第50話 思考加速なんて高等技術、作者には搭載できません
どうやら、後は本題をどうにかすればミッションクリアとなるみたいな状態となりました。
引き続き、ブレイブシューターな出で立ちのあんりきゅんでございます。
って、自分できゅん呼びしちゃもうどうしようもないぢゃないかぁ。
(残りストックMPは120ポイントです)
え?そんなに減っちゃったの?
(モード維持とイレギュラーな魔法行使によるペナルティーなのれふよ)
えっと、精霊魔術の行使だからイレギュラーにならないんじゃないかと思うのですが。
(ブレイブシューターには精霊魔術と言うのは搭載されていないのれふよ。ブレイブシュータモードの場合は、ブレイブシューターとしての精霊魔術しか通常使えないのれふ)
いやいや、強制コネクトモードなんだから本体はぼくでしょ?
それにぐらぼむって使ってませんでしたっけ?
(理奈としてはまだこの世界では使えないのれふが……グラビティーボムは、ブレイブシューターとしての兵装の一種なのれふよ?いわゆるびーぼたん攻撃になるのれふ)
あー、そういうことですか。うん、夢に見ちゃってたもんで。てへ……
(そういうのは間に合ってるのれふ。それに、似たようなやり取りをずっと前……じゃなくてルミフェナを救出する前にやったばかりなのれふよ?ない物ねだりは駄目なのれふ。掴み獲れ、なのれふ!)
れふに!って、しまらないなあ。しまらないことばっかりだよ。
それに、この作者ってそのやり取りすら記憶の彼方じゃないかよぅ。
……
そ、それでもですね、高速移動、そしてサーチアンドレスキューしないと話にならないんですよね。
えっと、詳細マップから検索できるかな……『セシル=シュバルツヘルツ』っと……
<検索しました:該当する事項はヒットしませんでした>
うそでしょ……、も、もしかして、いない?
じゃあ、『セシル=シュバルツヘルツの遺体』……これでヒットしたらミッション失敗なんだけど、どうなんですかね?
<検索しました:該当する物は詳細マップ内には存在しませんでした>
うん、なかったんですね?
じゃあ、どうやったら検索できるというのか?
だ、ダメ元ですけど、……『息を潜めているせしるきゅん』……
<…………>
や、やけに時間が掛かってますが?
<……検索しました:詳細マップ内で1件ヒットしました。詮索結果を表示します>
すとーーーん
あ、ピン刺さった。
なんだよ、最初の検索条件と何が違うんだよ?
なんでネタにしないと検索に引っかからないんだよッ!
<仕様です>
その言葉でごまかすのはよくないと思います。
<仕様ですが何か?>
お、押さなくてもいいんじゃないでしょーか?
……って、もしかしてそういうことナンデスカ?
でも、それじゃあミッション失敗もしくはすでにクリア済みになってそうなんですけど、
確か、第一条件って、『セシル=シュバルツヘルツ』の救出じゃなかったっけ?
再度確認しておきましょー。
☆☆☆お勧めミッション☆☆☆
【選択実行中】※シュバルツヘルツの危機を乗り越えろ※
・推奨レベル:5
・報酬ポイント:Sランククリアで250
・特記事項:広域殲滅手段が必要
・大規模なモンスタースタンピードがシュバルツヘルツの王都バル
トゥリスに迫っている。
・さらには、せしるきゅんの身にもモンスターの脅威が迫っている。
・コボルト、ゴブリン、オーク、フォレストライオット、ホブゴブ
リンと言った森の比較的低ランクの魔物だらけなので、数を捌け
ないと討ち漏らしが大変なことになるぞ!
逆に、単騎で強いモンスターはほとんどいないので、プレイヤー
そのものはそんなに強くなくてもどうにかなるかも……
・Sランク条件:
【未了】1.せしるきゅんの救出
【判定進行中】2.クリスタパラスト及びバルトゥリスへの被害ゼロ
【完了】3.ルミフェナ=ワースソードの救出
『お勧めミッション:シュバルツヘルツの危機を乗り越えろ をキャンセルしますか? (なお、キャンセルした場合は、ポイントの獲得はできません!!)Y/N』
とりあえず、出てきた選択肢は『いいえ』で返しておくとしてですね……
……えっと、書き換わっている気がするのは気のせいでしょーか。
<仕様です>
常に確認してない方が悪い、と、そう言いたい訳なんですね?
