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64南部最南端を目指して

武器の試射を終えてそれぞれ微調整をお願いして、俺のもつ水蒸気で爆発的に打ち出した方法で熱対策をお願いしといた。

それと試作マジックバックが指輪型で試作されて3人はそれを試すそうだ。容量は少し下がるそうだが便利そうなのでみんな喜んでつけていた。


武器が最終的に明日までに整備するということなので旅立ち準備をしてこの日は過ごすことになった。

マーサの所では上級回復薬を仕入れ、試作の欠損再生剤と試作万能解毒薬も渡されて、旅先で使って見てくれと言われてしまった。これって人体実験だよね?まああれば役に立つ事もあるでしょう。

それかあそこの夫婦にでも渡してみるか?よけい過激な事に目覚めちゃったりして(笑)


次にギルドに行くと入り口でたまたまスルピーノさんに捕まってしまって、そのまま会議室に強制連行。

そこで俺たちが話を出す前に南部のルート検索と地形探査と魔物分布を調べて欲しいと言われてしまった。


ま〜ちょうど探検行きたかったから丁度良いけどでも裏事情聞かされちゃうとね〜ちょっとやる気を無くします…


教皇より指令で南部を平定しろとお達しが来たそうだ。それだけなら良いのだが反教皇派の人々が領地取り上げ後左遷させられて押し付けられたんだと…開発出来ればさらに役立たずを送り込まれるし失敗しても五月蝿いのがいなくなる程度の厄介払いに使われたのだろうとの事らしい。


そこで荒らされてもギルドも困るから、調査隊を送っているが魔獣クラスに阻まれて思う様に進んでないそうだ。

そこで俺達に白羽の矢が立てられたそうだ。


魔獣クラスに苦もなく討伐できるのは俺達とジャック達が何とかくらいでジャックは北東方面のレホ村中継地の新規開拓で調査に行くそうだ。あそこは強そうな虎っぽいのいたが大丈夫か?後で言っておこう。

それと南部の素材をギルドに卸してくれとお願いもされてしまった。

良いのはゴルドにあげちゃうから少し融通して欲しいらしい。これで南部の地位が上がるからギルド本部から無茶な事も言われなくさせる事ができるだろう。


さて…大体の用事は終わったかな?

明日になるまでは待つしかないよね…

そう言えばクレセントの娘達って諜報向きな娘多いんだよね。

連絡体制整備して密偵組織にしてもいいかもね?そこにアーネを一枚かませとけば情報の共有出来るしメリットは大きいかな?


ちょうど俺達の家が一階食堂になってるしそこで噂話拾わせるだけでも状況は見やすくなるかな?

何故か知らないけど最近人が集まってくると言うか拾ってきちゃうから、面倒見ないといけないけど出来そうな仕事用意するだけでも違うはずだよな。


そうなれば戦闘職だけじゃなく後方支援的な仕事があれば受け入れの幅が広がるだろう。

今だと宿屋か食堂だからそれに密偵と農業系の生産入れば、ゴルドのとこもマーサのとこも弟子を受け入れてくれてる様だし万能になって自給自足が自己完結狙うのもいいか?


よし!後で相談してみよう


しかしこんな思いつきな一言が意外と大事に発展した会議になるのだった。


ケントは身近な3人に声をかけるとそれぞれが必要な人集めるからと言い、村外れに移動ハウス三日月亭出してテーブルと椅子を準備して待っていてと言われてしまった。

こんな準備なんてすぐに終わってしまうのでついでに茶などを用意して待っていた。

しばらくして3人が帰ってきたがみんな仕事が終わってから俺達の南部遠征探検の安全祈願の馬鹿騒ぎの名目で親い人で集まるって事で夜間に行われる事になった。


仕方ないので、たまには俺が料理でも作るとしますか。

と言っても魚料理普及活動である。日が落ちかけの夕まずめにちょっと釣りして大小様々に魚を確保した。


これを鱗を落として、内臓を出しこの内臓は塩で魚醤作りに活用して、大型のブリみたいなのとカツオみたいなのを刺身にして、余ったのを天ぷらの様にして串を刺しておいた。後は煮付けと角煮、小魚を南蛮漬け

