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第10話 黒い猛禽

お待たせしました!







先の敵最新鋭機編隊による奇襲から1日と経たないうちに、日本政府は編隊の機種からアメリカ、ロシアに因果関係について抗議したが反応はなく、濁されて終わった。




南東へ消息を絶った大艦隊。

だが間髪入れずに危機は這いよっていた。


輪島分屯基地に近年配備された新型レーダーJ/FPS-5Dは不審な影を捉えていた。

このJ/FPS5Dはガメラレーダーの愛称で知られているレーダーの能力向上型である。探知距離は1500kmにも及ぶとされているが実際のところ定かではない。


その旨を、報告しSOCからの判断で小松基地から2機のF-15が飛び立った。


『スピア1・2離陸確認。方位028。高度15000まで上昇』

「スピア1了解。方位028。高度15000」

『ツー』

離陸後、操縦桿を手前に引きピッチアップ75°。左手の左右2つに分かれたスロットルレバーを前方へ限界まで押し、さらに指先にあるレバーを引き、アフターバーナーを焚く。


その後DCの指示を受けアンノンが捕捉された海域からの予想到達点上空へエスコートされる。

『DCより、目視にて何か確認できるか。貴機から094、高度2000』

「だめだ何も見えない。月が明るい、視界は良好」

『了解。・・・やむ負えないレーダーを起動。捜索しろ」

「了解」

コンソールを操作しF-15に搭載されているレーダーに息を吹き込む。

起動したレーダーをルックダウンさせ、上空から海面をスイープする。しかし

「何も映らない。そちらでは何か捉えているか」

『SSでは時折映るがここ10分は反応を捉えられていない』


少ししてDCより通信が入る。


『DCより、帰投命令が出た。あとはE2Dが引き継ぐ』

「了解、スピア1・2、RTB」


DCのオペレータは通信を終え、一息つく。とそこへ

「スピア1・2の反応消失!!レーダーから消えました!」

室内が騒然とする。いくつかのチャンネルを切り替えて呼び続けるが反応は返ってこない。

直ちに小松へスクランブルをかけ、最新鋭機の零を出させる。


『ランサー1離陸』

「ツー」


つい数か月前機種転換訓練を終えたばかり。愛機となったF-3零、ランサー2のコックピットに乗った山下はイーグルとは違う、桁違いの加速力に抗いながら管制塔と交信する。



『方位030。高度25000』

「ツー」


左コンソールのスロットルレバーをリミットを越えABを焚く。後方にあるF9-IHI-20ターボファンエンジン2基が唸りを上げ、ドンッ、という衝撃に続き強力なGがかかる。

圧倒的な大推力に押し上げられた機体はあっという間に25000ftの夜明け間近の高空まで達し横方向へ加速を始める。


「風間さん。このところ何か変じゃないですか?」

音速の2倍強で飛行しながら山下は一番機である風間(かざま) (あきら)一等空尉に問いかける。

『はは、何を今更。日本人なら誰でも思ってることさ』

「でもあの大編隊は異常ですよ!自分たちが行かなければ15は完全にやられてた。あの戦力は・・・」

『駄々こねたって敵さんは攻めて来るぞ』

後輩である山下を軽くあしらった風間は言い終わると同時に目つきを変える。

『(いよいよ・・・危ないな。今の日本に覚悟があるやつがどれだけいるか・・・)ランサー1よりDC。反応は』

『正確には掴めてません。ですが、先ほどより反応が明確になっています。小さな、ほんとに小さな反応を時折捉えています。場所は・・・そちらの位置より10時方向、現高度より-10500ft!』

『了解、こちらのレーダーを使うか?』

少し待って返事が来る。

『敵・・・と確認して訳では有りませんが、見つけられなければこちらがやられます。使用を許可。正し、照射時間はなるべく短くお願いします』

『了解ランサー1。2へ、レーダー起こせ』

「ツー了解」

右コンソールの数少ないアナログのスイッチを操作しレーダーシステムを立ち上げる。

J/APG-4から発せられた強力なレーダー波が指定された空間を走査する。

「・・・!。反応捉えました。数は1つ。マッハ0.95でこちらの前を横切るコース・・・いえ!転進!こちらとの会合コースで飛行中!」

『チッ!くそ、見つかったか。だが向こうは1機だ。迎撃コースに乗る』

風間はそう言うとスティックを素早く左へ倒しバンクを取りつつ緩降下に入る。山下も500ft後方で続く。


『会合まで30秒!』


DCからの通信が入る。


「(相手もこちらを認識しているはず。いつ撃たれてもおかしくないぞ!だがこちらは高度、速度で勝ってる。こいつ、零なら相手が何であろうと・・・・)」

『すれ違います!!目視圏内、相対速度マッハ3.5!!」

『一瞬だ!!良く見てろ!!』

風間が咆える。

直後、左真横、100ftにも満たない場所を物凄い速度で何かが通り過ぎる。

衝撃波で揺れるコックピットでHMDごしの山下の目はにわかには信じられないものを見た。




「黒い・・・・・ラプター・・・?」

















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