<状況は刻一刻と変化しています>
「えっと、ぶ、ぶれいぶしゅーたー、あんりきゅん?よ、何そこでほけっとつっ立ってるにゃ?」
「はいぃーー?」
「行っちゃっていいとそるはいったにゃね?もしかして、ふのうなのかにゃ?」
「……じとーーー……
……ご、ごめんなさいですぅーー」
し、しまらないなあ。
******
紅い粒子をきらきらと噴出させて、もう一度飛び上がる。
ピン止めされた場所はまだもう少し奥の方。
幸いなことに、今回のモンスタースタンピードに飛行系のモンスターはいなかったようで、上空でぼくの邪魔をする者はいない。
でも、どうしたものか。
その集団に対して、ぼくたちの手数が少なすぎる。
……後詰はお姉ちゃんなので、そっちは全く気にしてないんですけど。
むしろ、過剰戦力じゃなかろうかとは思うんだけど。
ぼくと理奈が問題。
ブレイブシューターモードだと、どうしてもレベルが足りてない。
ちまちまと画面上の敵は落とせても、画面いっぱいに広がる弾幕をすり抜けることはできても、こちとら無限マップなんですよ?
桁の暴力がいかんともしがたいのです。
は、範囲攻撃が欲しひ……
(繰り返しになるれふが、ユニットレベル未達のため、範囲攻撃は解放されていないのれふよ)
や、やっぱり駄目ですか?
<検索しました:使用可能な魔法として、真言魔術の雲系、精霊魔術の球系の魔法がヒットしました>
ぐぬぬ。
ブレイブシューターモードぢゃ使えないぢゃないかよぉ。
正確に言うと、つかえるけどいろいろもったいないぢゃないかよぉ。となるんですけどね。
でも、このモードじゃないと高速移動ができないで、せしるきゅんの下に辿り着く前にタイムアップになってしまいそう。
ど、どうすれば……
(ふみふみ。ここで理奈がヒント出すのは反則なのれふが、初回特典でサービスしてもいいのれふよ?)
そ、そんなことしちゃ報酬が減ってしまうんじゃ?
(でも、みっしょん失敗したら何もかもぱーになるのれふ。それに、まだライン上には乗ってるのれふよ?)
えっと、つまりまだ成功への道筋があるってことなんですよね。
うーん、
(考えれば考えるほど、すとっくえむぴーも成功可能性もどんどん減るのれふよ?)
デスヨネー。最近の話じゃよくある思考加速とかそういうスキルは取ってないからなー。
『ボーナスポイントを10000ポイント消費して、思考加速スキルを取得しますか?なお、このスキルを有効化する場合は、本世界の各種ルールが大幅に書き変わります。 Y/N』
いえいえ、無理ですから。
たしかに、ラウンド当たりの行動に対して、いつ思いついたんだよって様な感じになってることも多いですけど、そもそもぼくの持っているボーナスポイントってそんなにないじゃないかぁ。
それに、そういう世界軸にする場合って、ほんとーにいろいろ変えなくちゃいけないから、絶対にこの作者完遂できないって。
(ホバリングモード等々で残りストックMPは80ポイントです)
ぐぬぬ。
待ってくれないのか?
『ボーナスポイントを10000ポイント消費して、思考加速スキルを取得しますか?なお、このスキルを有効化する場合は、本世界の各種ルールが大幅に書き変わります。 Y/N』
だから、『いいえ』ですって。
もう知らないんだからねっ!
とりあえず行っちゃうんだからねっ!
