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第4話 不穏

遅くなりました。

パソコンないと書くの厳しい。早く買いたいぜ…

日本海上空で警告無しに行われた戦闘から2ヶ月がたった。戦闘はニュースになる事はなく闇に放り込まれていた。だがその闇の中で蠢くなにかがある事は誰も知る由もない。



7月、梅雨が終わりジメジメした夏の暑さが近付いてきた。

5月半ばに就役した空母2隻には艦載機が積まれ任務に就こうとしていた。

この赤城型の2隻は艦載戦闘機70機、艦載ヘリ8機、艦載早期警戒機4機、計82機を運用出来るアメリカに次ぐ大型の空母だ。

諸元は以下の通りである。


日本国防海軍

赤城型航空母艦 性能諸元


基準排水量 80,800トン

全長 349.54m

全幅 66m

機関 原子炉2機、蒸気タービン4機4軸推進

最大速度 30ノット

乗員 2,800名

兵装 CIWS 6機、SeaRAM 4機

搭載機 計80~90機


徹底的な個艦防衛能力の付随に加え、乗員の削減を念頭にほぼ国産で建造され、レーダー、ソナー共に最高性能を誇る。艦載機もF-35Cに加え新鋭機であるF-3零の艦載機型を搭載、早期警戒機として米国のE-2Dを改造したE-2Jを搭載した堂々たる空母である。発着艦訓練はシュミレーターと国防空軍基地に新設された空母のアングルドデッキを模した滑走路で行われ、運用法は旧海軍並びに米国からのノウハウがある。

防衛兵装の強化の背景にはロシア、中国の新空母配備が隠れている。



コンクリートに熱が溜まり焦がすように暑くなった東京。その官邸の地下では張り詰めた雰囲気が空間を占めていた。


「スレンコフの行方は」

「それが、千島列島を抜け外洋に入ったところで見失いました」


ヴィアチェスラフ = スレンコフ

ロシアが新たに配備した空母三隻のうちの一隻である。太平洋艦隊に編入され、以降日本が特に監視対象としていた艦艇である。


「潜水艦は、追跡はしていないのか」

「丁度交代時期とかぶりました。その隙を見破られたかは定かではありませんが…」


危機管理センターに召集された面々は思わずため息を漏らす。




その頃、浜松を発った第602飛行隊のEP1 AWACSは不審な反応を太平洋海面に捉えていた。


「大きい反応が2つ。その他反応が数十、あれが船だとすれば大艦隊です」


レーダー卓に座るオペレーターが告げる。

直後その艦隊の方向から高速飛翔体が向かってきた。


「高速飛翔体探知!火器管制レーダー波ありません!対レーダーミサイルです!」


機長から指示が出る。


「レーダーカット急げ、回避機動に入る、総員何かに捕まれ!」


直後機体が唸りを上げバンクをとる。

EP1は哨戒機として開発されたP1を元に作られており機動性は哨戒機のそれを超えていた。

回避機動をとると同時に曳こう式のデコイを射出する。

5キロまでミサイルが迫る。


「ミサイル接近!総員対ショック!」


機体を大きな衝撃が貫く。

ミサイルはデコイに吸い込まれたが破片が機体のいたるところに当たっていた。


「国防空軍ホークアイより東京コントロール。緊急着陸を要請します。アンノウンからの攻撃を受け一部操縦系統に異常、隔壁も損傷を受け気圧を保てません。」


『ホークアイ了解。滑走路に緊急車両を待機させておく。幸運を祈る』


EP1は破片で水平尾翼、主翼に軽微ではあるが損傷を受けていた。そのため下手に高度を下げる事が出来ず気圧の低下を防ぐ為の高度を落とせずにいた。だがこの機は軍用機だ、乗ってる人間は民間人ではなく訓練された軍人である。即座に対応し酸素マスクを着ける。



羽田に着陸するまでにレーダーで捉えた情報を各所に報告した。












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