66魔の森?迂回中
集団で襲われたコウモリの群れを冷たい強風を叩きつけ、すべて墜落させとどめを刺したが体が冷え切って温めるのに強風で木々もへし折り吹き飛ばしただけの広場に三日月宿をだし、みんなでお肌の触れ合い温め合いで一夜を過ごした翌日。
4人スッキリした顔で移動を開始するが標高100mもないのだが高低差の激しい森林地帯で場所によってはロッククライミングしないと進めないような場所が増えなかなか移動が捗らなかった。
移動のしやすい方向に向かうと波の浸食を受けた沿岸部の方に必然的に向いてしまい山岳地帯からは遠ざかってしまい中心部や石切場方向には進めそうに無かった。
しかも西の山岳方向に向かうと猿系の魔物が狡猾な罠を仕掛け誘導していき、魔獣クラスの指揮の元危うい場面もあったが罠と判れば追い込み側の一箇所を強引に崩壊させて包囲網から脱出して、足場も悪かった事から余計に沿岸部方向に足が向いてしまった。
沿岸部は沿岸部で平地部分は増えてはいたが断崖絶壁であったりして真下は海とかで環境的にも少々厳しいルートのようだ。
正直にこんな所に人が住めるのか?との思いがあるが山岳地帯は魔獣の狩場。沿岸部は断崖絶壁。食料はあまり食べられそうなものは無かった。これならば無理に徒歩を強いられるこのルートを行くよりはどうせなら水陸両用装甲車を使って、海側から様子を見て平地が多そうな部分まで行って再上陸を目指すとするか?
3人に相談すると歩くのが疲れていたのか即賛成してきた。
そうなると水陸両用装甲車を出せる場所を探そうとなり、みんな元気が補充され波打際を目指して足取りが軽くなった。
途中切り立った崖の下を歩いていると肌が岩っぽいトカゲが上から襲撃してきたが、リーブが攻撃を引きつけアーネが崖を自由自在に動き回り陽動しながら接近し、テルトは魔法でケントは石突砲で狙撃して徐々に削り、落ちてきたらリーブがとどめを刺しながらトカゲの住処を抜けていった。
しかし崖下を抜けたら今度は磯場で岩伝いに歩いていると途中波を被ったり、海藻に足を取られお尻を打ったりとハプニングあり笑いありで進んでいたのだが、今度は磯場を生息域にしているフナムシの大群が押し寄せてきた。
平たい多脚で色も違うがこれはこれでゴッキーの大群襲来に見えなくも無い…
Gに多大なトラウマを持つケントとしてはオーバーキルもなんのその最大火力で殲滅に入った。
その姿を見た3人もそれぞれ、テルトは氷の玉連射、アーネは粘着糸で行動阻害しつつクナイなどを糸に繋いで遠隔毒攻撃、リーブもブレスが通用するようになり撃ちまくっていた。
俺は石突砲が単なる玉ではなく、玉の中に火の力を封じて着弾と同時に炸裂する爆裂弾をその場で作ってしまい、それを撃ちまくり地形を変えていった。通常は土魔石で玉を作り後方で水と火の力を解放し瞬間的に水蒸気爆発の様な物を起こし、体積が1700倍になる圧力を利用し打ち出しているのだが、風の力で命中補正をして直径3cmほどの弾で狙撃を行っている上に着弾と同時に火の力を解放して爆発…どうやらロケット砲の様なバージョンアップができた様だ。これで通常弾、沢山の釘をばら撒く拡散弾、今回の爆裂弾の三種類が扱える様になった。イメージだけで作れる魔法って便利だ。
さて話は戻って20分程だろうか全員の容赦無用の攻撃によりフナムシも大きくその数を減らし、地形も変わってしまった事から生息地として不向きになったようで集団で撤退していった。
初めは遠距離だったが終わる頃にはほぼ接近戦で全員がフナムシの残骸を浴びていた。
風呂を出したいとこだがさすがに波を浴びてしまう場所しか無いので、仕方なく全員で海水の中に飛び込んで落とそうとなった。
どうせならとここで水陸両用装甲車を出してアーネの糸で流されないように岩場に繋げておいてもらい海に飛び込んだ。
するとそこには吹き飛ばされたフナムシの残骸を食べに来た魚達が群がっていた。
1m以上の魚が一斉に突っついてそれを捕まえにさらに大型の物が集まっていた。
これは少々危険な雰囲気が漂ってきていた。
俺はいち早く装甲車の上にたどり着きみんながいる近辺に近寄ってきた魚を脇差ファン◯ルで突き刺し食材としてキープしていった。
中にはマグロっぽいのもいて日本人としてはちょっと嬉しい誤算になったようだ。
そうこうしてるうちにテルトが最初にたどり着き、ついでアーネがたどり着いたが最後リーブがもう少しでたどり着けるところで海中に消えてしまった。
慌てて海に飛び込むとそこにはイソギンチャクの触手に絡め取られ卑猥な姿を晒すリーブがいた。
まさかこんな所でリアルに触手プレイを見ることになるとは思わなかった。
救出に近付くもイソギンチャクの麻痺触手が針を撃ってきて接近を許されない。
そのうちに触手はますますリーブに絡みつき、もう少し見ていたいと思ってしまったがアーネの子蜘蛛で水中ではあるが近付かせ洗脳、使役を無事に成功させ、リーブが溺れ掛けたのでイソギンチャクごと装甲車の上に上げてから触手を解除させていった。
ただ外しながらもリーブの表情が残念そうな顔を見逃さなかった。その顔を見てしまったことで俺の中で何かが目覚めてしまった。
こっそりとこのイソギンチャクをペットとして同行させ、HENTAIレベルが上がってしまうのだった。
水陸両用装甲車の水上モードは車高が下がりタイヤは側面に移動してそれを覆うスカートが出てタイヤ下半分の回転力とウォータージェット推進で速度を出して移動を始めた。上部は平面なので見ようによっては筏にしか見えないが上部ハッチから出入りは自由でちょっといじればボートっぽく見せる事も出来そうだ。
中は意外と広く扉の防水性も潜水艦並みにありそうで、2mの6mくらいの何も無い平面な空間と機関部分と操縦席で殺風景であるが、ある意味部屋として活用出来そうである。
さて3人は撃沈させてしまったので暫くは1人でのんびり運転?操縦?しながら陸地の様子を観察するとしますか。
最悪今日はこのままこの中で宿泊になっても問題は無いだろう。
そうだ。どうせ1人で暇だから使い勝手良いように改造しちゃおうかな?
まずは見やすいように死角を消す外の映像を中で見えるようにモニター化させてついでに水中とバックモニターも入れておくか。
それと自動操縦の機能も入れたいけど速度を維持するくらいは出来れば良いかな?
陸上だとまた違うだろうし船限定で入れておこう。あとはなんだ?陸上と一定距離維持出来れば寝てても問題が無いかな?
そんなところかな?
明日はどこか上陸できる場所が見つかれば良いな。
みんなが潰れてるうちに俺も休むとしよう。