(作者が見切り発車したのれふよ)
******
紅い粒子を置き去りにして、再び空を駆けてゆく。
空には邪魔ものはいない。
蠢く者どもは空を見上げることすらしない。
ただ、何かに押し出されるようにして南へと向かっていくだけ。
うん、お姉ちゃんがいるから全く気にしない。
<検索しています……検索しました。先程の表現についての矛盾は認められませんでした>
うそでしょ?
こ、言葉の綾だけだったんだけどなあ、ま、いっか。
じゃあ、この先どうにかしなければならないのって、せしるきゅんを救出すればいいってことだけナンデスネ?
<確認しています…………確認要請事項に対して、問題ないことが認められました。従って、ミッション項目2のステータスを【判定進行中】から【暫定完了】に変更します>
そ、そうですか。
ざ、暫定完了って、若干微妙な感があるんですけど。
……そっか、せしるきゅん救出に伴って生じる敵軍被害で最終的に完了するってこと……じゃあ、それだけの被害を出さないといけないってことで。
うーん……
ぎゃわわわ
かたかた
ぎゃわわわ
わおーん、わふわふ
おおっと、もうこんなところまで来ちゃったよ。
えっと、省略していいデスカ?
(しかたがないれふね。一度はきっちりやったのれふから、二度目は許してあげるのれふ)
おおう。これはありがたいですよ。
じゃあ、さっさと撃ちますか。
「サウザンドアロー!!!」
ぼくのまわりから、無数の光線がガ○フォースばりに射出されていく。
全方向に打ち出されたはずの光線が、屈曲して前方のモンスター集団に一斉に飛び掛かってゆく。
宇宙空間であったなら見事であったであろうその光景も、昼間の太陽の陽の下では、どうにも全く目立たない。
ん?光線?
なんで?
没にしたんじゃなかったの?
えーと…………
あ、技の名前間違えてた。
もしかして、やらかしちゃった?
くきゃ?
わふーん
ごろにゃー
がくがくがくぅぅ
あぁ……ぺちぺちしてる。
ぺちぺちしちゃってるぅぅぅぅ(泣)
だ、だめーじがほとんどないぃぃぃぃ!
た、単なる光だだったりしないの?これ!!
うーん、一部、ものすごく効いてるような感じもするけど、これだめなやつや。
やっちゃったわ。orz
うん、空中なのにorzポーズできちゃうんデスね。
(ざまあ、なのれふよ)
えっと、アクションを取らなかったことにそんなにご立腹なのでしょーか?
(信じていたのれふよ?そうは言っても主人公なのれふから、そういったしきたりは省略しないはずなのらって。なのに、なのにれふ!お約束を省略した挙句、その上で、技の名前まで間違えるなんて!!そんなの兵器として落第以下なのれふよ。それに、正規の手順に従っていれば、オートアシスト機能によって何の問題も生じていなかったのれ!)
理奈さんや、ふがないです。そ、そんなにご立腹ですか?
それに、ぼく、へいきぢゃないです……。
(当たり前なのれふ!!)
と言いますかですね、こういうのも含めてお約束だっている気もするんですが。
(こういう場面でそういうお約束はいらないのれふよ!!……ストックMPは残り20となりました)
うそん。
や、やばいですよ。
さっきの攻撃で沈んだのは、光特攻となったスケルトンぐらいで、そのほかの生物はほとんど被害のひの字もないっていうね。
短期決戦でどうにかしたいところなんだけど、その手段がこのままではないという、このままじゃミッション失敗になってしまいそうな場面なのです。
……うーん、このミッション、お勧めマークのあったファーストミッションだというのに、こうも簡単に失敗しちゃうってどうなんですかね。
<本ミッションは、初回として十分に難易度調製されたものとなっております>
って、こんな回答しか来ないってことはやっぱりそれなりに簡単だっていうこと、なんですよね?
