表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1000年の時を経て  作者: ひなもりあゆみ
3/4

箱の中の光

いつも以上に短いです。

今回は純一オンリーのお話です。

「一人でいい」そう思うようになったのはいつからだっただろう。

 前は普通だった。誰かと一緒にいることが楽しかった。

 小学生のときだっただろうか。

「純ちゃん、ドロケイやろーぜ。」

「じゃあ、鬼決めよ。」

「俺ケーサツー。」

バカみたいに笑って、バカみたいに話して、バカみたいに遊んで。

でも、楽しかったんだ。すごく。

 中学生になってからのことだった。

みんな俺を避けるようになったのは。

「あいつ。今川純一。なんかへらへらしてるっつーか。うざいよな」

「まじめにありえないんですけど」

「学校来ないでほしいわ。」

別に何をしたわけではない。奴らが勝手に言っているだけだ。

「どうでもいい。」「気にしてない。」そう言っても、とてもつらかった。他人が信じられなくなった。裏切られるのが怖かったから。

いつかは裏切られる。裏切られるくらいの関係ならば、作らないほうがましだ。

臆病な思考だけれど、自分を守るためにこうするしかないんだ。

自分という小さな箱に閉じこもることで、外の世界を拒絶することで。


 一人きりの闇の世界。何も見えない暗く冷たい世界。

そんな世界で、俺は一筋の光を見た。

「ぼっりは今川君の方です。」

何の汚れもない、鈴音理桜という名の真っ白な光。

彼女と出会って変わったのは疲労感なんかじゃない。

やり直せるかもしれない。箱から出られるかもしれない。また、他人を信じられるかもしれない。

そんな予感がしたんだ。

純一の過去。それが一人きりでいた理由。

まだやり直せる。そう思った純一に「校則の部活に入部する」という話が入ってくる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