ムテキングカツオ。レスバしようぜ
「ムテキング〜レスバしようぜ!」
ムテキングカツオの家に同級生の中島がやってきた。
令和なのにピンポンすら押さない、昔気質の男である。
因みに誘っているのは野球ではなくレスバ。誤植ではない。
近所の公園は全てボール遊びも鬼ごっこも禁止になり、子どもたちの遊びは自然とSNSでのレスバトルに進化した。
いとおかし。
「レスバは姉さんがやめろって言うんだごめんよ」
ムテキングカツオは玄関をあけバツの悪そうな顔をする
カツオはこの間Xで不適切な投稿で炎上した。
そのため、ムテキングカツオのアカウントはムテキングサザエの監視下にある。
「炎上なんて気にすんなよ!私可哀想ムーブするマウント女にそれって貴女の感想ですよねっていっただけだろ」
フォローする中島。
因みに中島はムテキング家全員のアカウントもフォローしている。
「姉さんが、女子アカウントにはただ『貴女は魅力的でみんなに好かれているんだよ。頑張ってて偉いね』だけ言えっていうんだ。マウントにいちいち乗ってられないよ!ストレスたまる」
「それな〜」
同調する中島。リアルだと意外といいやつ。
「そういうこというとみんなに嫌われる、っていうんだ」
「みんなじゃない、貴女が、だろ」
「それな〜」
同調する中島。番組が違ったらもはやカイジ。
「とりあえず今日はスマブラしようぜ」
「それな〜」
かくしてムテキング家では、今日も平和にスマブラ大会が行われたのである
—了—