これだけあれば十分かな?時間も程よくなった様だし、テーブルとかをセッティングしとくとしましょう。


準備が終わった頃には仕事を片付けた人たちが続々と集まってきていた。

それはどこで聞きつけたのかカイル様まで押しかけてきて気づけば村の主要な人が集まっていた。

王国南部領主カイル・シュワルツ

ギルドマスター スルピーノ、クレセント担当 ホウロ

騎士隊長 オリオン

宿屋店主 ウォルト

鍛冶屋 ロレッタ(ゴルドは作業中)

雑貨屋 マーサ

農業者 コール、マック

クレセントチーム ジャック、シャロル

食堂料理長 シェルシア

竜車輸送 クロッカ

ゼルトロア兵士生き残り ルッツ


そうそうたるメンバーである。どこで耳に入ったのかたまたま来ていたカイル様の耳に入りそこから主要な人が集められ、しかも俺に近い人限定でって事らしい。


「なんか大事になってません?」


「何を言う。ケントがこの村の雇用を考えてくれると言うのだ聞かぬわけには行くまい」


「そうですとも。ギルドの依頼を受けてもらい、いない間の事も話し合っておく必要が有りますから」


カイル様もスルピーノさんもちょっと俺に依存しすぎじゃありませんか?

他のみんなもある意味雇用引受先なんで、しょうがないかなとは思いますけどね…


ま〜しょうがない。話を進めるとしますか。

先ずは南に進出するといずれゼルトロアとぶつかりそうなこと、それに大量の奴隷が使い捨てなことを説明し、生き残りの熊獣人のクロッカと元兵士のルッツにそれぞれ証言をしてもらっている。ルッツは身分を偽ってここでは石切場の生き残りという事で生活をして貰っている。


これと虫ダンジョンの時に現れていたフードの男達が言っていた十二家の件もあるので情報収集組織が欲しい事を伝えた。クレセントチームも戦闘経験がある者も引き受けているが、あまり集団戦法に向かないものや、表立って動けない者も居るのでその者達を活用する意味でも食堂で噂話を集める程度で情報を収集する者を作りたい事をみんなに伝え、もちろん各業種で引き受けてくれる人は歓迎で、ゴルドのとこの様に窓口販売員という形態も考えている事も合わせて伝えた。

ここで概ねロレッタとマーサは情報が集まれば自分達が作る物を絞れる情報は欲しいとなり、料理長シェルシアもウェイトレスにそっちが得意な者を働かせるのは問題ないそうだ。

農業や宿も人手が増えるのはありがたいとこちらも好評。


ここでカイル様、スルピーノ、オリオン、ホウロは集まって相談していた。

ジャック、シャロルも誰が手解きするの?と困った顔をしていた。


基本的にはこちらの意図したところでは賛同を貰えてるのでケントの中では実行が確定した。後は組織体系をどうするかだけだ。言い出しっぺのケントが集めたいだけだから基本的には責任を取る立場はケントになるとして直属は子蜘蛛でその手の事をやっているアーネに任せて、村に残って任せられる人を作ればいいだけかな?


「ケント少しいいかな?」


向こうでの話が決まった様だ。ケントはカイル様と2人で話をする事になった。

ジャックに会議の取りまとめを頼みアーネを中心に据えるつもりでいる事を伝え、カイル様と2人でミニ小屋を出してその中に移動した。


どうやら帝国と十二家が南部を狙っている事を気にしている様だ。影で動いて利益を貪る十二家がいると情報は重要になるので、無闇に動けなかったがケントの作る団体ならば隠れ蓑に出来るので是非にと頼まれてしまった。

この為テコ入れはできないが期待しているとのお言葉である。

確かに下手に動いて嫌がらせされ、南部の治安が悪化しても困る。カイル様にはレホの村などに就職口のコネを作っておいてもらうとするか。


曖昧な部分は多いがとりあえずは実行する事で話を決めて、みんなと再合流した。


こちらでは最近きたダンジョン救出者が適度に散って情報を集めやすいので、そこを使うそうだ。ジャックは戦闘部門、シャロルが諜報部門で総括はケントで実務はそれぞれの部下という事が決まって、魚料理洗脳パーティーは終了した。


今回は料理長に好評で今後食堂メニューにしてくれるそうなのでこれはこれで良かったのである。





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