬間ケントの意識は最高速度で覚醒に向かい、自分の股間を確認するとそこにはベタベタする液体で地図が描かれていた。


どうやら夢の中で溜まっていたものが開放されてしまった様だ。すぐ脇にはテルトの尻尾…どうやらあれは夢では無かったらしい…

さっきまでは最高の気分だったのに今じゃ最悪の気分…下着洗わなきゃ…

こっそりと部屋を抜け出すとすでに空は明るくなり始めていた。このまま外で洗うわけにはいかないので、風呂部屋を設置して湯船にシャワー魔法で適温の湯を張り、まずは自分の汚れを落としてから湯船に浸かりつつ下着の洗濯…虚しさは割愛させてください。良い歳してこれはね…


はぁ〜やめやめ!気分を変えよう!

今日はこの後もう一度巨石のあった所を確認に行きたいな。あの禍々しいのが噴き出たままなら害になろだろうし止めないとね。そうなると最低限動けていたテルト、アーネ、リーブだけかな?連れて行けるのは…

ジャック達はすぐ起きないだろうしそのままここで面倒見て貰ってで良いかな?

獣人の里の戦士団じゃやっぱりあの魔素を浴びれば同じになっちゃうだろうしこればかりは対処法が無いと無理だね。

そうと決まれば3人が起き次第出発しちゃおうか?4人なら機動力活かしてホバーバイクで良いしバギーでも動きやすいだろう。

よし!朝風呂で気分も体もスッキリしたし準備を進めよう。




お日様が地平線から顔を出した頃3人は起きてきた。今日の予定を伝えて出発しようとした時テルトから尻尾に臭いが付いてるけどってクレームをつけられたが人間疲れ過ぎると子孫を残そうと体が勝手に動いちゃうんだ。それがテルトを無意識で求めていたんだとちょっとキザにつくって説得したら納得してくれた。

もちろん目つきは捕食者になっていたが何とかなった。


場も収まった事で早速出発となったが、乗り物の選択で意外な提案を受ける事になり、せっかく道を開拓してここまで来たのだから、テルトはバギーの後ろで固定砲台をやりたいそうだ。またリーブの方も近接主体で逃避行の時役に立てなかったのを引きずっていてホバーバイクで乗ったまま近接攻撃に動きたいとなった。そうなると俺かアーネがバギーを運転するしか無いかと思っていたらアーネが蜘蛛使って運転しながら行けそうだというので、そっちは任せて俺もホバーバイクで行こうかな?

ちょっと三つの国の物語の馬に乗ったまま槍とか振り回すのをやってみたくなってしまった。馬じゃ無いから操作が出来るか疑問だが、バイク2台とバギーで出発となった。


移動はかなり順調でと言うか3人とも調子が良い様でオーバーキルなペースで魔物くんが可哀想なくらい瞬殺されていった。

リーブなんてホバーバイクで近付いて剣を振るだけかと思ったら飛爪なんて空気の刃作り出して飛ばしてるし、しかも魔物の傷口みれば3本付いているからまさに龍の爪で引き裂かれた様な斬撃を飛ばせる様になっていた。

アーネも蜘蛛にハンドル持たせていたが気づいたら自分の蜘蛛足を出してきて運転しながら攻撃していた。

しかもその攻撃は糸が刃物の様に鋭く、投げ縄の様に投げてカミソリの様な斬れ味で切り刻んでいた。

後はもっとすごいのはテルトなんだが…あれはすでにガトリング砲と言っても過言では無いな…空版ニードルシートを参考にしたそうだが20連空気爆弾をアレンジして、氷の魔女の名は伊達では無い。

氷の礫の小型の魔方陣を空中に固定して6つ並べ順番に射出させ、タイムロスを無くし氷の玉の無差別攻撃になりつつある。さっきなんか矢サイズにして魔獣でも原型留めないくらい物理ダメージ喰らわせていた。


この娘怒らせちゃダメだね。俺の命無くなるといけないから冗談は程々にしないとね…


さて爆撃道路のおかげで多少速度は落ちたがそれでも殲滅速度は速く、高濃度魔素圏内にいよいよ突入する事になった。

魔素の残滓と言っていい程度のエリアのちょっと強い連中は前哨戦でここからは本命の浴び過ぎた連中が出てくるだろうエリアに突入である。

ここからは少し慎重に…

ズガガガガガー!スパパパーン!キュー、ピーン!

なんか1人仕事人がいる。首に糸で巻きつけ締めてる…いやいやそれどころじゃ無い。みんなさっきより威力上がってない?こうしちゃいられない…俺も技磨かないと…カット技法をイメージすると成功率上がって、技名出来たんだから仕事が活きる!ガンガン蹴散らして進んでやる!


そう思うなりケントはフルパワーでホバーバイクの推進力を確保し、足だけの体重移動で操作して両手で薙刀を振り回し、まるで大軍の中を一気掛けするかの様に進んでいった。

そんなケントの様子に3人も逃避行でケント1人に負担を掛けていたのを気にしていたのでさらに火が点き、それぞれソロで魔獣強化種を殲滅して、亜種でも時間は掛かっても危なげなく倒しているので自分の前に来ている奴らだけ相手してれば良いから順調に高濃度魔素噴出前の位置までたどり着けていた。


さあここからだ。


あの巨石に何が起こったのか調べに行こう。


こんな凶々しい雰囲気は良いことが起こるわけが無い。


またあのフードの連中が俺たちの前に現れて何かをやっているんだ。


俺たち何かに巻き込まれてるのか?降りかかる火の粉は払えば良い。こいつらを護れる力はつけないとな。

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