夕食に誘われたら個室、さん!
はるやすみー
「ふーん。上司さんかーやっぱり大人の魅力ってやつかい?」無理な作り笑いを浮かべながら、深川が問いかける。
「いやーそれがね?上司っつっても俺より年下なんだ。それに身体的特徴は、大人のお姉さんとは程遠いっていうか幼さが残るっていうか…ぶっちゃけ貧乳なんです。」
「とさかってわりとハッキリ言うよね……やっぱり大きい方がいいの?」成瀬の好みとくれば、深川の関心は高い。そんなものに関心もつなよ…
「…ノーコメント。」
成瀬は成瀬でお茶を濁す言い方だ…もうそれ、肯定してるのと変わらないと思うし…と深川は思う。
「まあいいけど、3人目はどんな人なの?」
「ノーコメントで!」
「それ気に入ったの?っていうか気になってる相手が3人って、男なら1人に絞りなさいよ。」深川は、あえて3人目を深く追求しない。もしかしたら自分かもしれないからだ。そうであって欲しいと思わずにはいられないのが乙女というものだ。
深川愛理にとって、 今日の収穫は大きかった。まず、成瀬とさかの女性関係を知ることができた。気になっている人も、1人は芸能人だし、これは無視してもいい。あとは上司、これが目下最大の敵であるだろう。
なまじ成瀬が調律師であるため、清水美香と面識を持つことがあるかもしれないが、そんな事まで気にしていたら何も始まらない。(後の時間は、純粋に成瀬とさかとの時間を楽しもう。せっかくの2人っきりな訳だし…)そう思った深川は成瀬に目配せをした。すでにテーブルの上にはほとんど料理が残っていない。
「あ、何か追加注文するけど食べたいものある?」
「パフェとか食べたい!えっと後はケーキにクレープに…いっその事ご飯系も食べたいかも!」
少しでも2人でいられる時間を伸ばせるように、たくさんの料理を注文した深川の顔には笑みが浮かんでいた。その正面で引きつった顔をしている成瀬もいたわけだが…
明日も短めです




