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第8話 真価




日本も旧式となったF-15Jで対抗するがいかんせん分が悪すぎる。世代が1つ違うとその性能差は恐ろしいものとなる。

攻撃機の護衛が最新鋭機では全く歯が立たない。

「くそ!また一機落とされた!」

「35は見慣れてるからともかくスホーイの50がバケモンだ!」

散り散りになりながら奮闘するがステルスに加えお家芸ともいえるスホーイの高機動にイーグルでは全く付いていけない。

その時、追いかけていたスホーイが突然変な機動に入った。

直後、目の前十数メートルを何かが高速で横切った瞬間、右手下方、スホーイの逃げた方向で爆発する。あっけに取られているとレーダーディスプレイに新たに反応が2つ現れる。そしてパイロットの意思とは無関係にF-15のIFFが作動し相手を確認する。

そしてパッとアンノンから味方を表す表示に変わる。


303SQ"REY"


恐ろしく速い。速度はM2ほど出ている。


「来た!小松の零か!」

すると増援機から通信が入る。

『こちら小松のランサー1。遅くなってすまない。エンゲージ』

『ツー』

2番機も1番機に従い戦闘を開始する。敵編隊近くを超音速のまま飛び越した零は高度を上げ急速に減速。そして独特の3枚パドルを駆使しカクン、と機首を編隊に向けたかと思うと機体側面の爆弾倉が開きAAM-5が顔を出す。そしてロケットモーターに点火。レールに沿って発射されたミサイルはフレアを撒き散らし散開する攻撃機編隊に直撃し近接信管により爆発。金属片を撒き散らし一網打尽にした。これを2機同時にシンクロナイズドスイミングでもしているかのようにやってのけたのだ。


零のあまりの戦闘力のせいか、対地攻撃戦力の半数を失った敵編隊は転進し南下を始めた。

そして百里のイーグルには帰投命令が。小松の零には編隊の追跡が指示された。


安全な距離を保ったまま追跡を開始する。零に搭載されているJ/APG4は零に合わせ新規開発されたレーダーで、F-2のレーダーの純粋な上位互換である。零の要求に制空戦に加え対艦性能も挙がっていた。そこで従来の物より高出力の物が必要となり開発されたのがJ/APG4である。そして副産物として対ステルス性能も高出力化に伴い大幅に向上した。


高度13000を飛行しルックダウンを使い追跡する。

すると編隊が高度を落とし始め旋回を始めた。より詳細な情報を得るため高度を9000まで下げる。するとレーダーディスプレイの海面からの反射クラッタの中になにかがいた。

一際大きな反応が2つ。その他大小の反応が多数。










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