↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/108

62リニューアル中

村に戻って2週間程が経過した頃。


「ケントお前がずっと居るなんて珍しいな」


「ジャックさすがに俺だってたまには休憩が欲しいぞ」


「その割には体は休まってないみたいじゃない?昨夜も激しそうだったし」


「ちょっシャロル!やっぱ聞こえてるのか?」


ジャックとシャロルに弄られつつ居間でのんびりしています。本当は南部を見に行きたいのだけれどもゴルドとロレッタにみんなの装備を持って行かれてしまった…

その分ジャックとシャロルはファーストのメンバーを遠距離探査に送り込み、セカンドのメンバーを近距離で狩猟のサポートをしている。


村の方も騎士団の精鋭が200人程送り込まれて山の稜線が砦代わりに整備され、最近カイル様がちょくちょく手下を連れて遊びに来るようになっていた。

これは南部で少数部族が奴隷狩りにあい強制労働をされているとの情報を元に前線基地と補給態勢の確立ということでかなりの力をこの辺り一帯にかけ始めた。

これは新たに送られてきた貴族が余っているので、領地を処分させられた予算をここで稼がせる目的があるそうだ。

いざ騒乱が始まると少なからず影響があるので、自給自足態勢の確立を目指す目的も合わさり安全な領地を拡張が優先されている。

これに合わせクレセントでも港の整備が始まって輸送船の停泊出来る桟橋の整備も始められ、レホの村東部の浜とホルドアより東部にも船着場兼村の開拓が始まり領主として左遷貴族が指揮を取り始めた。

左遷と言っても中央との確執で飛ばされただけなようで、かなりの有能な人材を引き連れてこちらに来ていた。

これによりカイル様は統括的な役割が出来てしまいレホの村から出れなくなったそうだ。そのため暇潰しに情報交換の名目でちょくちょくクレセントまで来るようになっていた。


このクレセントも農地が有るにもかかわらずそれを囲む広大な城壁があり住民も安心して食うものにも困らないと理想的すぎる状況なそうだ。拡張性ももう一山二山くらいはすぐに作れるので開発団として騎士団200人引き連れて鍛錬も兼ね切り開くそうだ。雰囲気的には日本の城の二の丸三の丸みたいに広げて山の稜線が壁に使えるので際限無く広げられるそうだ。


これでこの村の規模は1000人クラスは余裕で開拓が済めば2000人も余裕で入るそうだ。


冒険者もベテラン勢はかなりこの村に来ていた。

ちょっと中に入れば高位の魔獣が生息し、その数もかなりのものがある。またリーブの所から借りてきた地竜の馬車がインフラとして有用で2匹程がレホの村との往復便を出している。

中洲を中継地として2日でたどり着いてしまうし、ゴルドお手製のサスペンション付きで快適だから人の動きが活発になってきた。

残り2匹の竜はクレセント専属になって、これを利用して移動や宿営地の代わりとなり、奥地に行ける唯一のチームとなっている。

他の冒険者チームはまだまとまりがなくチーム毎だから浅場でちょこちょこ収益を上げ装備の更新が優先なようだ。


そして俺達の家も大幅リニューアルしてしまった。

一階はマーサの所の雑貨とゴルドの所の一般品を販売して食堂も併設することになった。

これは面倒を見なくてはいけない子達の働き場の提供として考えられてゴルドの所とマーサの所にはそれぞれ弟子入りしたのが主に担当していた。

マーサの所とゴルドの所は工房も拡大して常連や特注品の依頼を弟子が受けて紹介する形になったそうだ。

食堂の方も結局いつも俺達が溜まり場にして宿屋の子が休みでも仕事になっちゃうとボヤいたことから食堂にしてしまった。

フロアーは2つで俺達用の貴賓室30席と一般の80席で厨房は1つのホテルにでもあるような大型の物をゴルドが作ってしまった。しかもゴルドは自分の工房と厨房の排熱を利用して温泉の解放までしちゃって、一般解放男女別2つと住人用の男女別2つ、家族風呂1つの計5つを魔石も利用して常時入れる物を作り上げていた。

もちろん俺も手伝わされたのだが短期間で寮も新たに二階建て20人用のとクレセント移住初期メンバー用の部屋割りリニューアルなど多岐にわたり村の中心施設として設計を変更した。


宿の方も新規参入がで始めたので大型化と部屋割り変更で雑魚寝部屋なんて金の無い人向けな格安宿泊も用意した。もちろん荷物は自己責任だがコインロッカーみたいな物を用意して割り符が合わないと開かない仕組みだから安心して利用する人が増えてるそうだ。近々雑魚寝宿専門でもう一軒作りたいそうだ。

1人一泊40エル大銅貨4枚、寝具レンタル10エル大銅貨1枚レホ村で2人部屋泊まった時は80エル大銅貨8枚だったが今はレホ村で宿泊するには1人部屋でも150エル銀貨1枚大銅貨5枚は必要だそうだ。

クレセント村でも利用が増えて値上がりし1人部屋100エル銀貨1枚まで来てるので雑魚寝宿がいかに安いかがよくわかるだろう。


ギルドの方も利用者が増えて捌ききれずにいよいよ増員が決定されるそうで、スルピーノさんもここに腰を落ち着け南部に新規開拓する時の新人教育も兼ねて大量に人を連れて来るそうだ。

だからギルドも一月もしないで建て替えが決定してしまった…。


普通こんなにすぐ建て替えが必要になる程発展するものかね?

確かに人口で見れば20人ほどから1000人に届きそうな程増えてるけど…

増えてるけど…50倍…必要か…

よし考えるのは諦めよう。


幸い村長宅と見張り台は騎士がやってくれてるし、こちらに影響が来なければいいでしょう。

しかし騎士の力技には驚いた。

門を作るのに街道掘り下げて、山の稜線を城壁の様に整備しちゃうんだもん。

益々天然要塞化してどこかと戦争でもするのかな?これを攻める側で考えるのはかなりの骨が折れそうで、住民からしたらこれほど安心できるものはないよな。だから余計に人が集まるのか。


それならこっそりアーネの糸を張り巡らせて貰って敵の接近わかる様にでも作ってもらうか?

糸を引っ掛けるとカラカラ鳴る様なやつね。でも魔物が触れても鳴るのか…おおかみ少年みたいになる危険もあるな…これはみんなと相談だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。