↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/108

40新人襲撃訓練

ジャックとシャロルと俺は悪巧みな修行と称して、新人?4人の冒険者に向け襲撃する事にした。

現在見張り台にはラートとアメリで耳と目に頼った索敵体制であるが、俺が別宅からジャックが宿屋入り口から、シャロルが部屋から三方向から殺気を飛ばしたり休んだりで集中的に屋上の2人に飛ばし続けた。


ラートはなんと無く感じているようで不安そうな顔をしている。

フラウは自身が気配を消して接近したりする都合、距離の近いシャロルの方向は解ってそうで、入口ジャックの方向は少し微妙っぽい。

俺の気配まではわからなそうだ。


暫くしてミルとアメリに交換した。

2人もある程度の反応はしているがわかるまではいってなさそうである。

第六感的に何かを感じただけのような反応である。


新人4人は能力を補合えば可能だろうけど、今回のように2人づつだとやはりどこか欠点が出てしまいそうであるから早めに気配を探知できる様になってもらいたい。でもやってる方はちょっと楽しい。


そんな3人の遊びに気付いた者が数人いた。

宿屋主人のウォルト、騎士の隊長オリオン、テルト、アーネである。

4人は今回の鍛錬が結果として自分達の為になるだろうと俺達の悪巧みに明日から参加する事になった。


ウォルトは適度に小石を投げ惑わせ、隊長は鎧を鳴らしながらわざと歩いたりして、テルトは風魔法、アーネは子蜘蛛でちょっかいをかける担当した。


さすがに4人は素質があるだけに、段々反応が良くなっているが精神的疲労は無視出来ないほど上がっているようで、4人の見張り時間を少し減らし休憩を多めにする事にして今後も適度にいじる事になった。


次は騎士達が担当で早めに交代してもらい隊長の希望でこっちにも気配探知の訓練を行う事になった。

こちらは向けられた殺気には反応していたが小さい音や夜間の物の飛翔はわからなかったようである。


あまり急にやっても疲れが抜けず、翌日の日中に差し支えがあるといけないので程々で終了してそれぞれの寝床に戻ったのである。



翌日


俺たちは何事も無かったように出発準備を始めた。

馬車を出して馬を繋げテルトに宿屋をしまってもらい、その間に監視櫓を1つ建築してここが他の人が来た時に休憩ポイントになるように整えた。

一階は柱のみにして馬車の停留場所になるように作り、端には竃も作って置いて、二階部分は雨風凌げる程度に作りその上に見張り用の展望台をつけておいた。イメージ的には高床式倉庫みたいになっちゃったけど、これなら一般の人も少しは夜間の安全が図れるのではないかなと思い作ってみた。

高さもあるので開発村に行く人には良い目印にも使えるだろう。


出発準備が整い若干疲れ気味の人もいるが気にせず2日目の行程がスタートした。今日は川越えする位置が1つの目標で川の手前で櫓を1つ置いて、川の中洲部分に橋をかけ馬車ごと渡れるようにするつもりである。


ジャックとは日中も鍛えようとなり、俺が索敵して捕まえたら言わずに他の者が見つけるまで黙るようにして2人で解るハンドサインを決めておいた。


俺の索敵範囲はkm単位まで行けるが肉眼で見えない位置に入って来た時とそれが300m以内に来た時で2つハンドサインを用意しておいた。


ここは猪が多いから見つかると一気に突っ込んでくるので広めに範囲を設定して、日中はミルが反応良いが他はラートが耳の良さを活かしてかなり広範囲で見つけているが、アメリとフラウはちょっと日中は弱そうである。


しかしこの辺りは4人で対処出来てるので、任せっきりにして川に着いた時の段取りを始める事にした。


今度は太めの馬車が通れる橋を架けるのだからテルトに頼んで土魔法を駆使し石の土台を作ってもらう事になった。そこに丸太を架けていき、丸太に板を貼って板の固定をアーネの糸で頼む事になった。


川に着くとまず櫓を1つ作って、まだ残っていた1人で渡る用の橋を足場に大体の木の長さに合わせてテルトの土魔法で川の中から土台を隆起させて作ってもらった。今回は端から端まで同じ高さで作るので均一な仕上がりが求められ、現場監督としてゴルドが指揮してくれた。

テルトが先行して土台を作り、俺がバックから直径50cmの木材を土台に立てて横木を架けていき、人が1人渡れるくらいの土台のみの橋が二本でき、その両側に10cm厚に加工した板を騎士達に運んでもらいアーネが糸で固定をしていってくれた。


冒険者グループは橋護衛と中洲の哨戒で適度に来るモンスターの相手をしてもらっている。


中洲中程まで道ができるとスロープを作って中洲に降りれるようにして休憩を出来るよう設定したのだが…

上流で争っていたカニとザリガニがわんさかと流れてきて川の流れが緩やかなあたりで中洲に上陸を始めてきた。


「ジャック下は任せるぞ!その間に橋を仕上げるからな」


「おう!任せろ。シャロルはそのスロープ頼むぞ。お前ら乱戦だ意識を広く持て前だけ見てたら後ろからやられるぞ。」


ジャックを先頭にミルが前でラート、アメリが両脇、フラウが上空から援護でカニとザリガニ連合を撃退し始めた。初めのうちは死角からの攻撃を四人は食らっていたが次第に近距離の気配を読み始め、ダメージを受けなくなり、順調に討伐を進めているようだ。


橋架けもまずテルトの手が空き援護に入った。

俺も丸太を設置終了して対岸から板を並べていった。こっちは練気合成を使い木同士をくっつけて固定していく。


ここで騎士達も援軍に入り、人数的に殲滅に移ったようだ。

2人の騎士はアーネの手伝いをさせられているが、隊長の指揮の元こちらも順調なようで、俺とアーネはひたすら板張りをしてなんとか完成したが、協力には入らず橋から繋がるすれ違いポイントも作り、対面ですれ違えるようにしたら、なんというか高速道路みたいになっちゃってインターチェンジみたいに出口は両方向あるしそっくりになっちゃった。


橋が本当に完成したらその頃には殲滅が完了していた。

当初中洲での夜営を検討していたが危険度があるしもう暗いから、橋を渡りきったところで宿屋を設置する事になった。

設置しながらちょっと悪戯で殺気を出してみたら、結構みんな反応出来ていて、やっぱり実戦を体験すると成長するもんだね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。