<もちろんです。やることをなされば、本ミッションは間もなく完遂となります>
うーん、でも考えてたら、時間だけが過ぎちゃうんだよなぁ。
このモ-ドも、あとわずかで強制終了しちゃうし。
『ボーナスポイントを10000ポイント消費して、思考加速スキルを取得しますか?なお、このスキルを有効化する場合は、本世界の各種ルールが大幅に書き変わります。 Y/N』
ま、またデスカ。
そんなポイントないし、そんなことに対応できる作者じゃないから。
だって、思考加速を仮にしたところで、作者がそれに似合うような解決策を持ってなかったら意味ないでしょ。
思考加速を必要とするような濃密な論理展開なんて、この話にはなかったよね?
<マスターの元の世界での最終年齢は22歳ではありませんでしたか?それに、某理系大学在学中と言う設定でしたから、それなりに論理的な発想ができなければそもそも設定に齟齬が出るかと考えます>
そう言ったところで、この作者ですよ?
<腐っても、この作者の最終学歴はぴーぴーぴーですが?>
大学なんて少子化のあおりで積むものさえあれば誰だって行ける世の中なんだから、作者の最終学歴がぴーぴーぴーだからと言って、それがすなわち思考加速を必要とするだけの理論的思考ができるとイコールでむすんじゃいけないと思うのですが?
……じゃないよ!ウィンドウ出っ放しだよ!誤操作反対!
と言うことで、『いいえ』ですっ!
<根性がありませんね>
ほっとけ!
『オンラインヘルプ機能をOFFにしますか? Y/N』
は……じゃないよ。いいえだよ!
<ちっ>
あぁっ!このヒト舌打ちしたよ!
(ふみ、そんなことしてるとストックえむぴーの浪費になるのれふが、いいのれふか?それに、このままじゃ理奈の出番が回ってこないのれふ)
おうふ。
じ、じゃあ、まだ本体のMPには食い込んでないわけだし、せしるきゅんの近くまで無事来れたわけだし、
……ぶ、武装解除、しちゃう?
(理奈の、出番が、ないと、言うのかッ!)
だって、このままじゃ殲滅できな……
(理奈のユニットレベルを上げるのれふ!そして、びーぼたん攻撃を取得するのれふ!さあ、さあ!)
ぐっ、こ、これに抗わないと……
ど、どうすれば……
<…………>
か、回答なしですか。
な、何か強制的にできる方法は……
こんな時こそ、基本に戻る!
ステータスウィンドウオープン!
目の前に、半透明のステータスウィンドウが展開された。
そっか、このモードでもステータスは見れると。
で、若干近未来的な感じにアレンジされてるけど、そんなのは問題ない。
うん、装備欄もある。
全身がブレイブシューター=クロスティカセットになってるね。
(や、やめるのれふ)
あ、げろった気がする。
そういえば、あの時、冗談衣装祭りになった時にステータスウィンドウで装備を変更すればすぐに換装完了となるって言ってたような……。
でも、ここって地上じゃない。
さっき、打ち出す技を間違えてしまったせいで降りることはまだできない。
……間違ってなくても降りられない状況だったかもしれないけど。
なので、この状況でたとえば初期装備に変更するのは愚の骨頂。
そのまま墜落して落下ダメージ受けちゃう。
それに、ある程度防御力がないとぼく自身の命が危ない。
うん、選択肢って、あれしかないよね。
ここまで読んでくれて、みんな!ありがとー!
どうにか次話でシュバルツヘルツ編、おしまいだよっ!
とてもお待たせしてしている中でこのような口調になってしまいましたが、ちょっとこの人以外ネタ出尽くし感がありまして。
ちなみに、まともな感じのエクセリナではありません。
じゃあ、こんなこと言うのはどのキャラクターなんでしょうかね?(棒読み)
思考加速のスキル?そもそも才能がなきゃ意味がないわけでして。
この連休中、このようなご時世でして帰省することも無く、在宅勤務になった時のことを考えて部屋の一角を片付け、執筆環境を少し整えまして、どうにか進めることはできました。次話も全く手つかずと言うわけではありませんので、どうにかお届けできればと思います。
書ければと言うことで、次話投稿の予定は未定と言うことでお願いします。
※もう一つの方も思考錯誤はしていますが、なかなか筆が進んでおりません。




