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あした世界が終わるから

タグは地雷避けで付けているので、ネタバレがあります

 ふと、気持ちが途切れてしまった。

 もういいや。

 なげやりな心地で、わたしは隣を振り仰ぐ。

 いつ見ても、整った男前だ。

「あした世界が終わるから」

 いつもと変わらない一日。戦争が起きるわけでも、隕石が降るわけでもない。なんの変哲もない、ただの一日。

 でも、世界はあしたで終わる。

「どうせなら楽しんだモン勝ちですよね」

 けれどそんなことを知っているのは、世界中でわたしだけだろう。

「どうせ全部忘れちゃうし、最後にバカなことしません?」

「……バカなことって?」

 突拍子もないことを言ったのに、彼は笑いもせずに続きを促してくれた。優しく、思慮深く、大人びたひと。だから好感を持った。

 こんなバカなことを言っても、きっと彼は笑って許してくれるだろう。

 もし怒って嫌われてしまったとしても、どうせあしたで世界は終わるんだし。

 わたしは笑って、その一言を口にした。

 それがいったい、どんな結果を生むかも知らずに。

拙いお話をお読み頂きありがとうございます


続きも読んで頂けると嬉しいです

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